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サンクチュアリさん、誤訳では? キリスト論はレベルじゃない/10-9



サンクチュアリさん、誤訳では?
    キリスト論はレベルじゃない。

晩年、自分だけ天地創造以前にまでアゲアゲした文教祖




   龍明小説10-9


晩年の文鮮明氏と周りの状況をよく分析していると思われる、事情通・神学通の文章の和訳です。
まずはお読み下さい。



https://howwelldoyouknowyourmoon.tumblr.com/post/186423674793/does-rev-jin-hun-yong-pervert-the-divine

真のお父様は、ご自身の救世主としての立場を、何人もの候補者がいたと話していた初期の頃から、ご自身が唯一の候補者であるだけでなく、それ以上に、真の父母は先天的に存在していたという立場に変えられたようです。

私が思うに、彼はキリスト教の歴史の前例を理解していなかったためにこのようなことをしてしまったのではないでしょうか。
人の子を自称したユダヤ人の救世主であるイエスが、2世紀にわたってキリスト教の神学者たちによって神格化され、彼自身も認識していなかったであろう三位一体の神の三分の一になってしまったのです。
この過程は、聖書の一節で「罪以外のすべての点で私たちに似ている」と明確に表現されていた救世主の性質を誤解したものであると、統一原理の中で批判されています。

晩年の真のお父様は、劉孝元から賢明な助言を得ることができなくなり、人の話に耳を傾けなくなりました。真の父は、自分を高い台座に登らせて、異議を唱えられることを恐れずに、何でもかんでも偉そうに話すようになりました。誰もが頭を下げ、筋の通らない無意味な話をした時も、誰もが彼の無限の知恵のあらゆる側面に従うという動作をするような泡ぶくの中で暮らしていました。
これが、彼の言葉が編集された理由のひとつであり、後のスピーチの多くが台本に基づいて行われた理由でもあります。

彼が最後の講演で、メッセージから外れてしゃべった時、メンバーたちは彼に再び会い話を聞けたことをただ喜んでいたが、信者ではない多くのゲストは明らかに辟易し、その中にはある著名な学者も含まれていたが......悲しいことに、彼はかなり印象を悪くして帰っていきました。

重要なのは、講義をするヨン・ジンフン(UC国際宣教本部の教育本部長 Yong Jin-Hun)氏が、単に個人的な意図を持っているわけではないということです。彼をはじめとする、私が「真の父母を取り巻く陰謀団(cabal)」と呼ぶ韓国人たちは、真の父母を神話化し、神格化することに大きな関心を持っています。この方法で、彼らは他宗教のパターンを繰り返しています。

ヨン氏は、文鮮明は救世主として「召された」のではなく、「遣わされた」のだと主張し、さらに神の直系の息子として生まれたと述べています(真の父の御言葉、2010年4月13日を引用)。また、真の父母は天地創造の前から存在し(1997年8月9日)、神の外形であり(創世記1章27節、御言葉1970年10月19日)、昼の神である(御言葉2010年7月17日)と述べています。

ヨン氏の内容については、まだまだ語るべきことがありますが、それは後回しにしましょう。要約すると、ヨン氏は、真の父母を、原罪の重荷を背負った他の人類とは存在論的に異なる存在として神格化し、人類は常に真の父母を通して間接的に神と関係しなければならないという「高位のキリスト論("high Christology")」を展開しているのです。

UTSのマイケル・ミックラーは、この問題に精通しています......彼は、公式に発表されている「高位のキリスト論」と、文顕進の陣営が理解しているそれに代わる「低位のキリスト論("low Christology")」との間の......神学的議論を含む、現在の分裂の意味合いを扱っています。

ヨン氏は、真のお父様の生涯を神話化することにも従事しています。しかし、それは全く別のテーマであり、後になって本当の複雑で問題のある歴史的事実がもっと出てきたときに(それは見ることができます)、ヨン牧師の物語は到底合致するものではありません。

