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龍明小説(最終回)/20-10


龍明小説 紡ぎます(最終回)
最終から最初に封印か?!
ありがとうございました。




  霊ノ龍明小説 20-10


このように、統一教会/文鮮明は宗教を語るが、「性」と「権力」に頽(くずお)れた朝鮮の霊的集団の流れから発し、その系列の中でも極端だったことで有名だ。
性儀式の実践のピークは初期の頃だったろうが、その精神は教団内でずっとくすぶり続けた。

クイズ:
六マリアや妾の摂理をはじめ、性の儀式を極端に推し進めた文鮮明教祖が亡くなって、霊ノ龍明となり、霊界で女性を伝道し、性儀式をするとしたらその場所は、さてどこでしょうか?

「ハイッ 欲望地獄です」
「ピンポーン! 地獄の四丁目、欲望地獄、正解です」


クイズ:
文教祖は、KCIAやCIAと関係があり、韓国やアメリカの政権と癒着し、南米の親ナチ独裁政権の戦争に加担する等、政治権力を求め、自らの世界皇帝戴冠式などを何度も行いましたが、
霊界でそのエネルギーを爆発させるとしたら、どこに行ってやるでしょうか?

「ハイッ 残忍地獄です」
「ピンポーン! 地獄の五丁目、残忍地獄、正解です」


絶大な権力を持つ老獪な地獄の皇帝に、龍明は最初のうちは歓迎され、取り立てられたかに見えた。
彼はある程度の位置を与えられ、多くの手下を支配し、自分に服従しない者は残酷に扱った。
が、上には上がいる。彼がいくら狡猾で強くても地獄にはそれ以上に悪辣な存在がいて、利用するつもりが騙されて、地獄を仕切る権力に屈従せざるを得なくなった。

肉体を脱ぎありのままになった姿から、無数の悪や詐欺が次々と現れた。
そこは反乱につぐ反乱の世界だ。
龍明はある戦いでついに追いやられ、第5境の断崖絶壁から落ちた。

多くの人の人生を狂わせた報いなのか、はたまた宗教を金儲けに利用したゆえの天罰か。
自らの塵垢を落とすために相応しい処へと行ったといおうか…

私のような善人()は、そんな地獄の奥の方を詳しく見るのが許されていないので、これらは地獄の元獄卒から聞いたことなのだが。

その元獄卒は、数年前まで地獄の6丁目で長らく釜茹でや切り刻みの刑などをやっていたという。
ちなみに、地獄の拷問は、今はカルマを見抜くAIの管理に移行が進み、釜茹でも切り刻みも針の山も多くはアトラクション形式で行われるという。
彼ら獄卒は、古来からいわゆる地獄の鬼と呼ばれてきた存在だが、罪を重ねた者を浄化・更生させるために、地獄で働いているのであって、あくまでも奉仕、そこに邪悪な意志はないという。


***
龍明は真っ逆さまにどんどん急降下していった。
「これは堕落ではない。墜落(ついらく)だ。謂れ無いサタンの攻撃によるもので、それだけわしは重要人物だというんだね」

ずいぶん長い間、何日も何年も落ち続けているような気がしたが、
少しづつ落下スピードがゆっくりになったかと思うと、
あるとき、ズボっ 
海綿みたいな物質の中に没して、にっちもさっちも動けなくなった。
自分が縦になっているのか、横になっているのか、逆さになっているのかもわからない。
周りをびったり取り囲むものは、地獄の闇の凝塊だった。

音も光もない、やけに寂しい、情けない、気持ちの悪い、絶対孤立、
叫ぼうと開いた口腔はすぐに濃い闇の塊りにて塞がれてしまった。

この絶対無縁の惨たらしい孤独境に比べれば、あの残忍地獄がどれほど恋しいことか。
ここは地獄の最下層。

しかしそれが龍明には薬になった。


何百年、何千年、何万年?
ここには時間の概念はないが、それだけ多くの段階があったということだ。
「神よ、私をお助けください」
彼の心底からこの言葉が出てきた。
すると彼は、闇の凝塊からスッと抜けて上がり、トロトロとした液体のような闇の中に浮かんでいた。

要領を得た彼は、それから少しずつ上昇していった。
落下した時は素通りした「第6境 お鬼のいる地獄」付近まで来たとき、背後からいきなり巨大なシャベルのようなハサミに掴まれて振り回され、ジェットコースターのような乗り物に押し込まれた。
彼を乗せた乗り物が、残ったカルマを浄化すべく、AI操作で動き始め、等活地獄、黒縄地獄、叫喚地獄、焦熱地獄、阿鼻地獄などの凄まじい責め苦を体験することになった。

ついにジェットコースターが止まり、固定されていたベルトが解け、彼は乗り物から解放された。
その後も、上界から派遣されたボランティア助け人に助けられながら、一段一段上昇を続け、ついに地獄を出られる日がやってきた。

指導霊が言った。
「霊界での修行は、この先も無限と言っていいほどあるが、地獄を出たら、地上に生まれ変わる選択肢もある。さて、どうしたものか。君の場合、もう少しここ霊の世界で修行を積んだ方がよろしいかと思うのだが…」
霊ノ龍明はキッパリと言った。
「地上がいいです。地上に生まれ変わって、たっぷり修行してきます」

          (おわり)


その後の続きはこちらから…
「どこにでもいるタイプではなかったようで/龍明小説1-1」
に続く…


ウロボロス


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最後がまた最初に繋がり、ウロボロス(尾を飲み込む龍)のように、終わりも始まりもなく、閉ざされてずっと回っている(同じことを繰り返す)イメージでしょうか。


