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銀よ、俺を嫌うな。平壌への道/龍明小説2-15

『龍明小説2-14』からの続き




  龍明小説2-15




 それからしばらく経った頃、やはり女修道者たちの井戸端会議で、銀牧師が一緒に平壌へ行く人を選抜しているとかいう話が出た。

(ナニ平壌だと?)

 龍明はもっと詳しく知りたかったが、いつものように木蔭で盗み聞きしている身。ノコノコ出て行って質問でもした日にはどんな目に合うか分かったものではない。


 ほどなく集会時の連絡事項で詳細が分かった。

 銀牧師は来月平壌で系列グループの会合と伝道集会を開く予定とのこと。
 以南からの参加者候補としてめぼしい信者に声掛けして調整中だが、それ以外でも参加を希望する者がいれば、後で個人的に申し出てほしい、ということだった。


 その節、平壌へ行くには、北緯38度の境界線を北へ超えていかなくてはならない。

 日本の総督府が撤退してからの朝鮮半島は、戦勝国の連合軍が入り、南半分がアメリカ軍、北半分がソビエト連邦軍による分割占領統治が行われていた。

 境界線付近の政情は不安定で、日に日に行き来が難しくなっていて、事実上閉鎖されたとも伝え聞く。真偽こもごもの噂が飛び交っていた。

 それでも龍明はぜひ参加したいと思い、早速その旨を願い出て、院長の前で一発演説をぶってみせた。

 「先生、日本の総督府が敗走し、圧政から解放された今という時は、我が国の真の独立と統一を目指して、神を信じる者たちが、大同団結しなければなりまっせん。
 共産党が北部の宗教活動を厳しく取り締まり始めていると聞きます。自分は迫害が本格化するその前に、彼ら神を信じる者たちと出会って親交を深めたいのです!」

 心の中では、平壌に出現したというエホバの妻・神の夫人とのめくるめく親交のことを考えていた。


 本棚とテーブルしかない簡素な院長室で、銀白文は、
(この男、なぜ昼間からここにいるのだ。仕事はどうした、ちゃんと行っているのか、最近よく見かけるようだが‥‥)
などと思いながら座っていた。


 龍明の演説が終わると、銀は「うむ、」と一呼吸置いてからこう言った。

「きみも言うように、北へ行くのはますます困難になっている。
 そこでだ。きみの熱意はわかるが、万が一きみが無事帰って来られなかったら、奥さんと子供はどうするのだ? 
 きみはここにとどまった方がいい。危険ですから」

 明かに龍明が同行するのを望んでいない風だった。

「それに、」
 銀は言いかけて口よどんだ。


(つづく)



参考資料/サイト
https://www.tparents.org/Library/Unification/Books/Sm-Early/Chap05.htm など
おなじみですが。




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コメント

金百文は
文鮮明キリストを再臨のキリストとあかすことができなかったんだよね
人格崩壊しないでくれ。
>金百文は文鮮明キリストを再臨のキリストとあかすことができなかったんだよね

あいまいな表現です。
(1)金百文の目が曇っていたから
(2)金百文の目が澄んでいたから

どちらかはわかりません。もう少し論理的にまた事実に言及されながら、投稿されたらどうでしょうか。

でないと、荒らしと見なされますよ。

結果、文鮮明さんを傷つけている-ことに気がつかれないでしょうか。
金百文は
神の啓示にさからった

  つまり文鮮明キリストの弟子にならなかった

  目が曇ってたが正解かな
白だるまよ
>文鮮明キリストを再臨のキリストとあかすことができなかったんだよね

こういうふうに、‥‥だよね、‥‥だよね、と曖昧な柔らかい語尾で、自分の主張、思い込みの強い曖昧なしかし一方的な主張を、繰り返し繰り返し押し付けて来るのは、無限小の力の暴力と言いましょうか。

無限小の力とは、雑草の柔らかい芽がアスファルトを突き破って出てくるあの力です。

あるかないかの極小の力でも何度も何度も何度も突かれていると、頑丈なアスファルトでもだんだんやられてくるのです。

一つ前の記事で、白装束さんのコメントも引用して、私の見方、立ち位置をちゃんと説明しました。その内容も全く無視して、また以前と同じように自分の主張のみの同じようなコメントをして来ました。
念の攻撃、エネルギーバンパイヤ、極小の暴力です。加害です。暴力を受けました。

ギ〜ヤ〜〜ッ たすけて〜〜ッ(澤田姉風

あらし認定、オレンジカードです、ほぼレッドカード


それは都合のいい妄想でしょう。
>金百文は神の啓示にさからった
>つまり文鮮明キリストの弟子にならなかった

金百文は啓示に従いました。イエスの前で、成約の道を本にする約束をし、何年か後の啓示を受けた記念日3月2日にそれを出版しました。

金百文が受けた啓示の内容は、韓国は新しいイスラエルである、成約の新しい御言葉を人々に伝えよ、であって、文鮮明キリストの弟子になれなどという啓示は受けていません。以上はこれまでの小説にある内容です。(出版日の件は書いてはいない)

金百文の弟子が文鮮明の弟子になり、その後金百文のもとに戻った人が、文鮮明は金先生が文鮮明に従うべきだったと言っています、と金百文に伝えたところ、「なぜ私が文鮮明に従わなければいけないのか」と呆れ気分を害していたという証言があります。
そのうち小説に使うでしょう。
Re:人格崩壊しないでくれ。
米本さん、コメントありがとうございます。

おかげで、はっきりできました。


関係ない話ですが、自分は近頃白内障の手術をしたので、(1)から(2)に変わったところです。
(1)目が曇っていた
(2)目が澄んでいた
目の水晶体の話ですが。



暗在さんへ
手術成功おめでとうございます!

 金百文は文鮮明に世界に対してソロモン王の使命があると祝福した 周りの信徒に金百文より文鮮明に従えと啓示がきた 金百文は直接文鮮明に聞かなかったし 神に祈らなかった 

    大変 嫉妬したんだよね

    悔しかったんだよね
白装束さんへ
レッドカードです。
これ以以降は投稿禁止措置です。
以上。

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