タイホきた 裁判きた 平壌の春‘48/3-20 からの続き
文ノイエスに
妻を奪われた
夫の証言@北韓
龍明小説3-21
続いてジョンファの夫、鄭ミョンスンが、証言台に立ち、
「文ノ龍明氏は、私の妻と一緒の部屋で暮らしていました」
と証言した。
「それは……夜も同じ部屋で寝ていたということですか?」
と検事に聞かれ、彼は「はい、そうです」と答えた。
法廷に衝撃が走った。
ーーはっきりさせるためにお聞きしますが、
家の主人であるあなたはどこに寝ていましたか?
「私は子供部屋で、子供たちと一緒に寝ていました」
傍聴席のザワザワが止まらない。
ーー法廷では静粛に願います。
で、あなたはそのことをどう思っていたのですか?
「文ノ先生は、これは神の救済の摂理だとおっしゃっており、当時私も信者でしたので、絶対に主を裏切るまいという気持ちがありました。それでその…… 一時的なこと、仕方ないこととして黙って我慢しておりました」
ーー今このように、あなたが原告側の立場から証言するようになった経緯を教えてください。
「はい、実はあの……ある啓示が降りたという話が文ノ先生からありました。イエス様の十字架時の年齢に合わせ、再臨主は三十代の篤信女と子羊の婚宴を挙げなければならないと、聖霊のお告げがあったというのです」
ーーその、子羊のコンエンとは何ですか?少し説明してください」
「子羊の婚宴とは、聖書の黙示録に出てくる言葉で、再臨のキリストと、教会を表す花嫁との象徴的な結婚の祝宴のことですが、私はそれを聞いた時、嫌な予感がしました。
そして案の定、妻のジョンファが花嫁に選ばれてしまったのです」
文ノイエスに
妻を奪われた
夫の証言@北韓
龍明小説3-21
続いてジョンファの夫、鄭ミョンスンが、証言台に立ち、
「文ノ龍明氏は、私の妻と一緒の部屋で暮らしていました」
と証言した。
「それは……夜も同じ部屋で寝ていたということですか?」
と検事に聞かれ、彼は「はい、そうです」と答えた。
法廷に衝撃が走った。
ーーはっきりさせるためにお聞きしますが、
家の主人であるあなたはどこに寝ていましたか?
「私は子供部屋で、子供たちと一緒に寝ていました」
傍聴席のザワザワが止まらない。
ーー法廷では静粛に願います。
で、あなたはそのことをどう思っていたのですか?
「文ノ先生は、これは神の救済の摂理だとおっしゃっており、当時私も信者でしたので、絶対に主を裏切るまいという気持ちがありました。それでその…… 一時的なこと、仕方ないこととして黙って我慢しておりました」
ーー今このように、あなたが原告側の立場から証言するようになった経緯を教えてください。
「はい、実はあの……ある啓示が降りたという話が文ノ先生からありました。イエス様の十字架時の年齢に合わせ、再臨主は三十代の篤信女と子羊の婚宴を挙げなければならないと、聖霊のお告げがあったというのです」
ーーその、子羊のコンエンとは何ですか?少し説明してください」
「子羊の婚宴とは、聖書の黙示録に出てくる言葉で、再臨のキリストと、教会を表す花嫁との象徴的な結婚の祝宴のことですが、私はそれを聞いた時、嫌な予感がしました。
そして案の定、妻のジョンファが花嫁に選ばれてしまったのです」
ーーわかりました。続けてください。
「はい、それが単なる宗教儀式に終わらないことは、私が一番よく知っています。その頃彼ら2人は、毎晩のように、事実上の夫婦の営みを伴う復帰の儀式とやらを、明け方近くまで行なっていたのですから、聖霊のお告げを受けたというのも、後付けの言い訳のような気もしたのです。
「もし子羊の婚宴の儀式を挙げれば、彼らは教会の正式な真の父母として、2人で組織を大きくし、その関係は永続化することになるのではと心配になりました。
「それでは約束が違うのです。最初の話では、妻は神に捧げる条件として一定期間、生きた供え物になるというような話でした。少なくとも私はそのように一時期のことと思っていました。
「それから儀式の予定の日が近づくに連れ、私は不安に駆られて悩むようになり、近所に住む友人や、以前通っていたメソジスト派教会の牧師さんなどが心配するところとなりました。
彼らに力になってもらい、全て包み隠さず証言することを決心し、今に至る次第です」
ーーあなた方夫婦の結婚と、その子羊の婚宴との関係について、被告は何かあなた方に言っていましたか?
「私たち夫婦の結婚は地の結婚だと言っていました。子羊の婚宴は特別な天の結婚なので次元が違い、地の全ての法の上に位置すると言っていました」
ーーでは、最後の質問に入ります。
あなたは、文ノ龍明被告が妻帯者であることを知っていましたか?
彼はソウルに妻と息子がいる婚姻中の身であることを知っていましたか?
