『信者の自己犠牲で豪邸を手に入れた文鮮明』からの続き
“私の父は偽の再臨メシアです“
あけすけにホントのことを言っちゃった
文聖進の手紙事件(後半部)
龍明小説8-4
質素ななりのまま要人と交流した徳の高い宗教者は同時代に何人もいたが、龍明はその後も同様のやり口で、高価なビル群や土地、会社群を購入し続け、億万長者になって、金と反共で影響力を買い、CIAやロックフェラー等、金持ち仲間と交流していた。(前回より)
宗教保守派と協調し、新聞社を作り首都ワシントンで文教祖のネットワークが拡大した時期には、アメリカ再建を通して地上に天国を創建するという統一教会の夢が手の届く範囲にあるように見えた。
しかしそれは、統一原理や再臨のメシアが政界や宗教界に認められ浸透したからではなかった。
今まで見てきたように、金と権力の力学を使ったのだ。否、使い、使われたと言うべきか。
反共で敵愾心を煽り、冷戦構造の対立を際立たせるのに一役買って時流に乗り、影の権力から使い使われるそのためには、文教祖の号令一下、どこにでも行ってイノチガケ、稼ぎ、工作し、敵に向かって威嚇行進する兵隊のような狂信者の群れが欠かせなかった。
それが文鮮明の強みであり、それでなければ世界の舞台で相手にもされなかっただろう。
極貧国の片隅の異端カルト教祖らのうちの1人のまま終わっていただろう。
統一原理というものは、
そういう信者たちをおびき寄せる釣り針であり 餌であり
嗚呼 彼らを逃がさないための 借り仮(カリカリ)の希望
自己犠牲を強いる 根拠のない権威と 歴史的必然を騙る
捕まって自らの病いをこじらせる可哀想な人たちの重石(おもし)
それから一時の慰め イタク美しいカレイドスコープの迷宮
もともと けっして それ以上でも以下でもない内容
原理原本から70年近く 原理講論から50年以上
無知で未熟な学生やそれに準ずる人々しか魅了しない
世界で役立ったり 通用なんかするものではなかった
現代の理想国家世界を語る原理思想家よ出でよ などとは言わない
もう結論は出てしまっているのだから
そういう限られた意味では なくてはならないものだった
嘘だろと思ったり、ピンとこない人もいるだろう。
最初は日本でもアメリカでもヨーロッパでも、そんなことはおくびにも出さない考えてみたこともない宣教師たちが、自らの問題意識に従って原理を語り伝道したからだ。
霊的啓示と預言の神学者 金永雲、
ユートピア社会を求める崔サンイク(西川勝)、
宗教統一を夢見る デヴィッド金、
それぞれの組織がそれぞれに見合う信者何十人、
教会家屋を複数買い、事業を持ち、
西川さんはユートピアのための土地を手に入れ、
それぞれは自立活動できるほどには成功していた。
それから待ち焦がれた再臨の主、文先生がやってきた。
「これからは1つの組織、1人の主だ。全米7大都市で大復興大会をする。準備せよ」
日程を決め、ホールを借り、ポスターを印刷して、ありとあらゆる方法でその大会を宣伝せよ。あ、それから街頭でチケットを売りまくれ。
そんなことで、わいわい、バタバタしている頃。
龍明の最初の結婚で生まれた息子の聖進(33)が「手紙事件」と呼ばれるものを起こした。
文聖進は、1957年12歳の時に両親が離婚し、父親である文教祖側に引き取られたが、60年にたった3歳年上の韓鶴子を新たな「母」として迎えたことに違和感を覚えていたという。
1974年、その頃結婚して東京に住んでいた聖進は、教会の36家庭の幹部10人に宛てて、重要なメッセージを伝える手紙を送った。
その内容はこうだった。
「あなた方が従っている私の父は、再臨のイエス・キリストではありませんから、あなた方は自分の道を進んだ方がよいでしょう。今からでも遅くないから、自分の未来を切り開いていってください」
この手紙が到着すると、韓国統一教会本部は大騒ぎになった。彼らは緊急事態が発生したとして、手紙を受け取った指導者たちから手紙を回収するために奔走した。
聖進の里親だった金ウォンピル前教会長が、すぐにアメリカから韓国に飛んで来て、もみ消しを行った。
手紙の件は、「文聖進さんが、あなたたちの信仰心を試しただけなのですよ」と言い訳し、うやむやにされてしまったそうな。
やれやれƪ(˘⌣˘)ʃ
参考資料
手紙事件のこと:
書籍『The Identity of Sun Myung Moon and the Unification Church』
by Myung-hui Kim who was a 430 Blessed Couple: 金明熙(430双)著
published in Korea in March 1987, and again in November 1989.
