fc2ブログ

議会に女信者を送る・政治を学ぼう/8-8


『ぶち抜け火の玉 ニクソン辞任』からの続き


  議会に女信者を送る・
        PRシスターズの摂理




⭐️長らく政治的な世界に興味がなく、無知だったので、こういう機会に関心を持ってみました。
1970年代前半あたりの状況です。
文先生の諸事情を知ろう!(^.^)





  龍明小説8-8


文龍明は、自分がやっている「ウォーターゲート計画」は、アメリカ国内よりも韓国国内での影響の方がはるかに大きいことを教団メンバーに伝えていた。
「韓国の青瓦台の連中はこう思うんだね、世界に冠たるアメリカで?文先生がニクソン大統領と? おー、あの男、目は小さいが大したもんだ、と言って感心する」(会場笑い)

韓国の方では、お得意の修練会方式を活かし、ソウル郊外の水沢里にある教団の訓練校で、政府関係者に反共主義を教え込んでいた。
政府は毎年、地方自治体や国の機関から数千人の職員を、文教祖の学校に訓練生として派遣した。

8B5E0716-35F6-487D-A12C-813E2DBE78E3.png
水沢里のトレーニングセンター(反共訓練所)


文教祖は、朴軍事政権下の厳しい環境の中で迫害される宗教人たちを尻目に、ソウルで親政府、反共産党、親ニクソンの大規模なデモを行うことが許されたし、教団の産業部門では、軍事兵器の製造など、政府から高額な免税契約を受注しており、特別扱いを受けていたと言わざるを得ない。

昔KCIAの金ジョンピル総局長が下した、設立したばかりの統一教会を利用するという決断は、10数年を超える時の試練になんとか耐えていた。

龍明は、それでいい、行けるだけそれで行こうと思っていたが、自分はKCIAや朴正煕よりも大きな存在であると、教団によく語っていた。
彼の頭の中では、自分は韓国政府を整理し利用しているのであって、その逆ではないのである。
反共学校で教化された政府関係者は、勝共思想によって統一原理に導かれる。政府との契約で軍需品を作れば、政府は彼に依存し、彼が世界に進出するための資金を提供することになるからだ。

ウォーターゲート計画では、もしニクソンを救うことができれば、俺の力は朴正煕大統領を凌駕し、アダム国である韓国を支配することもすぐに可能になるだろう、と思っていたのだが‥‥
結局ニクソンは二期目を全うすることなく辞任してしまった。

いや、だがあれはホース・チームの連中が失敗したからだ。
俺は大統領の朝食会にも出席したし、ホワイトハウスで単独会見もした。
その瞬間から統一教会とホワイトハウスは非常に近くなったのだから、ま、ドンマイ、ドンマイ。

サローネンの手下、FLF(アメリカ勝共)のエルキンスは、キャピトル・ヒルでの外交問題に忙殺されれていた。
ムーニーたちは、南ベトナムやカンボジアのロンノル政権、そして最も重要な韓国への支援を呼びかけるために、多くのロビー活動を指示されていたのだ。
エルキンズは、そのために場当たり的に作られた特別委員会のニセのレターヘッドを使って、夜通し議員に手紙を送っていた。


アメリカ議会・議員については、文教祖にとっても韓国政府にとっても重要な関心事だった。
特に1974年は韓国への軍事援助が9,300万ドル削減されることになったこともあり、文教祖と韓国政府は、別々に、しかし連携して、集中的に働きかけを行った。

文教祖は早くも1971年には、エバ国家日本人の松田光子の下に「PR(広報)シスターズ」と呼ばれるチームを組織していた。PRシスターズの任務は、議員やスタッフとの親交を深め、統一教会のことを説明して否定的な態度を払拭し、韓国への全面的な支援を促すことだった。
これにより、文氏は米国での影響力を韓国政府に印象付けることができたのだ。


議会内では、反共主義というだけで疑うことを知らない人々が彼らを助けた。
文が永住ビザを迅速に取得できたのもこのためだった。(永住ビザは妻の永住ビザのおかげで発給された。妻の永住ビザは、朴ボヒが彼女を韓国文化自由財団の職員として登録したことで取得されたものだ)。

その後、文教祖は教団に「見栄えのするいい女をたくさん集めてくれ」と指示を出し、各上院議員に3人ずつ割り当てる計画を立てた。
「一人は選挙用、一人は外交政策用、一人はパーティー用だ。我々の信者が上院議員よりもいろいろな面で上にいれば、上院議員は取り込まれざるを得ないだろう。」


実際、何人かの議員は、教団が借りたワシントン・ヒルトンホテルのスイートルームで接待を受けていた。
件のスイートルームで議員と信者女性が親しそうに腕を組み合う写真を何枚か見たという証言者がいる。