私事ですが、少しだけ残っていた仕事の契約も今月で終わり、名目上完全フリー、リタイア〜!です。もう十分な年頃です。
龍明さんについてはもう書かないと思いますが、文芸創作は続けていきたいです。
最近では芸術大の文芸コースが通信であるので、おいおい編入学するつもりです。
その他の添削コースでも、実践を続けながら、モチーフを深めて、少しでも完成に近づいてゆきたいです。
(外的成功を求めるわけではありません。プロセス重視・継続重視でいきます)
創造的に生きることは、霊的な道と連動しているのを感じます。


コメントしてくださった方、ポイントなどで応援してくださった方々、本当にありがとうございました。
良いことがありますように。お礼を申し上げます。


コンタクト:メールアドレス
dreamshoko@hotmail.com




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コメント

暗在さんは一応、霊界の存在に関しては肯定的なのですね。
ご苦労様でした。
なかなか読み応えのあるブログでした。
元食口には色々な方がいますが、メシア家庭の分裂、破綻、真の家庭ならぬ真の真実を知るにつけて俗人と聖人の違いなんて血統転換と言うマヤカシな行いで変わるもんじゃ無いと言う事が良く判りますね。
メシア家庭が本当に人類のメシアであったのならば今の様な分裂破綻は起こる事は無かったはずです。
誰も神様の心情を体恤出来ていないから互いに敵対し分裂した訳ですからね。
血統問題で言えば仁進さんとベンさんが決定的でしたね。
子供は神様の血統の子供なの?
略奪W不倫でセックスして出来た子供だよね…

暗在さんは英語が堪能な様なので翻訳でも食っていけそうですね。
これからも頑張って下さい。

輪廻転生は信じているのでしょうか?
別な創作活動のブログ始めるのですか?それともこのブログは継続されるのですか?
兎に角、ご苦労様でした。
Re:暗在さんは一応、霊界の存在に関しては肯定的なのですね。
名前だけ食口 さん、コメントをありがとうございます。

>メシア家庭の分裂、破綻、真の家庭ならぬ真の真実を知るにつけて俗人と聖人の違いなんて血統転換と言うマヤカシな行いで変わるもんじゃ無いと言う事が良く判りますね。
>メシア家庭が本当に人類のメシアであったのならば今の様な分裂破綻は起こる事は無かったはずです。

そうですね〜なるほど〜。
そういう枠組みでそのように語れば、統一ブログ村的にはOK需要あり!なのでしょうね。さすが1610双。(違うか…

私はもう、そういう枠組み自体がいやでいやで…(笑

輪廻転生や異次元世界(≒霊界)も十分あり得るという感覚です。
しかし常日頃、直接的な作用・影響はないので、死後の世界がなかったらないで構わないと。どちらであったとしても構わない(影響されない)自分の深い処で腑におちることをしたいなと。

創作活動のブログについては全く未定です。

このブログについては、完全不定期で、今後万が一、UCにまつわる英語の情報などで何か面白いと思うものをみつけたら翻訳などをアップすることもあるとは思います。
早速今日一つ見つけたけど。それをアップしたら、また終わり終わり詐欺になってしまうのか?
でもその後はもうないです。と言ってまたすぐ見つかったりして。
まあもう滅多にないでしょう。出切った感がありますね。

割合をほとんど批判告発村の方に移動して、たまに日記風の雑記を書くブログとして不定期継続するという手もあるかもしれません。
最初から決めずに気ままにやらせてもらいます。
今は、読みたい本がいっぱい…。

機会がありましたら、今後ともよろしくお願いします。

お疲れ様でした!
「龍明小説 紡ぎます」完結、おめでとうございます、そして、お疲れ様でした。
今まで聞いた事が無いような事実の連続で、衝撃を受けると共に、協会組織の様々な矛盾や疑問が氷解した連載でした。修練会で語られる「主の路程」の元になる公式な書物が存在しないのが不思議でした。それは、事実とはあまりにもかけ離れているので、検証されるとすぐに嘘がばれてしまうから、という理由だったようです。これからも、気が向いたら投稿をお願いします。

Re:お疲れ様でした!
ケンタロウさん、
感想・労いコメントをありがとうございます。

龍明小説は、
途中、グダグダになったり、今思えば無駄な展開と思われる行が多々ありますが、
最初に掲げた “とにかく最期まで書く”という目標には達しました。
が、そこまでではどうしても終わった気がしなく、急遽「霊ノ龍明シリーズ」10話を駆け足で書き加え、自己満足ですが、象徴的に最後を最初に繋げて、♾のカタチ、永劫回帰につなげました。

往きて 還りし 文鮮明
また来るぞー 
奴がやってくるぞー
往きて 還りし 文鮮明

誰もが「往きて還りし」なのですが、還るのは誰も知らない。今ある自分としては一回限りの人生です。

それでは、ケンタロウさん、また4.5次元でお会いましょう。
(10次元以上の多次元霊界の記事を書いた時「4次元か、せいぜい5次元がいい」と涙が出るほど正直なコメントくれた方ですよね。今ではそれがまともだったなと思います)

>修練会で語られる「主の路程」の元になる公式な書物が存在しないのが不思議でした。それは、事実とはあまりにもかけ離れているので、検証されるとすぐに嘘がばれてしまうから、という理由だったようです。

ぬぁるほど〜

はい、また気が向いたら投稿します。

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