韓鶴子研究
+残念なスキャンダル(カジノで64億円!動かぬ証拠)(末尾に)
「韓鶴子も血分けを認めた:統一教会の性儀式」の続きです。
韓国の清心大学院神学研究科の金振春(キム・ジンチュン)教授が、2022年4月19日、「独生女の本質」と題した講義を行った。
その際の一幕、韓鶴子総裁の真意を代弁する「アボニムの尻尾を取り除くこと」の内容が、しばらく前にブログ村で話題になっていた。(前回より)
金振春教授の話(抜粋):
そして、この聖婚以前のことを原理的観点から見ると、サタンたちが霊界で沢山讒訴するこれらの内容は、ある意味、ボタンがちゃんと掛けられていなかったからなので、これからこれを一旦外して、本来の姿どおりにボタンを掛け直さなければならない。
新しい出発をしなければならない。
それで、天の父母様聖会の天一聖殿の前に恥ずかしくない、尻尾がない、真の父母様の理想価値にならなければならない。(韓鶴子総裁は)こういう話をさらに強調されました。
全文書き起こしはココ↓
「お父様を解放してさしあげましょう」の真意を代弁した金振春氏 http://homechurch.blog.fc2.com/blog-entry-1068.html
ボタンを掛け違えていた、間違っていた内容とは:
文鮮明教祖は、神の1人娘 韓鶴子と出会う以前に世俗の結婚をしたこと。
聖婚以前にも以後にも多くの女性信者と“復帰”の摂理(=血分けの性儀式)を行なったこと。
そして、文教祖が、再臨主としてサタンの罪の血統の中から韓鶴子を選び、幼く何も知らない状態から教育をし、真の母として再創造したと語った内容。
などを意味するでしょう。
そして、本来の姿どおりにボタンを掛け直す、正しい内容とは:
韓女史は、聖婚前から、文教祖の行状をたくさん聞いて知っていた。
こりゃだめだ、間違っている、聖婚に相応しくないと思ったが、専ら神様のみ旨を成し遂げることを願い、悩んだ末、文教祖を救うために温情で聖婚を決行した。
独生女として神の原理の全てを知っているので、夫の教育など必要なかった。
結婚生活は忍耐が多かったが、今こそ、お父様の尻尾の過ちを過ちとして認め、独生女の路程を周知し、取りなしと悔い改めの祈りをして、尻尾がなく恥ずかしくない真の父母様の教会として、新しい出発をしなければならない。
ということでしょう。
つまり、韓鶴子が堕落血統の立場から再臨主に選ばれ、真の母として完成されていくハナシではなく、
韓氏の生涯は、尻尾のない完成した初臨の新婦(独生女)の立場で、文鮮明を救う者としての路程だったという、文教祖の主張を反転させたような設定なのだ。
また、文氏の尻尾問題が起因して、昨今の教会の裁判沙汰や子女達の分派分裂が起こったことも示唆もしている。
この講義は、50年代にソ連で、スターリンの尻尾ならぬ「犯罪」を糾弾し、「脱スターリン化」を図ったフルシチョフの秘密演説を彷彿とさせるという興味深い感想を見かけた。
フルシチョフの演説は、多くの共産党員がスターリンに対する見方を改めるきっかけとなったが、中国がスターリンを支持し続け、また中国を革命の手本とする他国の政党もあったため、中ソ分裂のきっかけともなったという。
確かに、組織政治的に強い反発が出ている。
前回も触れたが、数ヶ月後、韓国本部の最高幹部であるユン・ヨンホが、長い公文を出し、この金ジンチュン教授の講義を「邪見」「公式見解ではない」と、全面否定したとのことだ。
来年(韓鶴子祝生誕80年)の天苑宮完成の時までに、尻尾切りをするとの韓氏の意図は成功しないだろう。
講義の2ヶ月後に日本で大事件が起こった。日本からの献金が途絶え、工事費用が賄えるのか。
韓国やフィリピン、ネパールなどに高額献金を要求したらしいけれど。
離反する人も多いと聞く。
韓鶴子氏の主張は、謂わば「ノリツッコミ」にも見える。
文鮮明氏は15歳でイエス様から啓示を受け、やり残した使命を託された(再臨主の資格を持った)という話に「すごいねえ」と乗っかって、「それなのに血分けかよ!」「実は私は救世主の相対で、何でも知ってる独生女だけど(ノリノリ)、温情で聖婚してやったのに、その後もまたまた大勢と血分けかよ。やりすぎだろ!(←ツッコミ)」
コンビのノリツッコミ役で、独立ピン芸人にはなれそうもない。
*イエスから啓示を受けた話も怪しいんです。
「啓示を剽窃・盗用したの? ー小説で龍明15歳時の啓示話を書かないわけ」
『わが父文鮮明の正体』によれば、韓氏は 80年代〜90年前後には、