2013年11月

〈翻訳ここまで〉

一般受けはしないでしょうが、御言葉や神学などに関心ある方は、興味深い考察ではないでしょうか。
私の“龍明小説”的な感想・解釈は次回にするとして、ここでは、サンクチュアリ教会村の文七説教の誤訳疑惑に絡めたいと思います。


サンクさん、誤訳じゃないですか、確かめてみて下さいということです。

“Low Christology” という神学用語を「レベルの低いキリスト論」と解して訳したのでは?という……

こちらは部外者であり、また、説教の英語の原文や動画が見つからず、日本語訳文だけ見て言ってるのでなんなんですが、何度も引用されているので、気になるので、できればお願いしたいです。



 https://h2fanclub.blogspot.com/2021/03/ より引用します:

2021年3月23日キングスリポート 
御言:文亨進二代王

原理の御言葉にはメシアは神ではないと出ています。メシアは人だと書いてあります。これが、我々が統一教で伝統的に学んでいた内容でした。メシアは神ではなく人間だということです。そこで私たちはすごくレベルの低い神学内容を知ることになったのです。

しかし、キリスト教(Christianity)では、キリスト論(Christology)の内容があり、イエスを神として扱っています。非常にレベルの高いキリスト論です。
人(man)であると同時に神であり、三位一体で創造以前から父と共にしていた存在であるということです。

(略)

我々(統一教)は、レベルの低いキリスト論から大変レベルの高いキリスト論へと進みました。それで人々はとても驚いて混乱してしまいました。急に低いレベルの神学から、高いレベルの神学へと突然変わってしまったからです。
それで、人々は認知的な不調和ができて、それに適応するのが難しかったのです。

個人的に私はお父様がこのようにしてくださったことにとても感謝しました。
なぜなら、お父様が「キリストとしての父」の固有の特性を明確にしてくださり、強調してくださったからです。

その他 4カ所の「レベル」云々の箇所。
  

上の赤字の部分は、それぞれ、

そこで私たちは「低位のキリスト論("low Christology")」の神学内容を知ることになったのです。

まさしく「高位のキリスト論("high Christology")」です。


我々(統一教)は、低位のキリスト論から高位のキリスト論へと進みました。

などの意味ではないのでしょうか?


“high Christology" と “low Christology"は、キリスト論のアプローチの仕方の違いを表す神学用語であって、ここでの high と low は「レベルが高い・低い」の問題とは全く関係ありません。

それらの語句は日本語の英和辞書や訳例にも載っていません。
便宜上ここでは「高位のー」「低位のー」と訳しただけで、決まった訳語はないようです。(ある神学専門書の目次には「より高いキリスト論」とありました)
日本語ネットページにも情報はないし、またこの亨進説教は「英語→韓国語→日本語」へと翻訳したとのことなので、混乱しやすい状況がそろっていると思うのです。(途中の韓国語訳があやしい?)

しかし英語ページを検索すれば、“high or low Christology" の解説はたくさん出ています。

【wikiや他の英文解説ページからまとめてみました】

Q:高位キリスト論と低位キリスト論の主な違いは何ですか?

A:高位のキリスト論は、イエスの存在以前の神性に焦点を当て、低位のキリスト論はイエスの人間性に焦点を当てています。

***
キリスト教徒がイエスを理解する一つの方法は、「高位キリスト論」として知られている。
高位キリスト教学とは、イエス・キリストをまず創造以前から存在するロゴスや神の子として見て、その後、人間としての見方へと下降していく研究です。

キリスト教徒がイエスを理解するもう一つの方法は、"低位キリスト論 "として知られている。
低位のキリスト論は、人間イエス、歴史的イエス、福音書から始まり、イエスが十字架の死後、復活した時に神と同等の位置に引き上げられたと解釈します。
 


もし誤訳ではなく、二代王が本当にレベルが低いとか高いなどと言ったのだとすると、人類が積み上げてきた遺産である言葉の本来の意味を恣意的に歪めて使う真のカルト王だなあと思ってしまいます。
いくらハーバード神学大学院を出ても、教養が身に付かない人はいるものだなあ。(学部時代が生涯教育課程校だったからか?)とか何とか言われることになります。

