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キムチ源氏の雨夜の品定め&誘惑/龍明小説3-16


異能バトル おばあさんたちの摂理 からの続き



      キムチ源氏 龍明の
          雨夜のばあさん品定め 
              & 誘惑





    龍明小説3ー16



 ーー 丁得恩の大家族と教団が傘下に入り、俺の言葉に従うなら、俺の基盤は大きく固まったはずなんだが。
 あのばあさんめ、欲とプライドが邪魔をして自己否定しきれず、再臨主を支える母マリアとしての使命に失敗したのだ。

 摂理のパートナーがいなくなったことは痛手だ。
 だが女はいくらでも代わりを立てることができる。

 最近の龍明はこんな考えに傾きつつあった。それが高じれば、長い生涯の果てには1人の女にも愛されなくなる因果を、27歳の彼はまだ知らない。



 さて、代わりは誰がいいだろう。摂理はどこに移るのか。


 オクセヒョン(49)はどうか‥‥‥
 だめだ、雰囲気が大御所過ぎる。真面目でよく尽してはくれるが、悪く思うな、ムリムリ。

 丁得恩(50)はああ見えても歳の割にはフットワークが軽かった。ろうぜきを働らくインジュの父親に飛びかかり、噛みつき亀のように噛みついて、龍明を助けてくれたこともあったのだ。

 ではチスンド(52)ならどうだ‥‥‥
 勘弁してくれ。いつでも霊界が臨んでチーチーパッパしてるばあさんだ。熱心だが、振り回されるのはご免、ムリ。
 あいつは夢の中で12歳の花嫁になり、新郎は俺だと啓示を受けたと言ってきた。俺は静かに微笑むしかなかったよ。


 どこかに、母の使命を受け継ぎ、目下の相対にもなるようなイイ女はいないのかっ
 怒りがこみ上げそうになった時、閃いた。
 金ジョンファがいるじゃないか。


 金ジョンファ、平壌教会の初穂にして、現在の家主。
 3人の子持ち、35歳、主婦。
 夫や家族といることが多く、いつも忙しそうに見える。

 灯台下暗しだった。
 すぐに個人面談をすることにした。



 ジョンファ家の一室で、2人は卓を挟んで向かい合っていた。

「神は自分のこどもとして、アダムとエバを創造した。
 ジョンファ、きみも神様の愛する娘で、無限の存在だ。
 
 家族と暮らして満足かも知れないが、本来の神の喜びを知ったら、そんなものじゃない。本当のことはそんな限定された小さなものではないのだ。わかるかい?」

 「はい。なんとなく。私も生活に完全に満足していたわけではありません。最初に先生のお話を聞いて感動しました」

「そうだ、きみたち夫婦は平壌で最初に復帰された。きみは最初のエバだったね。だから神の期待が大きいのだ。
 私の仕事は、アダムとエバの堕落を元返し、歴史を新しくすることだ。人類を神のもとに産み変えることだ。わかるかい?」

 「はい、主よ。素晴らしいことです」

「それには母が必要だ。私の相対でもあり、未来の真の母となる人だ。わかるかい?」

 「‥はい‥‥」

「ジョンファ、きみを復帰してあげたいよ。こっちに来なさい」

 彼女は龍明のすぐ隣に来て座った。
 龍明は彼女の目をじっと見つめ、ゆっくり言った。
「きみは 神が 選んだ人だ。サタンの 偽りの家庭から 復帰させてあげたい」

 そして引き寄せギューっと抱きしめて、早口でささやいた。
「きみの旦那は天使長の復帰の使命がある。
 機会があったら私から話すが、重要な使命だ。
 
「きみは旦那とは違う。きみは摂理の主人公だ。私が直接復帰する。
 今夜、誰にも言わず私の部屋に来なさい。わかったの?」

 頬を赤らめたジョンファがコクリと頷くと、龍明は腕を緩め彼女を解放した。




《注》
日本語のお勉強:「雨夜の品定め」

https://dictionary.goo.ne.jp/word/雨夜の品定め/

源氏物語の帚木 (ははきぎ) の巻で、五月雨の一夜、光源氏や頭中将 (とうのちゅうじょう) たちが女性の品評をする場面。雨夜の物語。また一般に、人物を品評すること。




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