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おら こんなメシア 嫌だ〜in USA!/龍明小説2ー5

『龍明小説2-4』からの続き



龍明小説2ー5



 実は文ノ龍明のこのスピーチは、内部に向けた釈明会見の中で語られた。


 文ノ教会にごく近い人(文家の長男の嫁)が暴露本を出し、その中に龍明教祖の数多の不適切な性(血分け)のスキャンダルも含まれていたのだ。全米の人気テレビ番組にも取り上げられ、複数の証人が出演してインタビューを受けた。


 その番組の放映後まもなく、全米各地から動揺する信者たちを集めて、緊急集会をニューヨーク郊外の大邸宅で開いた、そこでのスピーチだった。それは、言わなくてもいいことまで言って信者をケムに巻き、参加者の多くは納得できないままの、釈明にならない誤魔化しスピーチになった。


 そこに参加した代々カトリック家系出身のイタリアまじめ信者青年の抱いた感想は、いよいよ佳境に入り、恐ろしい裁きの瞬間に近づいた。


---- 文ノ氏は、神とイエス・キリストにしがみつく代わりに、サタンにうんと近づいて行ったので、サタンが彼を誘導せざるを得なかったんだ。
 サタンが文ノ氏に完全勝利した証拠がある。
 それは何か? 
 “摂理的不倫”だ。
 暴露されたように、神の聖なる摂理という名目の不義・不倫だよ!
  “堕落を元返し回復するために堕落しなくてはならない” と文ノ氏に信じ込ませたのは、サタンだ! 

                *
 もっともだが、サタンだ!と断じるあたりは龍明教祖とそっくりだ。この信者青年は影響を受けてしまったのだろうか。

 怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。
 深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。(ニーチェ)


 その後青年信者は、イタリア語訛りの英語で「おら、こんなメシアいやだ~ 教会さ出るだ〜」と歌ったかどうかは不明だが、その日のうちに荷物をまとめ、文ノ教会の宿舎を出て行って二度と戻らなかったということだ。
 

 当時アメリカでは、文ノ教会の大勢の信者たちが多かれ少なかれ同じような行動をとったのだった。クワバラメデタシ、クワバラメデタシ。


 
 話をもとに戻そう。
 時は釈明集会が行われた90年代ではなく、まだ1940年代中盤のソウルである。

        (つづく)



          ***


参考文献/サイト

http://www.tparents.org/moon-talks/sunmyungmoon98/UM980921.htm

https://howwelldoyouknowyourmoon.tumblr.com/post/149197517828/was-reverend-moon-a-false-messiah-or-a-failed
など

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コメント

女性たちの為
エバの失敗が大きすぎてね
 女の子宮がけがれちまったんだよね
 どげんかせんといかんでしょ
 
穢れた子宮を生みかえる為
   頑張られたよねえ
 
   神とメシアは
   
   神の精子で
   
白装束さんへ告ぐ
このような、金太郎アメのように同じ内容の投稿はしないで下さい。

以後あれば、対処します。

公園で言ってて下さい。
金太郎
白装束金太郎と呼んでやってください

  面白かったですか
ギリシャ神話
パンドラが開けてはいけない箱を開けた
はじまった
そこから不幸が災いが
  どうするの

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