聖婚式と軍事クーデター以後/7-1からの続き
朴サマは国際スパイ?
アメリカ統一教会設立(東部)
Gifts of Deceit:

を参考にしています
龍明小説7-2
ーー知り合う人は皆伝道対象者だ。
ーー自宅で社交の集まりは、原理学習のグループにならないものか‥(前回)
朴ポヒが1961年にワシントン大使館に赴任したことは、アメリカで宣教活動をする貴重な機会となった。
彼のアメリカでのムーニー活動は、非常に重要な意味を持っていた。
その頃朴は、民間航空のパイロットのロバート・ローランド夫妻と知り合い、教祖文鮮明との繋がりを一切口に出さず、根気よく彼らと交遊を深め、親しくなっていった。
ある時、ローランドが朴に聞いた。
「大使館付きの武官とは、どんなことをしてるんだい?」
「日常の外交業務に加えて、韓国とアメリカの情報機関の連絡を担当してるんだ。それでメリーランド州のフォートミードにある国家安全保障局なんかもよく訪問するよ」
朴は大使館の諜報員としての役割について率直に語った。
「チョ… 国家安全保障局って、あの‥超極秘だと言われてるNSAのことだろう?」
驚いた彼に、朴は満足げに微笑んで見せた。
ローランドは好奇心を抑えきれなかった。
「NSAっていう所は一体、何をしているんだい?」
朴はどんどんしゃべり出した。
「そうだな、無線通信を監視したり、秘密の暗号を解読したりだな、」
「ヒャッハー、まるでスパイ映画の世界だ」
ローランドは喜び、朴ポヒという人物に興味をそそられた。
数ヶ月経ったある晩、朴家に招かれた夫妻は、その日の招待客は自分たちだけだと気付いた。
それまではいつも誰かしら他の人たちも来ていたのだ。
夕食のテーブルで世間話をしているうちに、彼は朴夫妻が何かを企んでいていることを感じ取った。
食事が終わり、彼らがリビングルームでくつろいでいると、ついに朴は核心を語り始めた。
人類の運命がどのようにして文鮮明という韓国人の手の中にあるのかを、一歩一歩明らかにしていった。
そして朴の人生は、文先生が神の使命を果たすのを助けることに捧げられているとまでいうのだ。
「私が時々過労で、疲れ果てて見えることに気づいていたでしょう。それは私が文先生のために働くのに忙しく、睡眠時間が3、4時間しか取れないからです」
朴は言った。
「大使館の上司には、職務を怠っていると批判されるが、韓国政府は私たちの動きを好意的に見てくれているのです。必要ならば、24時間体制でご主人様のために働きます!」
「それで、ワシントンで何をしようとしているんですか?」
ローランドは尋ねた
「政治的、社会的に影響力のある人脈を作ることで、文先生のためにしっかりとした基盤を築くことですよ」
文が40歳で神願う聖婚式を挙げ、人類の真の父母になったと聞いたローランドは、文が40まで独身で禁欲を貫いたのか、興味津々だった。
ローランドの質問を聞くと、朴の表情は穏やかになり、いかにも誠実そうに頷いて言った。
「はい、最も純潔な童貞であられました」
ローランドには人の気を引く戯言ぐらいにしか聞こえなかったが、彼の妻はそれを信じ込んだ。
その後も何か月かにわたる朴夫婦の勧誘に、彼は懐疑的になり、十数年にわたって文のムーニー運動を敵視することになった。
一方、彼の妻は朴の巧みな勧誘に嵌ってしまい、彼女の文への献身は数年後に離婚につながった。
バージニア州アーリントンの北ユタ通りにある朴の家は、勧誘の中心地だった。
1963年に、彼はバージニア州に統一教会を設立した。
この教会は他の組織から完全に独立しており、韓国のオリジナルの統一教会運動とは教義的にのみ提携していると、定款で宣言している。
***
朴は、ウィーン少年合唱団のコンサートに出席した後、伝統的な韓国舞踊を披露する少女たちの一座を組織するというアイデアを思いついた。
うまく管理をすれば、宣伝効果は莫大なものになるだろう。
少年合唱団は、オーストリアの評判を上げるが、少女舞踊団は、韓国とメシアの両方の役に立ってくれるに違いない。
少女たちを文と韓国の親善大使にして、大統領、首相、国王を含む数百万人の心に歌と踊りを届けようというのだ。
文はこのアイデアを気に入り、1962年に「リトル・エンジェルズ」を設立した。
(つづく)
参考資料
前回と同じ
Gifts of Deceit:

Gifts of Deceit Chapter 2
https://howwelldoyouknowyourmoon.tumblr.com/post/182485703173/gifts-of-deceit-sun-myung-moon-tongsun-park-and
