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狙いを定めた復帰の道/龍明小説3-4


龍明小説3-3 からの続き




   龍明小説3-4




「いや、実はインジュさんの質問は非常に重要な問題なんだよ。言ってみれば全人類の課題なのだ」
 龍明は慰めるかのようにそう言って、ジッと彼女の目を見つめた。

「だが今は、先生からその答えを教えてやることはできない。これは一人一人の信仰の問題だからな。

「インジュさん、一人になってよく祈ってみなさい。神とイエスに祈って聞いてみなさい。何かお告げがあったら、どんなことでも先生に知らせるんだよ。そうだ、」
 と言ってポケットから白っぽい物を取り出し、インジュの手のひらに乗せ、それを両手で握りしめて言った。


「私がいつも使っているハンカチだ。これを持って祈るといい。父と夫の暴力が止むようにと。

「そして先生についても祈ってほしい。この先生とは一体誰なのか? 先生についてこれ以上の罵詈雑言はこの天宙で許されないと。なぜなら私は‥‥。あぁ、きみには使徒として私を支えてほしいのだ」

「本当にありがとうございます」
「力が湧いてきました」
「ハイ、もちろんです」
 彼女はよく分からないまま、感動に鼻をすすり上げながら答えていた。


 次に龍明は重々しい口調で宣言するように言った。
「万物が要る」

「へ?」
「万物とは地の資源、この世の財」

「はぁ‥?」
「資金だよ。金だ、カネ」

「すみません、気がつかなくて‥‥」

 インジュは持っていた信玄袋を逆さにして落ちた硬貨を集めて言った。
「ここに500ウォンあります、どうぞ、少なくてすみま‥‥」

「アホな。1万は要る、いや献金として3万あったらありがたい。そろそろ床屋に行きたいんだよ。他にもいろいろ入り用があるし。うん、取りあえず3万だ」

 3万ウォンといえば、その頃平均的な家族の1ヶ月の生活費にも相当する額だ。

(この前の時みたいに、夫の蓄えから黙って持ち出せば何とかなるかしら?)


「そのことも含めて、よく祈ってみることだ。孤立無援の苦難の道は最も神に近い。

「イエス様も先生も、まさしくそういう道を歩んで来たというんだね。

「使徒のインジュさんも、この先孤独な苦難の道を行かざるを得ないかもしれない。

「かわいそうだが、あの旧約のヨシュアとカレブのように、いつでも強く雄々しくあってほしい。

「そして遠からず、カナンの福地・地上の天国に、先生と一緒に入って参りましょう! アーメン!」


 彼女は龍明先生が自分だけに語ってくれたみことばの有り難さと重みとを心の内でじっくり噛みしめながら、集会所のテーブルの上を片付け始めた。

「さあ、コインはそのままでいいから、早く帰って、祈ってみなさい!」

 インジュは慌てて、龍明からもらった薄汚れたハンカチをぎゅっと握りしめ、集会所を後にした。


(つづく)


参考資料/サイト

http://www5b.biglobe.ne.jp/~yi1800/akasi/

<玉世賢の証>より
ご自身が使っておられたハンカチを下さり、「これを持って、祈祷してみなさい」とおっしゃいました。そして、そのハンカチを持って祈祷すると、天から「おまえの先生は、若い牧者(キリスト)である」という声が聞こえてきたのです。


<呉永春の証>より
翌日あいさつに行くと、先生が、「今日は床屋へでも寄って風呂に行こうと思うが、お金はあるの?」と聞かれました。私はびっくりして、「百ウォン持っていますが…」とお答えしました。「床屋が七十ウォン、風呂代が三十ウォンだから、それでいい」とおっしゃいました。





*文章は予告なく推敲・修正されることがあります。




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コメント

No title
薄汚れたハンカチ一枚で
500ウォンゲットだぜ。
元祖霊感商法、¥¥毎度あり¥¥

思い込み
>声が聞こえてきた
人間の思い込みって何なんだろう~。

貢献した女も簡単に捨てる文鮮明
せっかく編んだ靴下も、信者には母親の手作りってなっていたり、本人の証しを平気で公表したりする。大嘘で辻褄あわなくてもどうでもいいのよね。嘘だらけでも騙せればそれでいいってか?