「いいえ、全く知りませんでした」
ーーこれで質問を終わります。言いにくいであろう貴重な証言をご苦労でした。何か言い残したことがあれば、言ってください」
「では最後に言わせてください。
私は妻が罪を償って戻って来るまで、必ず待っています。
子供たちとまた水入らずで家族一緒に楽しく暮らせるよう、妻を待ち続けることをここに約束しますから、判事ほかの皆様方、妻への御温情の程、どうかよろしくお願い申し上げます。以上です」
「奴を死ぬまで鞭打ちの刑にしろ〜!」
傍聴席で叫びがあがった。
「そうだ、そうだ!」
「とんでもない野郎だ」
「死んでくれ!」
法廷中から龍明に向けて激しいヤジが飛んだ。
審理はその後も続き、多くのヤジが飛び、始まってから4時間後、遂に判決文の罪状が読み上げられた。
「これに関して改める言葉はないか」
と裁判官は形式的な声で龍明に尋ねた。
すると龍明は 、罪状の一部の、“被告人は虚偽を流布し、平壌の人々を騙した…” という部分を取り除いてほしいと要求した。
いろいろやったことはやったが、自分が嘘をついて人々を騙しているとは思っていなかったので、不服だったのだ。
裁判官は彼の要求を却下し、量刑を厳かに言い渡した。
「懲役5年の実刑に処す」
同日、ジョンファには18ヶ月の実刑判決が下されることになった。
参考資料/サイト
https://www.tparents.org/Library/Unification/Books/Sm-Early/Chap06.htm
The trial lasted four hours and was over by lunch time. When the judge read the verdict, Moon requested he delete the part about spreading falsehoods and deceiving people The judge ignored the request and announced his decision. Moon was sentenced to five years. Kim Chong-hwa was given eighteen months The crowd of Communist and Christian onlookers seemed quietly pleased with the outcome.
28. The trial account is based on interviews with Ok Se-hyun, written interviews with Kim Won-pil, and Today's World, Jan. 1982, p. 19. The author has not applied to see the trial records in north Korea, on the assumption that permission would be denied. Interestingly, however, the records may actually be in the United States, not in Pyongyang. Tons of documents were seized by American forces when they captured Pyongyang during the Korean War, and stored in boxes in the National Archives, where they remain, largely unsorted.
http://mmutyu.web.fc2.com/malsm/dentouno-genryu/dentouno-genryu_05.html
https://六マリアの悲劇.com/第四章/
https://howwelldoyouknowyourmoon.tumblr.com/post/63203498498/bigamy-i-hate-him-so-much-i-want-to-kill-him
https://howwelldoyouknowyourmoon.tumblr.com/post/63775892383/the-tears-and-anger-of-mrs-kim-chong-hwa
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「はい、それが単なる宗教儀式に終わらないことは、私が一番よく知っています。その頃彼ら2人は、毎晩のように、事実上の夫婦の営みを伴う復帰の儀式とやらを、明け方近くまで行なっていたのですから、聖霊のお告げを受けたというのも、後付けの言い訳のような気もしたのです。
「もし子羊の婚宴の儀式を挙げれば、彼らは教会の正式な真の父母として、2人で組織を大きくし、その関係は永続化することになるのではと心配になりました。
「それでは約束が違うのです。最初の話では、妻は神に捧げる条件として一定期間、生きた供え物になるというような話でした。少なくとも私はそのように一時期のことと思っていました。
「それから儀式の予定の日が近づくに連れ、私は不安に駆られて悩むようになり、近所に住む友人や、以前通っていたメソジスト派教会の牧師さんなどが心配するところとなりました。
彼らに力になってもらい、全て包み隠さず証言することを決心し、今に至る次第です」
ーーあなた方夫婦の結婚と、その子羊の婚宴との関係について、被告は何かあなた方に言っていましたか?
「私たち夫婦の結婚は地の結婚だと言っていました。子羊の婚宴は特別な天の結婚なので次元が違い、地の全ての法の上に位置すると言っていました」
ーーでは、最後の質問に入ります。
あなたは、文ノ龍明被告が妻帯者であることを知っていましたか?
彼はソウルに妻と息子がいる婚姻中の身であることを知っていましたか?
「いいえ、全く知りませんでした」
ーーこれで質問を終わります。言いにくいであろう貴重な証言をご苦労でした。何か言い残したことがあれば、言ってください」
「では最後に言わせてください。
私は妻が罪を償って戻って来るまで、必ず待っています。
子供たちとまた水入らずで家族一緒に楽しく暮らせるよう、妻を待ち続けることをここに約束しますから、判事ほかの皆様方、妻への御温情の程、どうかよろしくお願い申し上げます。以上です」
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「そうだ、そうだ!」
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法廷中から龍明に向けて激しいヤジが飛んだ。
審理はその後も続き、多くのヤジが飛び、始まってから4時間後、遂に判決文の罪状が読み上げられた。
「これに関して改める言葉はないか」
と裁判官は形式的な声で龍明に尋ねた。
すると龍明は 、罪状の一部の、“被告人は虚偽を流布し、平壌の人々を騙した…” という部分を取り除いてほしいと要求した。
いろいろやったことはやったが、自分が嘘をついて人々を騙しているとは思っていなかったので、不服だったのだ。
裁判官は彼の要求を却下し、量刑を厳かに言い渡した。
「懲役5年の実刑に処す」
同日、ジョンファには18ヶ月の実刑判決が下されることになった。
参考資料/サイト
https://www.tparents.org/Library/Unification/Books/Sm-Early/Chap06.htm
The trial lasted four hours and was over by lunch time. When the judge read the verdict, Moon requested he delete the part about spreading falsehoods and deceiving people The judge ignored the request and announced his decision. Moon was sentenced to five years. Kim Chong-hwa was given eighteen months The crowd of Communist and Christian onlookers seemed quietly pleased with the outcome.
28. The trial account is based on interviews with Ok Se-hyun, written interviews with Kim Won-pil, and Today's World, Jan. 1982, p. 19. The author has not applied to see the trial records in north Korea, on the assumption that permission would be denied. Interestingly, however, the records may actually be in the United States, not in Pyongyang. Tons of documents were seized by American forces when they captured Pyongyang during the Korean War, and stored in boxes in the National Archives, where they remain, largely unsorted.
http://mmutyu.web.fc2.com/malsm/dentouno-genryu/dentouno-genryu_05.html
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2020/07/14 (火) [龍明小説2.5&3]
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