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再臨主 ムチ 迫害 人妻 太腿 /龍明小説3-3


平壌教会のブラック龍明/龍明小説3-2 からの続き




   龍明小説3-3



 龍明は、ナの家の集会所に毎日のように来るようになっていた金インジュに向かって、みことばを語っていた。

「旧約聖書の時代、主の道を直くする使命を持っていたのは大預言者エリヤだが、イエス様が来られる時に、主の道を整える役割の預言者といえばそれは洗礼ヨハネだった。
 すなわち洗礼ヨハネは預言者エリヤと同じ使命を持ったエリヤの再来なのだ。

「だが、ヨハネはそれを悟れず、あなたはエリヤですか?と質問に来たラビたちに、違うと否定してしまうんだね。
 それによってイエス様が行かざるを得なくなった十字架に向かう茨の道については、この前礼拝で詳しく語った通りだが‥‥」

 そこでインジュの目をじっと見つめた。彼女の目はすでに涙でうるみ、赤くなって腫れていた。
 龍明は続けた。

「再臨も同じことだ。イエスの再臨とは、きみの通っていた教会で教えるような、イエスその人が空から雲に乗ってやって来るのではない。

 洗礼ヨハネがエリヤの再来だったように、別の人物がイエスの再臨としてこの世に生まれて来るのだ。時は近い。すでに生まれていると考えたことはあるか? 韓国は、」

 突然、インジュが叫ぶように言った。
「先生ッ 再臨主は生まれているのですか? どこにですか? 韓国ですか? 韓国のどこですか、釜山ですか、大邱ですか、ソウルですか、でなければ平壌なのですか?」

「まあ、インジュさん、ちょっと落ち着きなさい。きみらしくないじゃないか。そんなに奪うように矢継ぎ早に質問してはいけない」

「先生、私はここへ来るようになってから霊の恵みが多いのですが、実は‥‥父や夫が酷いことを言うのです、あまりにも酷いことを‥‥」

「インジュさんのお父さんはここら辺で一番大きい教会の長老だといったね。うむ、一体何を言ったのか‥‥

 そうだ、長老派信徒のインジュちゃんの父は長老派教会の長老でチョロくない。これを3回続けてできるだけ速く言ってみなさい。どれ、まず先生がやってみよう。

 チョロハシントのインジュちゃんのチチはチョロウキョーカイ、チョロチョロのチョロウくなくな? アレ?
 どうだい、愉快な気分になっただろう? 先生はギャグの天才だというんだね」

 龍明より3歳年上で29歳の人妻インジュは、一瞬苦々しい梅干しのような顔をしてチラッと龍明の方を見返したが、すぐ俯いて悲痛な声で続けた。

「看板もないような教会へ行って、なぜ父の教会に来ないのかと。小さい部屋の教会、神学校も出ていない牧師でもない得体のしれない人物が率いている所に行って、どうせ金をせびるつもりだろうなどと言って詰るのです」


 龍明は思わず、「なんだと?!」と口走り、勢いよく立ち上がった。

「申し訳ありませんッ 本当にご無礼を、申し訳ございませんッ」
と言いながらインジュは彼に取りすがった。そして、
「最近は、体をムチで打たれたり、殴られたり、暴力も受けるのです。でも私は負けません。ずっと先生のところに通い続けます」
と泣きながら言うのだった。


 なんだと?と龍明は言い、接近しているのをいいことに、インジュの夏物の薄いチマの袖をグイとまくった。彼女の二の腕には赤いミミズ腫れと青アザがあった。

「酷いことをする‥‥」
龍明は言いながら腰をおろした。彼の激昂を鎮めようと取りすがっていたインジュはバランスを崩し横倒れになった。

「脚はどうなんだ? 見せてみなさい」
返事の隙を与えず、片手で彼女の足首をつかんで、チョゴリの裾を勢いよくたくし上げた。露わになった片方のふくらはぎと白くむっちりとした太腿。そこにも腕と同じような傷があった。


 インジュは慌てて体勢を立て直し、裾を整え、言い訳するように言った。
「それで再臨主が来られているなら早く知りたいと、すがるような思いで気ばかりせいてしまい、先ほどはあのような質問を‥‥ すみませんでした」

 (つづく)


☆追加!

参考資料/サイト

* http://www5b.biglobe.ne.jp/~yi1800/akasi/

<金仁珠の証>
ある日、私がその門を出ようとすると、突然二匹のシェパードが飛んで来て激しく吠えまくって、私が教会に行こうとしていることが父母に知れてしまいました。そこでまた、私はさんざん悪口を言われ、鞭で打たれなければなりませんでした。 

父母に殴られる時、私はステパノが石で打たれて死にながらもイエス様を証ししたことを思いながら、父母が、まさか私を殺しはしないだろうという気持ちで耐えていました。そして私は熱心に集会所に通うのでした。

また、夫の迫害も激しく、夜遅く帰ってくる夫は、私に一日中の行動を話すようにと言うのでした。私が今日は教会に行ってきたと話すと、立ち所に腹をたてて、私を拳で殴るのでした。堅い拳で殴られるたびに目から火花が散るようでした。私はそのたびに『彼は、何も知らずにやっているのですから、いつかはみ言を知ることができるようにしてください』と必死に祈っていました。




* https://六マリアの悲劇.com/第三章/
『六マリアの悲劇』P102ー103より

劉信姫氏、実名での血分け証言の中で:

釜山からソウルに来た食口のなかに、劉信姫という女性がいた。
あの影島集会のとき、家を提供してくれた辛聖黙の妻である。
彼女はある晩、教会の隣に部屋を借りていた文さん(文鮮明氏)の部屋を訪ねた。

部屋をノックしたところ「誰なのか」と声がしたので「(劉)信姫です」と名乗り
「入りなさい」と言われて中へ入った。そして、その場で復帰の実践を受けたそうである。

この時は、すでに三回復帰を受けていた金仁珠が、復帰のやり方を教えて、証人として立ち会った。金仁珠に勧められた劉信姫は、勇気を出して復帰を受けたということだった。
このあと劉信姫は、たくさんの男性食口たちと復帰した。

(注:復帰=血分け=性交)




*文章は予告なく推敲・修正されることがあります。





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お知らせ

『再臨主 ムチ 迫害 人妻 太腿/龍明小説3-3』に、

参考資料/サイト を付け加えました。

御確認下さい。





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