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龍明がやらかした? 謎の女ウリョン登場/龍明小説2ー3

『龍明小説2ー2』からの続き



龍明小説2ー3



そんな頃のことだ。
「あっ、ウリョン!」
 町で、イエス教会時代のガールフレンド朴ウリョンにばったり出くわした。

 思わずたじろぐ龍明に,
「あらッ 」と彼女は言って、特徴ある頬を膨らませ、意外にも屈託なく話しかけてきた。
「龍明さん、うわさはリー夫人から聞いてるわよ、結婚したんですって。住所も教えてもらったから、そのうち訪ねてみようかと思っていたわ」

「え、か、帰ってたのか。日本にいるとばかり思っていたよ」
「いやねえ、もう何年たってると思ってるの?」


 ソウル商工学校時代にイエス教会の学生部で知り合ったウリョンは、龍明と同じ時期に女学校を卒業し、日本に語学留学しようとしていた。

 当時リー夫人母娘への独りよがりな邪恋に破れた龍明は、その悔しさを挽回すべく、日程の隙をついてウリョンに急接近した。3月31日、2人で示し合わせて、釜山港から同じ時刻、同じ船に乗り込んで、一緒に東京に向かった仲だった。


 東京でも喫茶店などでよくデートした。映画館にも行った。夜中に彼の部屋に突進したこともあった。いつも仕送りが足りないとぼやく彼の部屋の引き出しに、毎月こっそり金入りの封筒を忍ばせたのも彼女だった。龍明の甘言にのぼせていたのだ。
 
 龍明は何にでも好奇心が強く、当然異性もその範疇で、留学中はウリョンがその対象になった。いや、数ある対象のうちの一人になったというべきか。

 彼とて、リー夫人に肝心なことは何も言えなかった過去の不甲斐ない自分をひっくり返して余りを出すべく相当に頑張ったのだ。

 甘い言葉で愛と理想をたっぷり語って聞かせて愛撫して、彼女がその気になると今度は無視し冷たい態度をとってみせる。すると女はどう出るか? 彼は研究したと言う。

 後に押しも押されぬ教祖となった文ノ龍明大先生が大勢の信者たちの前で、都合良く屁理屈をつけてこう語っている。

「君たち、先生(=自分のこと)はね、若い頃はいろいろ研究したや。それで、

(つづく)



参考文献/サイト
https://howwelldoyouknowyourmoon.tumblr.com/post/158910252883/moon-had-a-girlfriend-from-at-least-1941-she
など



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