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こんなカウサ(CAUSA)はイヤだ!ボリビア コカイン•クーデターに動員/9-10



こんなカウサ(CAUSA)はイヤだ!

ボリビア コカイン•クーデターに動員




龍明小説9-10



カウサ(CAUSA、南北アメリカ社会統一のための協会連合)は、朴ポヒ氏がラテンアメリカの右派や軍事独裁者たちと会合しながら南米を回った後に設立された統一教会の主要な政治部門だ。(先々回より)


文鮮明教団は、冷戦時代に共産主義に対抗する政治的手段としてCIAに選ばれた。
彼らの目的は、世界レベルで敵対する両陣営間の平和を実現することだ。
そのための戦略は何かというと、それは非常にシンプルで、反対勢力を潰し、破壊し、滅ぼすというものだった。
文教祖は、この “平和政策” を全面的に採用した。

「敵陣営は大いなるサタンである!」
彼はファシストやネオナチたちと一緒に、世界反共同盟(WACL)やカウサ(CAUSA)を設立し、中南米の極右軍事政権と結束していった。


その頃、南米のボリビアでは、民主的な選挙で選出された左派政権が、血まみれのクーデターによって転覆された。
その後麻薬が蔓延ったので、コカイン•クーデターと呼ばれるそのクーデターは、逃亡ナチの戦犯や麻薬マフィア、そしてWACLやCAUSA(文鮮明の組織)が、一緒になって大きく関わっていたことが、2010年の米国国立公文書館(NARA)の情報公開で明らかになった。

なぜナチスの戦犯が南米のクーデター関わっていたか。
アメリカ政府は、第二次世界大戦後、ナチスなどの右翼イデオロギーよりも、ソ連や社会主義のほうを大きな脅威と判断した。それで、何人かのナチ戦犯を保護し、訓練された専門家としての彼らの能力を反共産主義の諜報活動や国家テロ活動に利用しようとした。

(同じ計画は占領下の日本にもあった。笹川良一は戦後、戦犯として投獄されていたが、日本の左翼勢力との戦いに協力してほしいとの米軍情報部の要請で、児玉誉士夫とともに釈放された。2人とも日本統一教会草創期の基盤づくりに大いに関係している)。

コカイン•クーデターで中心的役割を果たしたのは、フランス占領時のナチス長官で、大勢のフランス人を残酷な拷問の末に殺した“リヨンの屠殺人” と称されるクラウス•バルビーだった。

フランスの戦犯検察の目をくらますため、アメリカ政府は彼に偽名の身分証明証を与え、南米に逃亡させた。以来、南米がバルビーの工作活動の“任地”になっていた。


1980年、バルビーはボリビアの諜報機関での地位を利用して、軍の指導者と有力なコカイン密売業者6名の同盟を組織した。そしてネオファシストの外人部隊を雇ってクーデターを起こし、ボリビアの民衆が選挙で選んだ左派政府を転覆した。

また、バルビーは、統一教会の文鮮明と協力し、ボリビアのクーデター政権とも協力して、南米での反共活動を組織したという。
統一教会とボリビアのクーデター(政権)との具体的な関わりは「その2」に書くとして、「国際的批判を呼んだ」残虐非道なコカイン•クーデターとはどんなものだったかを見ていきたい。

これらの内容は、米国国立公文書館の情報公開を受けた米国ジャーナリスト複数の記事からです。(巻末の資料参照)

80年7月17日、バルビーと "死のフィアンセ "と呼ばれたネオ・ファシストのチンピラ傭兵部隊が先頭に立って、コカイン・クーデターが始まった。

「覆面をした凶悪犯たちはボリビア人ではなく、ドイツ語、フランス語、イタリア語のアクセントのあるスペイン語を話していた」と麻薬捜査官レヴィンは書いている。「彼らのユニフォームには国籍もマークもなかったが、多くの者はナチスの鉤十字の腕章と記章をつけていた」。

殺戮は激しかった。
クーデター軍は全国労働者本部を襲撃し、労働者のリーダー、マルセロ・キロガを負傷させた。
キロガは、かつての軍事独裁者ヒューゴ・バンザーを麻薬と汚職の容疑で起訴する活動をしていた。キルガは「警察本部に引きずり込まれ、アルゼンチンの恐ろしい海軍工学校から派遣された拷問の専門家たちのゲームの対象となった」とレヴィンは書いている。