ただややこしいのは、亨進さんは、世界会長時代に上述のジンフン・ヨン氏などと一緒に、真の父母を神格化した仲間だったでしょうし、気質からいっても“high Christology"の方が好きなタイプだろうと。(その方が思う存分“宗教オタク活動”ができるからな)
ですから、“high Christology"を“low Christology"よりレベルが高いと言いたいという気持ちがありそうではあります。


いろいろもとから矛盾が含まれているので、日本サンクチュアリ村の信者同士(か組織と)の紛争は、スッキリとは終わる気配が見えません。

「教会が一つから二つに分かれ、そのようにして三回分かれると、神様は去っていきます。」という文氏のお言葉があります。
現実をどう解釈するかが問題ですが、顕進派(郭グループ)が出た時が「一つから二つに分かれ」た時だとしましょう。
その後、鶴子派と文七サンクチュアリ派に分かれたのが二回目の分裂だと見ましょう。まだ二回なのです。つまり……

ですから全然大丈夫なのです。ガンガンやりましょう。まだ三回分かれていないのですから安泰なのです。安心して、ガンガンやりあって楽しみましょう!(皮肉含む。要読解力)(^。^)





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コメント

参考になりました
今回の“high Christology"と"low Christology"の記事は、大変参考になりました。ありがとうございました。
Re: 参考になりました
西田耕一さん、
メッセージコメントをありがとうございます。

サンク村の「バレーヒルリポート」ブログの方なのですね。

“high Christology" と “low Christology"のようなアプローチは、
哲学的に言えば、演繹法と帰納法のようなもので、真実に近づくためには双方向が必要だと思います。

「祈祷(瞑想)」と「実践」の間を行ったり来たりしながら成長していくのも同様で、両方必要ですよね。キリスト論とは話がズレますが。


我々人間の魂は皆、神から分け与えられた分け御霊で、もともと神の一部だったという日本古来の考え方からすると、創造以前の神と共に存在していたということになります。イエスキリストや文鮮明さんだけではなく。
異教情報でした。
No title
87年より協会にいて
色々見てきましたが 一貫して
アボジは変わらず元妻韓鶴子や 弟子が変わったかな???と感じます。
亨進様に対する見解は 韓国人特有の妬み怨み嫉妬が関連している内容で あまり祈ることのない薄っぺらいレベルの内容を感じます。
No title
森一郎さん、
はあ、そうでございますか。
コメントありがとうございます。

気質・性格は変わってないでしょうけど、
91、2年あたりから、自分は神だとか、「自分は神様より上だ」というようなことをちょくちょく言い始めたのではなかったでしょうか。
それまではそのような発言は聞いたことがなかったと思います。
私は93年、16万済州島修練会の会場の隅の方で、何回言ったか、文氏の神上目発言を数えていました。
隣にいたアイルランド人の姉妹に通訳しながら、「ほらまた言ったよ」と目配せしたのを覚えています。
これをどう捉えるか……
猫に〇〇
あなたは原理を知らない。原理を捨てた。だから、文師の言葉に外的に躓いたのですね。貴殿がこよなく愛する師観氏も・・・・

イエス曰く、私を見た者、神を見た者・・・、文師がこの立場をサタンを主人とした堕落圏から上がって世界基準で復帰したのが1992年。

だから、メシヤ宣言をされたのです。

文師は貴殿のような躓く心を持った者には躓くように語るのです。

イエス曰く・・・・・、右の頬を打たれたら左の頬を出しなさい・・・、貴殿が躓くことをさらに躓くような言葉、しぐさをするのです。

ボケたと思っている人の前には、しょんべんまで漏らしてボケたようにふるまうのです。

これに多くの不信ていた幹部たち、先輩たちが人間的に躓いたのです。

人生を預けたはずの文師に躓いたのです。だから、恨み骨髄になっているのですね。

とっくに神様がいなくなった貴殿には、猫に〇〇だったかな??
失礼いたしました。
〇男派のお方ですか?? まさか、こんなブログを書くくらいなんだから・・、
Re:猫に〇〇
反〇観さん、
なにか誤解に幻想を重ねて、こじらせておられるようですが。

