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お笑い修道女軍団 神の妻を語る/龍明小説2-14

『龍明小説2-13』からの続き



龍明小説2-14





 きょうも修道院の渡り廊下の隅っこで、女たちが数人、井戸端会議をしている。誰か訪ねてきた者でもいるのか、うわさ話に花を咲かせているようだ。

 庭を掃いていた龍明は、
(まさかサンキルが来ているのではあるまいな?)
 木の陰に隠れ、チラ見しながら聞き耳を立てた。

 妻の姿はなく、一安心した時、不思議な言葉が耳に飛び込んできた。

 
「え、神の夫人?」
「そ、またの名をエホバの妻」
「からの大聖母?私も聞いたことあるわ」
「ヘェ〜 平壌にはそんな人がいるの」
「さすが東洋のエルサレムだねえ」
「平壌じゃそこらじゅうに教会ができてるらしいわね」
「なんでもその女、夢で神さまとセックスしてるって言ってえ」
「うわー」
「それで、あたしはエホバ神の妻でございってわけなのよ」
「キャー」
「自分ではっきりそう言ってるらしいわよ」
「それって、言ったもん勝ちの大聖母?」
「うわー」
「そんなこんなで、神の清い血統を分けてあげる若い男弟子を絶賛募集中!なんだって」
「ヤだあ、そのエホバの妻って何歳くらいの人?」
「さあ、40、50か、60か、7」

「うわわわ」
「ムリじゃね?」
何人かのけたたましい笑い声が起こった。


 盗み聞きしていた龍明は、こいつらほんとに修道女か? おかしいだろ おいヘナチョコ銀のやつ なんとかしろよ、などと生真面目A型みたいなことは思わなかった。

 (おお、ついに現れたか。我こそはエホバの妻、神の夫人なり!と堂々と宣言する女が。まさしく今の俺に必要な女だ。理想相対つうのかな。うん、そういう女が現れなければいけない。原理はそうなっておる。神の摂理はそうなっておるのだ!)
 衝撃と感激で涙があふれてきた。

(なあに、歳なんか50でも60でも構やしない。女であれば乞食でも、電信柱でも枯木でも、じぇんじぇん問題ありまっしぇん! おお、神は我を見捨てなかった……)
 最近の真っ暗な環境に一条の希望の光が差したような気がして、楡の木陰のむせび泣きは続いた。



参考サイト
「ちゃぬの裏韓国」関連する御言葉がまとまっていると思います。
https://ameblo.jp/chanu1/entry-11876172731.html
https://ameblo.jp/chanu1/entry-10899516704.html




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コメント

金百文の失敗により
男の洗礼者ヨハネから女の洗礼ヨハネに代わるよね
のりつっこみ
そうそう、それで結局、女洗礼ヨハネも失敗しちゃって、神の審判が下ってそのおばあさん基地外になっちゃうんだよね〜

、、、なんて、そんなこと書くかー!!!

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