「この専門家たちは、彼らの『拷問科学』をキイロガに適用した。
彼らはキイロガを何時間も生かし、苦しめた。去勢され、拷問された彼の遺体は、数日後にラパス南部の『月の谷』と呼ばれる場所で発見された」。

DEA捜査官のレヴィンは、「革命の最大の目的がボリビアのコカイン産業の保護と管理であることはすぐに明らかになった。刑務所に収監されていた主要な麻薬密売人はすべて釈放された後、ネオナチと一緒になって暴れた」。

「政府の建物に侵入し、密売人のファイルを燃やしたり、持ち去ったりした。政府職員は拷問され、銃で撃たれ、女性は縛られ、準軍と釈放された密売人に何度もレイプされた」。

ファシストたちは鉤十字を掲げ、"ハイル・ヒトラー!"と叫んで祝った、とヘルマンは報告している。

アルセ・ゴメス大佐は、ラテンの独裁者のイメージで内務大臣として大きな権限を握った。ルイス・ガルシア・メザ将軍がボリビアの新大統領に就任した。

この勝利により、麻薬王に恩義のある右派の軍事独裁政権が誕生したのである。ボリビアは南アメリカ初の麻薬国家となった。

ボリビアの有力なクーデター実行者のほぼ全員がカウサの会員として登録していた。


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コカイン将軍ガルシア•メサ(新大統領)と文の右腕 朴ポヒ大佐


***
南米は「独裁者の牧場」と言われているそうです。
独裁者が何頭も放し飼いにされていて、よく肥えよく育つのだそうです。


それはともかく、
教団は、こういう悪辣非道なコカイン•クーデターの準備に約400万ドルの資金を提供したというのですから。

そして政変が成功すると早速、文氏の右腕の朴ポヒ氏が、新政府樹立のお祝いにボリビアを訪問し、山岳地帯の首都ラパスの祝賀の場で、
私は世界で最も高い場所にある都市に、尊父•文師のための玉座を建てました!
と宣言したというのですから。

悪質でヤバイのが分からないのでしょうか。
分からないだろうなあ。人が良すぎるから
ではなくて、 同じ血が流れているから。
(同じ血=独裁の体質)


教団とコカイン•クーデターとの関係は、もちろんこれだけではなかった。

   (9ー11 につづく)





  参考資料


https://howwelldoyouknowyourmoon.tumblr.com/post/190540833388/how-sun-myung-moons-organization-helped-to


https://whatisonthemoon.tumblr.com/post/642365511067385856/pease-politics-of-sun-myung-moon-destroy-the


https://tragedyofthesixmarys.com/moon-in-south-america/


http://consortiumnews.com/2013/06/06/hitlers-shadow-reaches-toward-today/


https://ja.wikipedia.org/wiki/ボリビア
ウィキペディア「ボリビア」
1980年:
ガルシア・メサ将軍がクーデター「コカイン・クーデター」[8]で政権を握るが、麻薬マフィアとの癒着、反対派への大弾圧により、国際的な批判を呼んだ。


https://ameblo.jp/chanu1/entry-10817887046.html




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コメント

救世主をかたる悪魔
市民を拷問虐殺する軍事クーデターに加担。これは完全にアウトですね。教団は「世界平和」を看板に掲げる資格なし。三男と七男グループも同罪だ。彼らも分裂前の統一教会が行った違法な経済活動、日本人の家庭破壊と財産収奪のおかげで贅沢三昧な暮らしをしていたのだから。サンクチュアリは家庭連合に代わって、日本の被害者に献金を返せよ。
Re:救世主をかたる悪魔
>市民を拷問虐殺する軍事クーデターに加担。これは完全にアウトですね。

その通りなんですけど、勝共ということからすると、とにかく左派政権が立つのをぶっ壊せ!ということで、イケイケドンドンになってしまうらしい。
勝共思想自体(つまり創造原理自体)大いに問題アリだと思います。
なんにしてもアウトだな、アウトアウト。


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