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詐称して見合いしてその晩致しましたハイ/龍明小説2ー1

『龍明小説1ー6』からの続き



龍明小説2ー1



 1941年、21歳で東京にある専門学校に留学した。

 2年半して帰国、そろそろ身を固める時期だと感じ、仲介してくれる人を見つけて、紹介された女性の家にお見合いに行った。

 将来は満州辺りで職を得て、機を見て独立し、何か世界を驚かせるようなドデカい事業に打って出たい、そんなことをしゃべりながら、お見合いを10回以上繰り返したが結局話は決まらなかった。

 学歴経歴がパッとしないわりに極端に大きなことを語る龍明は、お見合いの席では概して評判が良くなかった。その頃はイケメンだったのに(!)ほとんど相手側から断られてしまった。

 なんとかしなければいけないと彼は思った。


 次の見合い相手は家柄の良い崔家筋で豪農の娘だと聞いて閃いた。
 ---そうだ、学歴を変えよう!
 彼は早稲田大学付属の工科専門学校の電気工学科卒だったが、それを早稲田大学理工学部電気科卒だと言うことにした。

 当時は宗主国日本の早稲田大卒の朝鮮人といえば超エリートの聞こえになった。相手の女性サンキルはまんざらでもない様子を見せた。

 彼女の家で話しているうちに、金持ちのしっかりした主流派クリスチャンの可憐な娘だと分かり、なんとか結婚を決めたくて、彼はあることないこと騙りに語り、3日間もその家に逗留した。


 後に彼女がその時のことをメディアに語ったところによると、彼は他の家族に知られぬよう深夜、婚前交渉を戒める朝鮮儒教の伝統を蹴破って彼女の寝室に押し入り、強引に初夜を済ませたという。


(つづく)


                ***


参考文献・サイト
https://六マリアの悲劇.com/4-最初の妻-崔先吉女史-が告白!-「文鮮明教祖の性/
など



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コメント

これもご存知の方がいればお願いします
文教祖が10回以上お見合いしたというエピソードは、たしかちゃぬさんとこの数年前の記事の中にあったはずですが、どうやっても見つからない。
ちゃぬさんが韓国語から訳したみ言葉で、「結婚しようと思って、いろいろな女性の家を十軒以上訪ねて行ったがうまくいかなかった。センセーはどうもこういうのが得意ではないらしいね」みたいなフランクな語りだったはず。ちゃぬさんも、なんだ、お見合い10回も断られているんじゃんと書いていたような記憶が‥‥

まあ、ピカレスク風のノンフィクションノベルということで、参考文献の提示が必須というわけではないので、あまり神経質にならずにいきますが。

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