「夫 文鮮明の浮気は神の計画だった」と言っている。
文教祖にそのように言われて、仕方なく受け入れていたのだろうか。
そこは第一夫人(崔先吉氏)とはだいぶ違う。血分け儀式を知った当時の夫人は、文教祖の顔を草履で引っ叩き、怒って現場に糞尿をばら撒いたという。
韓鶴子氏は、母親(洪順愛氏)が複数の霊的集団にどっぷり浸かって、そこの啓示(血分け)で鶴子を身籠もり出産している。教祖的人物の聖なる血分けの話に慣れている?母親の助言も、韓鶴子にとって大きかっただろう。もともと親和性のある環境に居たのだ。
2010年頃には、呉澤龍(オテギョン)神学教授が理論をまとめて、韓氏は自らを“神様の夫人”と称し、教会組織内に、文教祖の言うことを聞かず、韓鶴子女史の言うことを聞く“神様の夫人グループ”が形成されていたという。

文氏の浮気行為は「真のお母様」となるために受けねばならない苦しみの道程の一部だなどと屁理屈を聞かされて、一時はそうかと思っても、時が経つに連れ、本心が納得しなかったのではないだろうか。
文教祖の死後、2013年紀元節以降には、理論がバージョンアップされ、“韓鶴子総裁は、神様ご自身である”という設定になっていたそうだ。
「“New神様の夫人グループ” が勃興! 」
http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-630.htmlより

その後は、独生女による問わず語りのオンパレードになる。
(しかしそれも終わりに近いらしい。高齢だし。悲しいのぅ…)
女性の心理学的な発達段階として、まず家の中だけが世界である「母ー娘一体」のいわゆる子供の段階があり、そこから成長し、社会に目覚め、多くの知識も持つようになるが、強い父権制結婚などに見られるが、父権的な権力にまもられ支えられなければ存在できない「父の娘」と呼ばれる発達段階がある。これは女性の年齢、能力、立場に関係ない。
「父の娘」の段階を越えなければ、女性の真の自立 、完成はない。(『女性の深層』エーリッヒ・ノイマン著)
韓鶴子女史が文鮮明氏の物語から抜け出そうとしたのは、当然の発達段階の一環として認めたいもの。
(人間は誰でも内部に神のソウルを宿している。)
しかし韓氏が真に自立したかと言えば、ノリツッコミに過ぎないようだし、独生女信仰は母親の洪順愛さんが通過したイエス教会の女霊能者や、聖主教団・腹中教の女教祖などを髣髴とさせる。
まあそれらの団体が統一教会の母体となっていたわけだから、先祖返りをしたとも言えるだろう。
文鮮明さんがそこから教理を拝借して、頭を自分にすげ替え、てっぺんを取ったなら、後々同じことをされるのがカルマの法則で、必然なのかもしれない。
参考:
「UCの母体 イエス教会、霊的になって終了/番外編2.5_4」
「UCの母体②金聖道 あのいやな神の心情/番外編2.5_5」
洪蘭淑著『わが父文鮮明の正体』より
『私は孝進の(浮気の)主張を直接「お母様」にぶつけた。彼女は怒り、同時に涙を流した。彼女は私に言った。このような苦しみは自分で終わりになるように、それが次の世代には伝わらないようにと願っていた。彼女は請け合った。「真のお母様」ほどに、夫に浮気される苦しみを知っている者はいない。私はびっくりした。私たちは何年ものあいだ、文鮮明の情事と、彼が婚姻外に作った子供たちの噂を聞いてはいた。しかし、ここで「真のお母様」が、噂が真実であることを確認しているのだ。
私は彼女に、孝進が自分がだれとでも寝ることは「摂理」である、「お父様」の浮気と同様、神から霊感をあたえられたものだと言っていると告げた。「いいえ、お父様はメシアです。孝進は違います。お父様がなさったことは神のご計画でした」文鮮明の不貞は、彼女が「真のお母様」となるために受けねばならない苦しみの道程の一部だった。「孝進には浮気をする言い訳はありません」と彼女は言った。』
(洪蘭淑著「わが父文鮮明の正体」P251)
浮気に対する文教祖の言い訳・・・・・
『文夫人は孝進の(浮気の)主張を「お父様」に話し、文師は私を自室に呼びつけた。「お父様」はくり返した。自分の過去に起こった(浮気の)出来事は「摂理」である。それは孝進とはなんの関係もない。文師からこのことを直接聞かされて私は当惑した。混乱もしていた。もし韓鶴子が「真のお母様」なら、もし文鮮明が地上における完璧なパートナーを見つけたのであれば、彼(文鮮明)の不貞は神学的にはどう正当化されうるのだろうか?
