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掟破りの無法教団。信者ボロボロ?/8-10

『反日デモと卵投げを請け負う文教祖 in USA』からの続き



   掟破りの無法教団。
       信者はボロボロ?




龍明小説8-10



ドナルド・フレーザー議員は、委員会でKCIAの米国内での活動を調査していたところ、ムーニーがKCIAから報酬を得てワシントンで反日デモを行った証拠を見つけたことから、統一教会組織の調査を始めた‥‥(前回より)

反日デモの下請けだけではない。
アメリカではロビイストに登録が義務付けられているが、教団から議員に派遣された信者たちは、韓国政府のエージェントとして登録することなく、議会で韓国のためにロビー活動を行っていた。

今や巨大になったように見える文鮮明集団は、アメリカで数々の法律違反を犯していた。
日本や韓国その他から何百人もの信者が、短期の学生ビザ、観光ビザ、宗教研修生ビザなどで入国し何年も滞在して、伝道や募金活動に従事、教会の事業体や政治的団体で働いていた。

彼らは生活に必要最低限の費用のみ支給され、無給で18時間労働したというか、させられたというか。強制労働禁止法、少なくても労働基準法違反になるだろう。

何百万ドルものお金が、非課税の教会口座からファミリー組織のビジネス口座へ、あるいはその逆へと都合良く送金されていた。
また、外国からやって来る信者たちは、税関に内緒で大量の外国の献金を運び込んでいた。


続々と湧いてくるカモネギ奴隷のような無給従業員と宗教団体を隠れ蓑にした効果抜群の節税対策。
いきおい、常識では考えられないほどの富が、トップの文教祖周辺に集中することになる。
当時のメディアに「韓国からやって来た億万長者、文鮮明氏、フォード自動車とパンアメリカン航空を買収か!?」と報道されたこともあった。

70年代後半になると、マスコミ、フレーザー小委員会、連邦、州、地方の捜査官は、文鮮明教団の違法で欺瞞的な活動を暴露し始めた。
朴ボヒとサローネンは、チーフ・スポークスマンとして、報道カメラの前に立ち、天の欺瞞の鑑(かがみ)となって繰り返した。
「アタシら、なぁ〜も悪いことしてまっせん。
 なんでそんなこと言うんですかぁ?
 あなたたちは悪魔の道具になっています!
 ヒィ〜〜ッ(感情的になって泣く)」

教団は不正行為を否定しただけでなく、「我々の活動に疑問を呈することは、憲法修正第一条の宗教の自由に対する権利を侵害するものである」と反論した。

    *

その頃、文鮮明教祖は広大なベルヴェディア邸の奥の間で、ニュース報道の大画面を眺めながら、少数の幹部たちを相手に、膝を揺らしながら語っていた。
「むかしむかし、あるところに‥‥だな、
もう30年も昔の北の監獄でのことだがな、
そこに許孝彬という腹中教の教主がおってな、
その女教主が、『啓示を否定して釈放されろ』というわしの忠告を無視しおってからに、結局牢獄で殺されて、神を悲しませることになったのだ。

おまえたちはそうなるなよ。
疑惑は否定するんだ、徹底的に否定しまくれ、そうだ、その調子だ‥‥

敵は我々の力を恐れているから攻撃するのだ。
迫害に負けて、このお父様を再び十字架にかけてはならない。

アメリカのちっぽけな規則など構っていられるか。神の摂理だ。
悪評に臆するな、世界的に有名になる一番の近道だとむしろ喜べ。

そうすれば、神様は『レバレンド・ムーンは天の父である私よりもはるかに優れている』と言うんだね。
み旨の最短距離を行く、これが天の父の戦略だ。
それこそ真の信教の自由だというんだね」


一見、太っ腹で豪快に見えるが、文鮮明は、人間が歴史的に苦労して積み上げてきた人権意識や遵法精神が欠けていると思われる。

下院のフレーザー小委員会はあくまでも調査委員会であって、警察でも裁判所でもないから、別に気にすることないってか? う〜ん‥‥いやいや。とんでもない。






参考資料

Gifts of Deceit (1980) by Robert B. Boettcher
キャプチャg1 

https://howwelldoyouknowyourmoon.tumblr.com/post/182501628553/gifts-of-deceit-chapter-6-minions-and-master

Notes 脚注より

173 Moon’s plans to buy the Empire State Building, Ford Motor Company, and Pan American World Airways: Master Speaks, Nov. 22, 1974; interview with a former Moonie leader.

175 “ ‘Reverend Moon is far better than me, the Heavenly Father’ Master Speaks, July 31, 1974 (KI Appendix C-219).

175 The “petty” laws of the United States: notes taken by a Unification Church member at a meeting with Moon in Barrytown, N.Y., June 1, 1977. The subject of the discussion was the newspaper, News World.

176 International movement of Moonie funds: KI Report, p. 337; the Fraser Subcommittee said “there was massive evidence that (the Moon organization) had systematically violated” U.S. currency laws (KI Report, p. 388).

176 Visas: KI Report, pp. 335-336; summary of Immigration and Naturalization Service investigations of Moon (KI Appendix C-212).

日本語訳:
173 エンパイア・ステート・ビルディング、フォード自動車、パン・アメリカン航空を買収するという文の計画。:マスター・スピークス(文鮮明み言葉集)、1974年11月22日、元ムーニー指導者へのインタビュー

175 「『レバレンド・ムーンは天の父である私よりもはるかに優れている』マスター・スピークス、1974年7月31日(KI付録C-219)。

175 米国の「ちっぽけな」法律:1977年6月1日にニューヨーク州バリータウンで行われたムーンとの会合で、ある統一教会の信者が取ったメモ。議論の対象は新聞「ニューズ・ワールド」だった。

176 ムーニー資金の国際的な動き。フレーザー小委員会は、「(文の組織が)組織的に米国の通貨法に違反していたという膨大な証拠があった」と述べている(KIレポート、388ページ)。

176 ビザ KI報告書、335~336ページ; ムーンに対する移民帰化局の調査の概要(KI付録C-212)。






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