https://tragedyofthesixmarys.com/dong-sook-listed-true-child/
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あけすけにホントのことを言っちゃった
文聖進の手紙事件(後半部)
龍明小説8-4
質素ななりのまま要人と交流した徳の高い宗教者は同時代に何人もいたが、龍明はその後も同様のやり口で、高価なビル群や土地、会社群を購入し続け、億万長者になって、金と反共で影響力を買い、CIAやロックフェラー等、金持ち仲間と交流していた。(前回より)
宗教保守派と協調し、新聞社を作り首都ワシントンで文教祖のネットワークが拡大した時期には、アメリカ再建を通して地上に天国を創建するという統一教会の夢が手の届く範囲にあるように見えた。
しかしそれは、統一原理や再臨のメシアが政界や宗教界に認められ浸透したからではなかった。
今まで見てきたように、金と権力の力学を使ったのだ。否、使い、使われたと言うべきか。
反共で敵愾心を煽り、冷戦構造の対立を際立たせるのに一役買って時流に乗り、影の権力から使い使われるそのためには、文教祖の号令一下、どこにでも行ってイノチガケ、稼ぎ、工作し、敵に向かって威嚇行進する兵隊のような狂信者の群れが欠かせなかった。
それが文鮮明の強みであり、それでなければ世界の舞台で相手にもされなかっただろう。
極貧国の片隅の異端カルト教祖らのうちの1人のまま終わっていただろう。
統一原理というものは、
そういう信者たちをおびき寄せる釣り針であり 餌であり
嗚呼 彼らを逃がさないための 借り仮(カリカリ)の希望
自己犠牲を強いる 根拠のない権威と 歴史的必然を騙る
捕まって自らの病いをこじらせる可哀想な人たちの重石(おもし)
それから一時の慰め イタク美しいカレイドスコープの迷宮
もともと けっして それ以上でも以下でもない内容
原理原本から70年近く 原理講論から50年以上
無知で未熟な学生やそれに準ずる人々しか魅了しない
世界で役立ったり 通用なんかするものではなかった
現代の理想国家世界を語る原理思想家よ出でよ などとは言わない
もう結論は出てしまっているのだから
そういう限られた意味では なくてはならないものだった
嘘だろと思ったり、ピンとこない人もいるだろう。
最初は日本でもアメリカでもヨーロッパでも、そんなことはおくびにも出さない考えてみたこともない宣教師たちが、自らの問題意識に従って原理を語り伝道したからだ。
霊的啓示と預言の神学者 金永雲、
ユートピア社会を求める崔サンイク(西川勝)、
宗教統一を夢見る デヴィッド金、
それぞれの組織がそれぞれに見合う信者何十人、
教会家屋を複数買い、事業を持ち、
西川さんはユートピアのための土地を手に入れ、
それぞれは自立活動できるほどには成功していた。
それから待ち焦がれた再臨の主、文先生がやってきた。
「これからは1つの組織、1人の主だ。全米7大都市で大復興大会をする。準備せよ」
日程を決め、ホールを借り、ポスターを印刷して、ありとあらゆる方法でその大会を宣伝せよ。あ、それから街頭でチケットを売りまくれ。
そんなことで、わいわい、バタバタしている頃。
龍明の最初の結婚で生まれた息子の聖進(33)が「手紙事件」と呼ばれるものを起こした。
文聖進は、1957年12歳の時に両親が離婚し、父親である文教祖側に引き取られたが、60年にたった3歳年上の韓鶴子を新たな「母」として迎えたことに違和感を覚えていたという。
1974年、その頃結婚して東京に住んでいた聖進は、教会の36家庭の幹部10人に宛てて、重要なメッセージを伝える手紙を送った。
その内容はこうだった。
「あなた方が従っている私の父は、再臨のイエス・キリストではありませんから、あなた方は自分の道を進んだ方がよいでしょう。今からでも遅くないから、自分の未来を切り開いていってください」
この手紙が到着すると、韓国統一教会本部は大騒ぎになった。彼らは緊急事態が発生したとして、手紙を受け取った指導者たちから手紙を回収するために奔走した。
聖進の里親だった金ウォンピル前教会長が、すぐにアメリカから韓国に飛んで来て、もみ消しを行った。
手紙の件は、「文聖進さんが、あなたたちの信仰心を試しただけなのですよ」と言い訳し、うやむやにされてしまったそうな。
やれやれƪ(˘⌣˘)ʃ
参考資料
手紙事件のこと:
書籍『The Identity of Sun Myung Moon and the Unification Church』
by Myung-hui Kim who was a 430 Blessed Couple: 金明熙(430双)著
published in Korea in March 1987, and again in November 1989.
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