PRシスターズに任命された1人であるスーザン・バーグマンは、2年間にわたって毎朝カール・アルバート下院議長の事務所に通い、議長とその秘書たちが出勤したときに高麗人参茶を用意した。
議長は、彼女がする宗教の話には興味を示さなかったが、愉快で魅力的な女性だと感じていた。
ある日、仲間のムーニーを国会議事堂内に案内したとき、彼女は電話を取り、議長の番号をダイヤルしてこう言った。
「私の花が届いたかどうか知りたかったのよ」
バリータウンにある教団のトレーニングセンターにいるときには、アルバートから彼女に長距離電話がかかってきたこともあった。

上院議員や下院議員について彼女らが知ったことは、個人的な事柄や生活の詳細も含め、すべて教団の秘密ファイルに書き込まれることになっていた。


米国の教会は 1974年には、年間800万ドル(当時相場約23億円)を日本を主に世界からかき集めていた。
文教祖はこのお金を、政治活動やアメリカの事業(造船会社、レコーディング・スタジオ、ケーブルテレビ・ネットワーク、ホテルおよびシーフード部門)に気前よく使い始めた。


統一教会は政治活動やビジネス活動を行わないことを誓ったため、税金が免除されたのだが。
FLFや事業体は、統一教会とは別の組織だと言うのだろうが、信者の人事や資金の流れは見境なく行ったり来たりしている。

文鮮明の全体主義システムでは、戦争兵器を売ることやKCIAのために働くこと、エンパイヤステートビルを買うこと、洗脳したり商売すること、何でも宗教になる。

これらの強引な手口で、多くの人が文鮮明を危険なカルト教祖として見るようになった。








 参考資料


Gifts of Deceit:
キャプチャg1

Gifts of Deceit – Chapter 6, Minions and Master

https://howwelldoyouknowyourmoon.tumblr.com/post/182501628553/gifts-of-deceit-chapter-6-minions-and-master

脚注例:
Notes:
157 “PR Sisters” and “many good-looking girls”: KI Report, p. 342; Master Speaks, Dec. 29, 1971 (KI Appendix C-209); untitled speech by Moon, May 7, 1973 (KI Appendix C-321); interviews with ex-Moonies, one of whom reported having visited the Washington Hilton suite and being shown photos of Congressmen and Moonie girls with their arms around each other.

157 “one for the diplomat” presumably means one to function as a diplomatic persuader in a Senator’s office.

157 “The Speaker wasn’t interested”: interview with former House Speaker Carl Albert.

157 Susan Bergman’s telephone conversations with Albert: interview with an ex-Moonie who was present on both occasions.

158 Barrytown: Not to be confused with Tarrytown; Moon has large facilities for training at both villages on the Hudson.



「政府は毎年、地方自治体や国の機関から数千人の職員を文教祖の学校に派遣していた」
兵士を入れると、毎年何十万人との説あり。
http://anzais.blog.fc2.com/blog-entry-172.html


https://newrepublic.com/article/115512/unification-church-profile-fall-house-moon
ニューリパブリック誌「文家の崩壊」






味深い記事だと思われた方は
どれでもいいからクリック↓
 ありがとう p(*^-^*)q

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 家庭連合へ
にほんブログ村
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 家庭連合 批判・告発へ
にほんブログ村
にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村



関連記事
スポンサーサイト



コメント

この頃、こんなこともありました。

1974、5年のことらしい。


日本人の女性信者を韓国政府高官の愛人として送り込んだ文教祖(1)
https://ameblo.jp/chanu1/entry-12148141620.html

「韓国CIA(KCIA)のナンバー2に李哲煕(イ・チョルヒ)という人物がいましたが、文教祖は韓国政府の後ろ盾を得ようと、日本人の女性信者を李哲煕(イ・チョルヒ)の愛人として送り込みます。」

【韓国の新聞で事件当時に報道された「KCIA李哲煕の愛人」についてのみ言葉。
(※注意)下記のみ言葉中で、KCIA李哲煕と日本人信者(野島)とを結婚させたような表現になっていますが、実際は結婚式も入籍もしていない「同棲状態」だっただけです。韓国の幹部に命じて、当時、信者の間で美人で有名だった「野島登美子」を韓国政府高官の愛人として送り込みます。】
日本でもこんなことが。
山崎幹事長の愛人は統一教会だった!

https://society.5ch.net/test/read.cgi/giin/1017392467/l50



Re:日本でもこんなことが。
米本さん、コメントありがとうございます。
ちょうど、火の粉さん反応記事を書いていたところでした。

リンク先を読むと、その愛人が出入りしていた統一教会の施設の玄関には「サタン血統根絶」のステッカーが貼ってあったと。
そんなステッカーがあるとは知りませんでした。今でも手に入るのでしょうか(そこかよ