「葛藤・たたかい」は小説の重要な要素になりうるので、私としても興味があり、サンクさんやこちら↓のブログのコメント欄も読ませていただいていますが、
https://heiwanosyujin.muragon.com/entry/1175.html
私は↑のブログに1回たりともコメントしたことはないです。
コメントは一度もしていません。


「🌻」のIDと「安産おしほ」のIDが同じだし、名前をクリックすると繋がるブログサイトも同じですね。また双方の主張からしても「🌻」と「安産」は同一と見ていいでしょう。

誰が自分のネームをもじって投稿するかね。
IPアドレスを調べてもみないのですか。IPが違っても同一人物の可能性はありますが、大いに参考にはなります。

「反〇観」?「よそ者2」? ブログ主さんでしょ。すけて見えるわ。
それよりあなたは、以前ここに2回ほど同じようなことをコメントしてくれた「藪から棒」さんですよね。
IPがピッタリ同じです。
そうですか〜、あれから気になっていたのですよ、藪からスティック、パッタリ来なくなったけど、どうしてるかなあーーって。

所用があるので、ここまでにします。
藪からスティックなコメントありがとうございました。

PS.
>〇男派のお方ですか??
これ、バカバカしくて答えないと、「○男派確定」になるやつでしょ。
違いますよ。まったく……

大変失礼いたしました
そうでしたか??
紛らわしいのが入ってくるものだから、貴殿との比較で文章構成などからおかしいと思いながら、太鼓も打たないと音がでないので、大変失礼いたしました。
間違いが分かりました。
皆さん自演にご注意
上のやり取りの直後、「🌻」「安産おしほ」「よそ者2」のコメントが全削除されていました。
味方のはずの「よそ者」「よそ者2」のコメントも削除されています。

「ブログ主 777」=「反〇観」=「よそ者」「よそ者2」などが確定です。
他にも自演のネームはたくさんあるでしょう。
「反〇観」のコメント消し忘れなのか、777と掛けあい会話をしているのが残っています。盛り上げてますね(苦笑。


また新しいネームで、コメント欄にて新たな自作自演の盛り上げが始まっているようなので(確証みつけたり)、注意喚起として書きました。そうでなければそのままにしておこうと思ったのですが。
(あのコメント欄、ごまかしばかりで、真実がありません。残念です。)

あ、ここを読む人は元々、誰もあそこは読んでないか。私だけでしたか(笑。
自演が多いことがわかったので、もうほぼ読まないことでしょう。すいませんでした。
嫌がらせを受けています。
ここに「反〇観」というネームで書き込んだ「777」さん、
上にも書いたように、私は「777のブログ」にコメントを書き込んだことは一切ありません。
そちらにコメントした「安産おしほ」氏が私「暗在オシホ」であるという何の根拠もないデタラメを貴殿の記事のタイトルにする嫌がらせをやめて下さい。

777ブログの記事タイトル:
《龍明小説 紡ぎます・・・暗在オシホ》こと、「安産おしほ」さんのコメントに答えて・・・

上のコメントで、反〇観氏が、
「大変失礼いたしました
そうでしたか??
紛らわしいのが入ってくるものだから、貴殿との比較で文章構成などからおかしいと思いながら、太鼓も打たないと音がでないので、大変失礼いたしました。
間違いが分かりました。」
と書いたことには、責任を持っていただきたい。


*******
「安産おしほ」ネームの人へ
紛らわしいネームは使わないでいただきたいものです。人間オンチがいるので。

*****

ここを読む方は、そういうことですので、誤解なきようお願いいたします。



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