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妻サンキルがアカン化した。トホホby龍明/小説2-7

『龍明小説2-6』からの続き



   龍明小説2-7



 銀白文師の教会の信者の中には、新聞社「朝鮮日報」の社主の奥方や、後に首相になる有力な政治家の夫人や娘などもいた。


 師はソウル都市部にあるイスラエル・イエス教会で週1回説教をし、50〜60人程が集まっていたが、イスラエル修道院の方は郊外の片田舎、屋根に十字架をちょこんとつけた古い質素な家屋で、十数人が信仰生活をしていた。


 住み込みの献身修道者がほとんどだったが、妻帯者の龍明はウリョンの口利きもあって、仕事の合間に通う聴講生として受け入れてもらった。


 最初のうちはパートの新入りのような身分をわきまえて、掃除などの地味な僕仕事をよくこなした。そして銀師のキリスト教原理の講義を聴講した。それは新イエス教会の教理を受け継いで発展させたものだった。


 講義が終わると龍明は、聖書の内容について、インテリ宗教者には思いつかないユニークな質問を繰り出した。ある礼拝時には銀牧師が龍明の頭に手を置いて「この者はソロモンの知恵を持っている」と祝福の言葉を与えてくれたこともあった。


 龍明は気分を良くして、イスラエルのソロモン王からの血統が俺に繋がっているんじゃないかと本気で思った。


 龍明が家事を手伝わなくなったので、妻のサンキルは不満顔だった。

(俺はすごいことをやっているんだぜ?)
 彼は分かってもらいたくて、サンキルもいっしょに修道院に行ってみないかとしつこく誘った。それでしばらくはしぶしぶ通っていたサンキルだったが、1ヶ月ほどで行くのをやめてしまった。


「あそこの銀牧師が講義で言ってたけど、今は洗礼ではなくて体礼が必要って、一体どういうこと?」
「私には難しいことはわからないけど。礼拝ならずっと通ってた教会に行くよ」
「あんたもいい加減にしたら? 実家の兄さんたちもいい顔してないよッ」

 お腹もだんだん大きくなってくるし、どうしても動こうとしないサンキルに龍明はどうしようもなかった。

      (つづく)




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