fc2ブログ

旧統一教会からの訪問者[前半]


    旧統一教会からの訪問者と
  元信者の心情[前半]




長らく住んでいた公営集合住宅から車で二、三十分の所に、中古の平屋一軒家を手に入れた。そこに引っ越して1年数ヶ月が経った、今年の春の終わり頃、ピンポーンと玄関のベルが鳴った。

出てみると、統一教会(現・家庭連合)のAさんが立っていたので驚いた。
10年ぶりか、ことによったら20年近くも会ってなかったと思う。
この地域の家庭教会長のような立場をやっていた人で、たぶん今でもそのはずだ。


「こんにちは、Aです、どうもしばらくでーす」
「あ、Aさん、ずいぶんお久しぶりですねえ!」
「ええ、こんな所に引っ越しされてたんですね」
妙にニコニコ、ニヤニヤ、ヘラヘラ、笑っている(ような気がする。
営業の仕事でこの区画を回った際に、表札の名前を見かけたので、そのうち訪ねてみようと以前から思っていたとのこと。


名前は表札というか、道路から見える位置に置いた郵便受けポストに書いてある。
旦那がそこに、住所と夫婦の氏名を大きく書いたのだ。馬鹿正直に。

「なんでフルネームを書いた? それも私のまで。住所だけでもいいのに。書くならせめて苗字だけでしょ、個人情報丸出しやんけ、この時代に」バカッとまでは言わなかったが、一悶着あったアレだ。

旦那はその後、黒マジックで下の名前を消そうとしたが、
「せっかく新しいポストを買ったのに、そんな塗り潰したら汚くなってしまうじゃん。…仕方ない、そのままでいいか、年頃の娘がいるわけでもないし…」とワガママな(?)妻に言われ、ひとまずそのままで一件落着したソレだ。


特にめずらしい名前ではないが、夫婦のフルネームがあったら、教会から特定されても不思議はない。私はA氏に「はあ、そうですか」とサラリと流したが、なぜかA氏はその話題に粘着してくるようなのだ。

「この名前を見た時、もしや?とピーンときましてね、これはいつか確かめなくてはと。やっぱりそうでしたか」
などと、何度も繰り返して、まとわりついてくるような感じ。

もしや、分かっちゃいましたよ〜、見つけちゃいましたよ〜、悪いことはできないものですね〜、とでも言いたいのだろうか? だからニヤニヤしてんのか?
こちらが「ああ、ついに見つかっちゃいましたか〜」と言ってテヘペロでもしないといけないような雰囲気。そうすればうまく収まるような流れだ。


でも言わない。そうしない。
言ったら、こちらが何か逃げ隠れでもしているようではないですか。
すなわち、統一教会から縁を切ったことに、何かしら“良心の呵責”でも感じているような構図に落とし込まれてしまうではありませんか。
“良心の呵責”なんて、全然、全然。


住所が変わってから一年以上。郵便局の自動転送期間も過ぎ、電話番号も変わっているので、教会関連から追跡不能になっている事実は事実として認識していたけれど、実際、地域の統一教会のことなど、まるで忘れていた程だ。

だから、地域長が突然訪ねて来ても、ドキリともせず、お互いもう歳をとったから、普通の雑談位はできそうかななどと思ってしまったわけだ。

まあ、私の方も、「よく見つけましたね。さすがですね」とでもテキトーに言っておけば大人の対応だったかもしれない。お互い様か。


A氏は、私に謝意を感じさせ、軍門に降らせる(配下に収めるw)のを諦めたのか、話題を変えてきた。
「ご主人さんはお元気ですか? お子さんたちはどうされてますか? うちは、この前やっと、末の娘が祝福を受けて家庭を持ちまして。これでやっと3人ともなんとか祝福を受けることができ…」
ちょっと待ったァ。

子供3人全員がマッチング祝福(二世同士の合同結婚式)を受けることができてよかったと言いたいらしいが、
それは、そっち側の価値観でしょ。それをこっちに言われても困るのだ。
そっちの世界の狭い価値観を受け入れるつもりはないし、それに触りたくもないのだから。


とはいえ、子供全員が祝福受けたとは、昨今では珍しいんじゃないか、稀少な成功例なのか?とは思ったけど、それを口に出すと面倒なことになりそう。だからすかさず、元気な声で、
「うちの方も、2人ともそれぞれに合った良いお相手が見つかりまして、今は結婚して幸せそうですよ。上の子には最近孫が生まれました。下の子の方も(昔、私が密かに望んでいたような仕事と配偶者をゲット。ささやかな夢が次世代でかなったような、翻訳家とミュージシャンのカップルで、東京住み)自立していて、うらやましいくらい…」(カッコ内は言わず)