http://ameblo.jp/mikan-ha417/entry-12175414486.html
犠牲にされた女たち – 大功労者、玉世賢の末路 (1)
http://ameblo.jp/mikan-ha417/entry-12176447317.html
犠牲にされた女たち – 大功労者、玉世賢の末路 (6)
No title
goutさんが小気味良いレジの音を響かせたので、気になって調べてみたら、当時の500ウォンは、はした金だと思っていたけど、現在の日本円に換算すると5千円ぐらいだそう。
床屋とスーパー銭湯に行って、フルーツ牛乳も飲める。
龍明、やりました。

薄汚れたハンカチ一枚で5千円、確かに元祖霊感商法と言ってもいいブツと値段ですね。
ケッサクです。
ミッドサマー イチ押し!
思い込みはね、変性意識状態で暗示をかけられると、実際見えたり聞こえたりになるみたいですよ。
特に韓国人はそうなんじゃないですかーたぶん。

ナツミカンさん、まあ落ち着いて、まずは性の儀式をじっくり観てみましょうよ。
映画ミッドサマー、正真正銘カルト村の話で、後半で性の儀式もちゃんと出てきます。
修正なしのようだけど、いやらしい感じはせず、むしろ少し滑稽。
ホント面白かった。非常に参考になります。

私はディレクターズカット版(3時間)で見たけど、普通版(2時間半)でも無修正でみれるのでは?
そちらは映画館は開いてないのかな
https://www.phantom-film.com/midsommar/
どこにでもあるカルト
機会があれば観てみましょうか。

そういえば・・・
日本でも性儀式で清められるってカルトはあるようで、取材した人がYouTubeに挙げてたのを観たような記憶があります。
その女性は韓国のトンスルも取材してました。

妄想で教祖を受け入れても、資産をもぎ取られてようやく気付く信者がこれほど多いところは少ないんじゃないかな?文鮮明が金目当てだったとしたなら、犯罪者だったとはいえ、これほど成功した人間も少ないのかもね?
スッゴ~イ(嫌味です(笑)

女をすけこまし騙しながら伸し上がった犯罪集団のドン文鮮明。
組織よ静かに消えてくれ・・・。


今後の小説も期待しています。

追加
ミッドサマーを丁寧にネタバレしている映像見ました。
感想はDVDを観る機会が出来たら自分記事で・・・?書くか分かりませんが。

ホルガ村の住人の感情より信者たちの感情はグロイものがあるかもと感じました。
だって・・・信者が自殺しても自己破産しても・・・焼身自殺しても蕩減とか条件で済ませてしまうのですから、ホルガ村の人より感情は異常だと思うわ。

https://youtu.be/Ms1TWRQr8GQ

これ観たのです。

ノンフィクション文鮮明なんて映像オゾマシクテ一般の人には受け付けられないと思います。
そんなリアル文鮮明の真実は、ぜひ妄信信者に観ていただきたい(笑)
「文鮮明六マリア復帰の苑」「パラダイス」「鬼畜パラダイス」なんて題名もいいかな?ウェ~おぞまし過ぎる~( ´艸`)
注意として、R妄信信者!!かな。
映画ミッドサマーのホルガ村
賛否極端に分かれるらしいから、そのうちDVDでというのも賢い選択でしょう。>ナツミカンさん
ホルガ村の住人の感情の方が、オール統一信者の感情より、一般に受け入れられる可能性が高そうなのは、その通りでしょう。

性儀式にしても同様です。
ホルガ村のは、13人の中高年女性が全裸で取り囲んで共感しますが、実際行うのは若者男女の1組、1対1です。それも村の外から健康な種を入れたいという子孫保存本能に基づいたもの。
とーいつのは、1対6、その場で順番にとなります。

ホルガ村の方が圧倒的に受け入れらる可能性要素が多い。
ズルイぞ(笑


追加
しかし、創作波動としては、より大きくより全きエネルギーを感じた。結果ありがたき全肯定の創造エネルギーに触れたのである。(ちょっと何言ってるかわからない)

もう一度観たいものだなー

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