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大量の僕と金が必要な世界摂理?ー心理的暴力/8-2

「日本宣教・アメリカ宣教・文先生現る!」 の続き


   大勢の僕と金が必要な世界摂理?

あなたはこのような心理的暴力で、人格を破壊されていませんか?
もしくは、その傷がまだ多少なりとも残っていたりしませんか?
もしそうなら、傷ついたもう一人の自分を癒してあげて下さい。




   龍明小説8-2



1971年の暮れにアメリカに定住してからは、文鮮明自身が主導権を握り直接影響力を及ぼすようになった。
これまで宣教師ごとに自律して散在していた多様な小グループを解体し、すべてのメンバーを別の地域の別の使命に移動させて、統一した全国的な運動にしようとした。


文教祖の誇大妄想的な方針はこのようなものだ。
地上天国を復帰するには、従順な僕の軍隊がもっと必要になる。
活発な勧誘活動で人員を増やし、厳しく訓練しなければならない。
これは人類史上かつてない大きな使命だから、手下どもはかつてないほど働かなければならない。
世界の摂理を進めるために数億ドル、世界の富を牛耳るためには数十億ドル、それ以上が必要だ。
手下どもはその金を集めるため、わしが命令すればどこへでも行き何でもしなければならない。
韓国でのわしの立場を安泰にするために、朴軍事政権の意向に沿った政治活動をすることを厭うな。


韓国政権の意向に沿った政治活動について。
当時文教祖は朴大統領を恐れており、身の危険を感じていた。
実際、70年に東京で世界反共連盟(WACL)の大会を勝共連合主催で開いたのは、スポンサーである朴正煕大統領の目的と文教祖の目的が一致していることを再度アピールし、朴大統領をなだめるためでもあったという。そのことは大会で訪日した勝共連合アメリカ支部長へ、日本会長の久保木から通訳を通して伝えられた。


手下どもを集めるについて、文教祖とて70年代のアメリカで、鎖に繋がれた奴隷を買うことはできない。
本当に奴隷のように働いてもいいと人々に思わせるようにしなければならない。
そんなことができるだろうか。

    *

文の号令にアメリカの理想主義的な若者たちが反応した。
彼らは18歳から24歳までの年頃で、思春期から大人へ、学校の入学や退学、就職などにより、家庭生活から一人暮らしへ移行期にある若者だった。

一貫性のある世界観を求めている者にとって、大学は、人生に対する多くの異なるアプローチがあふれ、どれが正しいかを明確にしないので、物事をより混乱させることにもなった。
現実の世界では、家族の不和や核の脅威など、問題が山積していた。多くの若者は悩み混乱し、悪くすれば鬱状態になる。このような心は、肥沃な土壌となった。

彼らの理想主義が鍵となった。
分裂を調和に変えることができれば、人々はどれほど幸せになれるかを説明する。
神への一途な愛によってそれが可能であることを示す。
そして人が自分だと思っているものと自分がなりたいと思っているものとの間の距離を表現する。
高い理想を掲げ、その基準に達していないことを恥じさせる。
自分の価値はないという考えを植え付ける。
グループの結束よりも自分への配慮を優先することに罪悪感を抱かせる。
罪悪感の重荷は、理想を達成できると信じている人たちと一緒に家族として働くことで軽くなると思わせる。
家族には、道を切り開いてくれる父がいる。父のために頑張れば頑張るほど、目標達成に近づくことができる。お父様に従おう。神は、彼がメシアであるがゆえに、彼だけに完成への道を示したのだ。と思わせる‥‥。


文教祖は、伝道対象者を集めるための明確な戦略を説いた。
ただし対象者が信者になるまでは、戦略が使われていることを知られてはならない。彼らは後になって、自分の救いのために騙されていたことに気づくのだ。

文は1973年5月17日、指導者たちへのスピーチで次のように語った。
「あなたがダイナミックな講師になるためには、聞き手の心をつかみ、所有するコツを知らなければなりません。もしその人の人格に亀裂が入ったら、ノミを入れてその人を引き裂かなければなりません」

こうして自己認識を引き裂かれたメンバーは、床に座って何十時間も教祖の説教を聞き、内容を批判的に評価することもない。
大人としての振る舞い方を忘れた子供のような状態になってしまう。
社会や家族、友人から隔離され、勉強も仕事もやめて、募金活動のチームで1日20時間、週7日、一軒一軒ロウソクを売り歩いたり、同じく伝道チームで全国の街頭や校内に立って行き交う人々一人一人に声を掛け続けた。

しかし初期の段階でこうしたコントロールにかからない人もいたし、途中でやめて脱会する人も多く出た。




  資料

(URL紛失中)(真偽不明)
文はロックフェラー財団などとの協力関係を通じて、MK-ULTRAのマインドコントロール手法に精通していた。
カナダ・モントリオールのマギル大学で研究実験されたMK-ULTRAプロジェクト。
「デ・パターニング」と呼ばれる技術を使い、人のアイデンティティや自己認識を完全に破壊しようとする。
それにかかった患者は、大人としての振る舞い方を忘れた子供のような状態にされてしまう。

文はUCのメンバーに対して、まさにこのような手法を用いた。彼らは床に座って何十時間も文氏の説教を聞いていたが、説教の内容を批判的に評価することもなく、子供のような状態であった。

プロジェクトのキャメロン博士は、患者の人格を破壊した後、彼らを「再パターン化」または「再母性化」しようとした。これは、昼夜を問わない絶え間ない教化の時間に起こり得る。キャメロンは患者に新しい人格とアイデンティティを作り出そうとした。

文も全く同じように行動した。UCのメンバーは、新世界秩序の新しい人種になるために、「再パターン化」または「再母性化、再父性化」されたのだ。

     ***

https://ameblo.jp/yoji1970/entry-11024769500.html
CIAがカナダのマギル大学に委託して開発した心理操作法「感受性訓練」を同教団に伝授。
これにより統一協会は極めて効果的に布教(という名の洗脳)を行うことが可能となった。

 



https://howwelldoyouknowyourmoon.tumblr.com/post/169596890468/messiah-moon-on-the-run
Messiah Moon on the Run
逃げ回る文メシア

文は1971年12月に韓国からアメリカに亡命した。韓国では命の危険があったからだ。1978年、彼はドナルド・フレイザーの調査から逃れるためにロンドンに逃れた。その数年後、アメリカで成功しなかった彼は、多くの資産と日本人会員を南米に移した。


by アレン・テイト・ウッド
著書『ムーンストラック』112ページより
「久保木さん(日本UC会長)と私は、(東京で開催された)「WACL」会議のために到着していた通訳の金永雲さんを通して、できる限りの会話をして、うまくやっていきました。
久保木は、朴正煕大統領が会議のスポンサーの一人であることを教えてくれた。
また、文氏は朴政権を恐れており、新韓国では宗教弾圧が常態化しているため、文氏が暗殺されるのではないかとさえ言われていたとも教えてくれた。
そして、今回の会議の目的の1つは、文氏の目的が政権と一致していることを朴大統領に再確認してもらい、安心してもらうことだと言った。
私は、文氏の戦略が完璧に成功したことを疑わなかった。彼の政治的な目的は、彼の宗教的な目的と完全に一体化していた...」


1970年代、韓国では文の問題が大きくなっていた。様々な統一教会の指導者たちが一和での脱税などで逮捕され、少なくとも一人は投獄された(洪南淑の父親)。
ソンタグ教授の著書『スンミョン・ムーン』参照
 


https://howwelldoyouknowyourmoon.tumblr.com/post/136840876233/minions-and-master
ロバート・B・ベッチャー著『Gifts of Deceit』より







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