そう言うと、A氏は「はあ、そうですか」ということで、この話題は意外にも、スンナリと終わることができた。


が、A氏は諦めていなかった。それどころか、いよいよ本筋に入ってきたようなのだ。
「どうですか、最近は。御言葉など何か勉強されてますか?」

してねーよ。そんなの、してるわっきゃない。わかってるくせに。
私は、10数年前、当時住んでいた県営住宅のドアの前で、立ち寄ったA氏とした論争もどきのことを思い出していた。

           後半へ続く。





味深い記事だと思われた方は
クリックをよろしくです↓
 ありがとう p(*^-^*)q

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 家庭連合へ
にほんブログ村
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 家庭連合 批判・告発へ
にほんブログ村
にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村






関連記事
スポンサーサイト



コメント

No title
続き楽しみ(^^♪
No title
 現役信者って元信は「休眠状態」いや「休眠口座」と思ってるようですね。
基準が落ちて今は教会に来てないけど、また再復帰できると根拠なく信じてる。
 まあ、私も現役時代はそう思ってましたから。
 痛い妄想でハッピーになれるならそれもいっか。

いつも読んでます。はじめは恐る恐る。(オチの話の展開好きです)
ところで、小銭しか献金しない食口の方もいるようですが、本当ですか。
私はそんな家庭で育ちたかった。
コメント感謝
まっちさん、
ありがたいご反応、ありがとうございます!^_^


gout さん、
いつもありがとうございます。
>また再復帰できると根拠なく信じている。

そうなんですよね。
メタ認知ができないというか………
とにかく信じ込んでいなくては御利益がないらしいので。

痛い妄想でハッピーになれるならいいのですが(他に迷惑をかけなければ)、本人は痛い妄想とは思ってないので、触るとこっちがやけどします。仕返しをするとお互い様になります笑(後半の内容)



Cocoro複雑骨折2Gさん、
恐る恐る?ではないと思いますが、コメントをありがとうございます。

ネームを解析すると、心を複雑骨折した二世(2nd Gen)さんということですね。

オチの話の展開とは何のことがちょっと分かりませんが、とにかく反応ありがとう。

小銭しか献金しない食口が本当にいるかどうか分かりませんが、それって二世のことじゃない? 日曜礼拝で小遣いの百円玉を献金袋に入れるとかテレビで言ってたような?

親はたくさん献金してしまったのですね。残念だな。



おまけ:(他の記事へのコメントからですが)
珉珉さん、
>私たちはこの千載一遇のチャンスを逃さず、統一教会を日本社会から永久追放し消滅させましょう。

極端で不可能な目標に向かってみんなでがんばろう!って、原研の時みたいだよ。笑
政経学部なら、どんな法律で、など言ってほしいもの。
破防法も団体規制法も使えない。宗教法人剥奪にも具体的な規定がない、というなかで。カルト法があるフランスでも活動ができないわけではない、というなかで。

税制優遇とか政権癒着はやめてほしいものです。
お姉さんホントは良い人なんだね
私が母に「うちにお金ないね」と言ったら、「銀行にはあるよ」と母から言われた。それで思わず嬉しくなって「どこの銀行?どんだけあんの?」と聞いたとき、「銀行にあるのは人の金!」と言われて唖然。そして「冗談よー」だって!!銀行強盗でもしろということ?私臆病だから神様に言われても足「ムリ!」と言うわ。

こうやって私の心は蝕まれる。
Re:お姉さんホントは良い人なんだね。
Comoros複雑骨折2Gさん、
お姉さんトキタマ良い人です。

コメントを読んで、
空腹に苛まれた子供が「お母さん、お腹がすいたよー」というと、
セレブの母は「それならいいものを見せてあげるわ」と、
高級レストランの料理を紹介した雑誌のページや動画を
「ね、すばらしいでしょ」と言って見せる。
母は子供はこれで満足するだろうと疑いもしていないというネグレクトの話を思い出しました。

お母さんはお笑い芸人(家庭内)としても、ギャグがすべってる現実から目を逸らさないでほしい。
なぜ自分の連発するジョークが客(家庭内)にウケないのか、客の元気をなくすのか?
芸人としてでもいいから、自分の芸の拙さを自覚してほしい。

昔、似たような開き直りのジョークを教会で聞いたことがあるような気がします。
パクリ疑惑もありありますね。


管理者のみに表示