もちろん私は尋ねなかった。しかし、文師夫妻の関係について新たな認識を得て、その部屋を出た。文夫人がこれほど絶大な影響力をふるうのも不思議はない。彼女は文鮮明の不貞(浮気)を暴露しなかったので、彼はこれまでの歳月ずっと、そのことで夫人に借りがあった。彼女は文鮮明の不貞と裏切りに対して休戦協定を結んだ。お金、世界旅行、人びとからの崇拝で、おそらく彼女には充分な代償となったのだろう。』
(洪蘭淑著「わが父文鮮明の正体」P252)
旧統一教会元信者の衝撃告白手記(38):シリーズ~血分けの真実を探る(1)【転載自由】
https://oyadi2022.com/uc_confession_note-38より
おまけ: 残念なスキャンダル…
文春オンライン 速報⭐️
〈機密文書入手〉韓鶴子総裁と統一教会幹部がラスベガスのカジノで64億円“豪遊” 9億円の損失を出していた
「統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の韓鶴子総裁(79)と教団幹部らが2008年から2011年にかけて米国ラスベガスのカジノを訪れ、日本円に換算して約64億円をギャンブルに注ぎ込み、約9億円の損失を出していた疑いがあることが「 週刊文春 」の取材でわかった。教団の機密文書を入手した。…」
「統一教会を巡っては、過度な献金などが問題となり、日本では解散命令請求へのカウントダウンが始まっている。そんな中、教団のトップである韓鶴子氏がギャンブルに興じていた疑いが明らかになった。
小誌の手元にあるのは60枚にわたる文書。ラスベガスを拠点とする統合型リゾート運営会社「MGM」グループが統一教会側に発行した、教団幹部たちの“カジノ豪遊記録”といえる資料だ。…」
税務関係の書類が発覚したそうだ。
動かしようのない証拠でしょう。
この頃からギャンブル中毒になっちゃった?


参考:み言で知る
「ギャンブル中毒になりかけたお母様(1)」
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2022/11/03 (木) [ノベル注釈など]
主管性転倒とは、統一原理の教義で、エバが自己の位置を離れ逆にアダムを主管することです。反韓鶴子の統一信者の主張になってます。特にサンクチュアリ。韓鶴子が独生女理論に傾倒し始めたのは、金孝南が大母様として君臨し始めた時期と一致します。そこで、私は、自称霊通者、金孝南黒幕説を取ります。
金孝南は、旧統一教会の解散請求の根拠にもなっている「先祖解怨」を編み出し、実践した人物でもあります。
金孝南は、旧統一教会の解散請求の根拠にもなっている「先祖解怨」を編み出し、実践した人物でもあります。
piscさん、コメントありがとうございます。
>韓鶴子が独生女理論に傾倒し始めたのは、金孝南が大母様として君臨し始めた時期と一致します。
本当に一致するの?
ニセ大母の清平摂理は1995年頃からだとして、
2010年頃にはすでに、独生女論の前身の「神様の夫人グループ」があったとして、
始まりはその間のいつだったかははっきりしてはいるのでしょうか。
私は文鮮明氏がマダラボケになり始めたという2000年頃が怪しいような気が………。
女性は旦那が入院などしていなくなると、急に活性化して元気になってしまったりするものですから。
たしかに韓鶴子は金孝南とはウマが合った感じでしたね。
>韓鶴子が独生女理論に傾倒し始めたのは、金孝南が大母様として君臨し始めた時期と一致します。
本当に一致するの?
ニセ大母の清平摂理は1995年頃からだとして、
2010年頃にはすでに、独生女論の前身の「神様の夫人グループ」があったとして、
始まりはその間のいつだったかははっきりしてはいるのでしょうか。
私は文鮮明氏がマダラボケになり始めたという2000年頃が怪しいような気が………。
女性は旦那が入院などしていなくなると、急に活性化して元気になってしまったりするものですから。
たしかに韓鶴子は金孝南とはウマが合った感じでしたね。
白さんは、
「韓鶴子」「金孝南」「大母」などの文字列を見て、脊髄反射的にサンクチュアリ教会の教理を言い出した感じです。
いや、でも亨進荷台王は、結局安楽死はさせなかったと言ってなかったか? 文氏は神の予定通りの日時に亡くなったとかで。
まあどうでもいいや。
「韓鶴子」「金孝南」「大母」などの文字列を見て、脊髄反射的にサンクチュアリ教会の教理を言い出した感じです。
いや、でも亨進荷台王は、結局安楽死はさせなかったと言ってなかったか? 文氏は神の予定通りの日時に亡くなったとかで。
まあどうでもいいや。
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