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銀のやつ偽善者め。孤独寂寞の道/龍明小説2-17


『龍明小説2-16』からの続き


   龍明小説2-17




 龍明は憤然と院長室を出て来た。

(チェッ 偉そうに調子いいことこきやがって 銀のやつ 偽善者め 
 こちとら既成教会がよけりゃ とっくにそっちに行っとるわ

 なんだと? 改革が必要なのは既成教会の方じゃないか
 むしろお前が行け ヨッ ぺっぺ

 なにが原理だ 原則だ あー ブルっときた 気色わるッ
 コンチクショ〜〜〜ッ)
 心の中で声が裏返った。

 その夜は何度もトイレに駆け込んだ。

 人に上に立たれ指図されるのが大っ嫌いな性分で、なにか偉そうなことなど言われた日には体がそれを受け付けず、消化不良を起こして腹が下ってしまう体質だ。

 銀白文グループと一緒にやっていけそうにないことは以前から薄々感じてはいたが、それが固い実感を伴う現実となった。

 ブルータスおまえもかではないが、銀白文おまえもか、という心境だった。
 修道院のやつら、おまえもか。
 崔家、おまえもか。
 サンキル、朴ウリョン、おまえも、おまえも、おまえもか。
 

 ギシギシと音を立てて運命の大きな歯車がゆっくりと回り、居場所のない暗闇にジリジリと追い込まれていくようだ。


 だが彼はむしろ爽快さすら感じていた。

 おれは1人でもやっていく。
 あの歯車と歯車がちょうど噛み合う漆黒の真空地帯を越えたら、新しい展開が待っているかもしれないじゃないか。

 おれは行くと言ったら行く。
 行ったら早速エホバの妻・神の夫人を探して会いに行こう、龍明は眠れぬままに考えた。

 ーー男弟子募集中のうわさを鵜呑みにして、会っていきなり肝心な事をズバリ頼んでもうまく行くまい。

 イスラエル修道院の廊下の隅で、朴ウリョンに体礼(血分け)をズバリ頼んであっけなく撃沈したのは苦い思い出だ。

 ーーしかしあまりに曖昧にするのもだめだ。

 ソウルの学生時代、家主のリー夫人にはっきり言えず意を遂げられなかった悔しい思いは、まだ心の内に恨となって残っている。

 体験から学んで、龍明は計画を練った。


(つづく)



参考資料/サイト
前記事(龍明小説2-16)の参考サイトに準ずる

「ちゃぬの裏韓国日記」 
人に指図されると消化不良を起こす、御言葉行方不明
思い通りにならない状況が重なり行くしかなくなって北に行った(=啓示によってではなく)、御言葉行方不明
など



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