その報道があったのは2002年頃でしたか、
「たまたまそういう人が伝道されて通教していただけ」と現役さんが言い訳していたような記憶がありますが、
5年来の愛人ということだし、やはり使命感ある統一教会“渉外部”のメンバーだったのでしょうか。
きちんと机を並べた部署があるわけではなく、その使命を“渉外部の仕事”と言うだけの話かもしれません。
昔原研で、色っぽい人が自分は渉外部だと言っていました。
まるでスパイの世界ですね。

元祖“渉外部”?
先に書いた「KCIA李哲煕の愛人」野島氏についての後日談です。
元記事のコメント欄より。
「A子さん」とは野島氏のことです。

https://ameblo.jp/argtsbt/entry-11524578306.html?frm=theme
ーーーーーーーーーーー
12. A子さん
知り合いの1800双の夫人に話してみたところ、このA子さんはやはり有名だったと言っていました。そして、彼女は優秀で実績もありきれいなので、12双でも777双でもない、特別の祝福を受けた(だから皆の前から姿が見えなくなった)、と以前聞いたことがあったそうです。そして、最近、実際は10年以上前のようですが、アメリカの西海岸の某都市に住んでいるA子さんに遭遇したことがあるとのことです。

お元気そうで、お子さんは一人、離婚をした、というふうに言われたそうです。今その方をさがすのはとりあえず困難ですが、とにかく約10年前は教会に繋がっていて、お元気だったようです。
和子2013-05-10 08:18:06
ーーーーーーーーーーーーー

*投稿者の「和子」さんはアメリカ在住。別ネームで火の粉ブログにも過去複数回投稿歴があり、ネット上とはいえ(私にとっては)取るに足る内容と思われます。

その後A子さんはアメリカで自由に暮らしている?ようで、なんとなく一安心ですが。

一つ気になったことは、12双と777双祝福は、1969年と1970年です。
KCIA愛人となったのは1975 年です。
元記事のブログ主の777の古参信者さんも、「彼女が777の祝福の時にいなかったので皆不思議に思い心配したが、後から韓国要人の愛人になっていたからだと知った。」のように書いてますが、それだと時系列が合いません。
75年にKCIA愛人になるために70年以前から姿を消していたとは考えにくい。

つまり彼女は60年代にいろんな意味で抜擢されて“渉外部”にいたのではないかと推測できます。
75年からのは、最後の大仕事だったのかな。



https://ameblo.jp/chanu1/entry-12149063490.html
文教祖の指示で李哲煕と野島登美子をセッティング(根回し)したのは、36家庭の崔昌林(別名:崔容碩)です。
崔昌林は当時、日本の民団(在日韓国人)および勝共担当でした。
李哲煕と野島登美子の出会いは、新聞記事によると「1975年、李哲煕が日本に出張に行った際に、李哲煕の日本人の友人の酒の席に招待され出会った日本女性「野島登美子」を誘惑し欲望を満たすのに成功した」とあります。
一粒で二度おいしい
「娘を性上納する自称真の父」

https://ameblo.jp/5200043/entry-12181364868.html

 以前、上記ブログで書いた通り、現役の時には ????
だった事柄がセックスリレー(血分)&政権癒着(御用宗教団体)というピースを当てはまるとはっきり文教祖の裏の顔が見えてくるという事にきづかされます。

 一粒で二度おいしいグリコアーモンドです。


 ★文教祖 →A子さん →KCIA幹部 
 (血分を通して「復帰」したという自己満足)
 

 ★KCIAインサイダー情報のパイプ構築

やっぱりサイコパスはこうでなくてはならないという見本ですね。
(因みに、サイコパスは冷血な犯罪者の印象が強いですが、成功者の多くがこの資質を持ってるそうです。例えばアップルの創業者)



Re:一粒で二度おいしい
goutさん、お久しぶりです。
コメントありがとうございます。

そうです、6マリア兼渉外部 だったでしょうね。

リンク先は率直な記事でした。結構なお手前でした(^^)。
一つ。
>目的のためなら教義と矛盾しても良心の呵責を感じない文教祖。

教義と矛盾してないけどね、それがホントの教義の発するメッセージだと思います。
ですから原理(教義)を信じるなら、耳触りの良い後付け誤魔化し教義解説の言うところは実現できないのです、相矛盾するダブルバインドだから。(二世が犠牲になっている。一世も同じだが)
次の記事で書いたけど、うまく表せず伝わらない。
ズバリ、包丁捌きがすんばらしいニーチェ先生に頼みたいところ。
ニーチェは思想界の戦士だ!
キリスト教界をあれだけ深く鋭く捌き切ったのだから、統一教義なんて一瞬だろう。意外とあれやこれやで分厚い本を一冊位書いてくれるかもしれない。
ただ難しすぎて、誰も読まんかもしれないw

まあいいや、あと2、30年もすればなくなる(どうでもよくなる)だろう、二世も老後か。
気楽にやろう。


管理者のみに表示