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2023年12月の記事 (1/1)

16 狂信者 vs サイコパス総裁



 16 狂信者 vs サイコパス総裁



「15 鶴総裁にPTSDを発症する元信者」 からの続き

そこで今回司会役のコンビ芸人が割って入った。
「そこの日本のアナタ、芸人さんじゃないんだから、その位にしときナサイ」
「ワシらよりウケるなよ、ってか?」
「ま、イワシの頭でも、弱小霊能集団でも、」
「ワシらみたいな低脳集団でも、な」
「信教の自由っちゅうんがあるんさかい、」
「あほになる自由もあるさかいにな、」
「ここでスタジオに電話が入ってます〜」
「漫才中、いきなり司会者づらすなや」
「もうええわ!」(前回より)


テレビ出演を自ら承諾した鶴ノ総裁は、スタジオで言いたいことを言って気丈に振る舞ってはいたが、彼女に物申したい人は引けを切らない様子だ。

教団内部で信者たちの集団を相手にしている時とは明らかに違う重たい現実の肌触りが、鈍い彼女にもボディブローのように効いてくる。

次から次へと意地悪な質問をし意見をぶつけてくる数人の人々の背後に控える、その何千倍、何万倍もの聴衆の存在。その人たちが彼女の独生女論を信じて侍るようになるなど、言わば夢のまた夢、ひとまず不可能なことのように思われてくる。

(教団の昔からの幹部たちでさえ、口先では良いことを言っていたけど、受け入れてなかったのは、私この耳で録音を聴きましたからね。まあ当たり前と言えば当たり前ね。神様の真実は、広大な砂浜で一粒の金砂を探すが如し、とはよく言ったものだわ。

(あ〜あ、これが終わったらどうしよう。スイスにでも行こうかしら。自由になる私名義の預金、どこにあったっけ。スイスとシンガポール? ケイマン島と他には…

(そうだわ、夏は涼しいスイスで過ごし、冬は暖かいカリブ海のケイマン諸島に住むのはどうかしら。あ、でも冬のスイスも良さそうね。暖かい白亜の豪邸の中で、壁一面の大窓から美しい雪景色、マッターホルンを見るの…)


その時、どこからかくぐもった女性の声が聞こえてきた。
「番組を最初から見ていた信者です。ツルコ総裁に質問します。天国はいつできるのですか?」

流暢な韓国語だ。
(ああ、また電話質問なのね)
「天国はね、心の中にあるのよ。あなたの心の中に天国を作らなきゃ…」

ツルコがカリブの島を思い浮かべながら答えると、電話の声が もどかしそうに言った。
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