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龍明小説7-2
ーー知り合う人は皆伝道対象者だ。
ーー自宅で社交の集まりは、原理学習のグループにならないものか‥(前回)
朴ポヒが1961年にワシントン大使館に赴任したことは、アメリカで宣教活動をする貴重な機会となった。
彼のアメリカでのムーニー活動は、非常に重要な意味を持っていた。
その頃朴は、民間航空のパイロットのロバート・ローランド夫妻と知り合い、教祖文鮮明との繋がりを一切口に出さず、根気よく彼らと交遊を深め、親しくなっていった。
ある時、ローランドが朴に聞いた。
「大使館付きの武官とは、どんなことをしてるんだい?」
「日常の外交業務に加えて、韓国とアメリカの情報機関の連絡を担当してるんだ。それでメリーランド州のフォートミードにある国家安全保障局なんかもよく訪問するよ」
朴は大使館の諜報員としての役割について率直に語った。
「チョ… 国家安全保障局って、あの‥超極秘だと言われてるNSAのことだろう?」
驚いた彼に、朴は満足げに微笑んで見せた。
ローランドは好奇心を抑えきれなかった。
「NSAっていう所は一体、何をしているんだい?」
朴はどんどんしゃべり出した。
「そうだな、無線通信を監視したり、秘密の暗号を解読したりだな、」
「ヒャッハー、まるでスパイ映画の世界だ」
ローランドは喜び、朴ポヒという人物に興味をそそられた。
数ヶ月経ったある晩、朴家に招かれた夫妻は、その日の招待客は自分たちだけだと気付いた。
それまではいつも誰かしら他の人たちも来ていたのだ。
夕食のテーブルで世間話をしているうちに、彼は朴夫妻が何かを企んでいていることを感じ取った。
食事が終わり、彼らがリビングルームでくつろいでいると、ついに朴は核心を語り始めた。
人類の運命がどのようにして文鮮明という韓国人の手の中にあるのかを、一歩一歩明らかにしていった。
そして朴の人生は、文先生が神の使命を果たすのを助けることに捧げられているとまでいうのだ。
「私が時々過労で、疲れ果てて見えることに気づいていたでしょう。それは私が文先生のために働くのに忙しく、睡眠時間が3、4時間しか取れないからです」
朴は言った。
「大使館の上司には、職務を怠っていると批判されるが、韓国政府は私たちの動きを好意的に見てくれているのです。必要ならば、24時間体制でご主人様のために働きます!」
「それで、ワシントンで何をしようとしているんですか?」
ローランドは尋ねた
「政治的、社会的に影響力のある人脈を作ることで、文先生のためにしっかりとした基盤を築くことですよ」
文が40歳で神願う聖婚式を挙げ、人類の真の父母になったと聞いたローランドは、文が40まで独身で禁欲を貫いたのか、興味津々だった。
ローランドの質問を聞くと、朴の表情は穏やかになり、いかにも誠実そうに頷いて言った。
「はい、最も純潔な童貞であられました」
ローランドには人の気を引く戯言ぐらいにしか聞こえなかったが、彼の妻はそれを信じ込んだ。
その後も何か月かにわたる朴夫婦の勧誘に、彼は懐疑的になり、十数年にわたって文のムーニー運動を敵視することになった。
一方、彼の妻は朴の巧みな勧誘に嵌ってしまい、彼女の文への献身は数年後に離婚につながった。
バージニア州アーリントンの北ユタ通りにある朴の家は、勧誘の中心地だった。
1963年に、彼はバージニア州に統一教会を設立した。
この教会は他の組織から完全に独立しており、韓国のオリジナルの統一教会運動とは教義的にのみ提携していると、定款で宣言している。
***
朴は、ウィーン少年合唱団のコンサートに出席した後、伝統的な韓国舞踊を披露する少女たちの一座を組織するというアイデアを思いついた。
うまく管理をすれば、宣伝効果は莫大なものになるだろう。
少年合唱団は、オーストリアの評判を上げるが、少女舞踊団は、韓国とメシアの両方の役に立ってくれるに違いない。
少女たちを文と韓国の親善大使にして、大統領、首相、国王を含む数百万人の心に歌と踊りを届けようというのだ。
文はこのアイデアを気に入り、1962年に「リトル・エンジェルズ」を設立した。
(つづく)
参考資料
前回と同じ
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Gifts of Deceit Chapter 2
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2021/03/01 (月) [龍明小説6&7]
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