「亡霊が出た、何とかしてくれ。できません。/20-4」からの続き
「文家に宛てた一世信者の手紙」より
龍明小説に転用/組込みました。
生霊が出た という設定です。
霊ノ龍明小説 20-5
[前回より]
不思議な人たちが龍明の周りに出現し、彼を取り囲んだ。亡霊のように行列になって側を通り過ぎて行くこともあった。
彼らは口々に言った。
「私たちが教会に捧げた財産は全部あなたの家族の個人名義に移されてしまった
「裁判資料によれば、文一族の財産は600億ドルにものぼるというじゃありませんか
「献金は教会のためのもの。文一族の個人のためのものではありません
「ああ、悔しい… 悲しい… 恨めしい…
様々な亡霊がゾロゾロ行列になってやってきた。
龍明は悩まされた。
ーわぁ、どうにかしてくれ〜 やめてくれ〜。
地上で信者の家族が怒鳴り込んできた時のように、おばさんの家に逃げて隠れることはできない。
時には、まだ地上に生きている人間が、夜中の夢の中から精霊界に出張してやって来ることもあった。//
伸縮自在の銀色の紐で地上の肉体と繋がっている生霊なのに、亡霊よりも顔色が悪く生気のない人物が、夢のまにまにフラフラとやって来て言うのを聞いた。
「文家の家族たちよ
今ほどあなた方に対して嫌悪と怒りを覚えたことはない。
信者たちの善意に対する虐待に、常日頃、深い嫌悪と怒りを感じながら、あなた方の行動を見、言葉を聞いている。
私は自分が洗脳されたとは思っていない。
私は自分の人生を、魂を、苦労の汗を、
25年以上にわたる働きの成果を進んで教会に捧げました。
文鮮明先生のメッセージを心から信じ、それがより良い人間を作り、ひいては私の子供たちのためにより良い世界を作るのだと願っていました。
文家の子女様たちが成長するのを見たとき、私は彼らを尊敬し、彼ら中に神の愛の新しい純粋な血統の未来があることを信じたのです。
しかし、私が目の当たりにしたのは、私が期待したものすべての腐敗、利己主義、貪欲、不道徳、そして明らかな虐待でした。
それを消化するのは大変なことだった。
それでも私は許そうとし、最善を尽くし、あなた方の過ちの責任を受け入れ、与え続けたのだ。
今、私と配偶者は低賃金のフルタイムの仕事を2つ掛け持ちながら、50代を越え、才能あるかわいい4人の子供と一緒に暮らしている。
が、あなた方が金を積んで入ったハーバード大学はおろか、基本的なコミュニティカレッジさえも受けさせる余裕がない。
毎夜泣きながら、怒りと憤りで血が騒ぐ。
貯金は全くなく、二人とも能力以下の低賃金の仕事で、生活するのがやっと。
退職金もなく、健康管理も歯科治療もできず、空白だらけの履歴書で、これ以上の仕事に就ける見込みはない。
病弱の高齢者になった時はどうなるか、夜もおちおち眠れない。
統一教会の宣教師時代に収入がなかったので,私たちが受けることのできる年金は,月に600ドルかそこら。
それでも、私はそれを消化した。
嫌悪感と憤りは、あなた方が私たちの労働の成果をめぐって,あたかも自分たちに権利があるかのように争い合うのを見て感じる。
私の子供たちは、16歳から働きながら学校に通わなければならないのに、
あなた方は説教で「大学に行って自分の能力を発揮しなさい」と語る。
それを聞いていると、嫌悪感と憤りがこみ上げてくる。
彼らが着ている高級なデザイナーズ・スーツや摂理に反するような豪華な宮殿にある贅沢な家具備品を見ていると、嫌悪感と憤りを感じるのだ。
あなたの家族の中に、私たち信者の労働の成果から恩恵を受け、今も受けているくせに、それを傲慢にも誇示するような神経の図太い子供が一体何人いるのか?
教会を出て行った子女たちでさえ莫大な恩恵を受けているとは。
ついに自分の子供たちにこう言わなければならない時がきた。
『父さん母さんは、甘やかされ増長し腐敗して自己中心的な煽動者にすべてを捧げてしまったから、きみたちには基本的な大学教育さえ受けさせる余裕がない。残念だ』
我が子は一生懸命働きながら、しなくてもいい苦労をして大学を卒業するまで10年はかかるだろう。
ああ、本当に気分が悪い………」
こう言うと、我が子に懺悔し、毎晩泣きながら幽界を彷徨っている憤慨の一世は、今宵も霧の彼方へ去っていった。
するとすぐに別の生霊が現れた。
先ほどの人物とはうって変わって、脂が浮き出た額が精悍な感じを与えていた。
参考資料
https://howwelldoyouknowyourmoon.tumblr.com/post/669118021569331200/first-gens-letter-to-the-moon-family
「文家の家族に当てた一世の書簡」
First Gen’s Letter to the Moon Family
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