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2023年10月の記事 (1/1)

救世主ではない/教団のナルシズム


救世主ではない/
   教団のナルシズム



旧統一教会が問題視される理由は、主に「高額献金」「霊感商法」「政界とのつながり」だとよく言われる。

「高額献金」や「霊感商法」は、人からお金を何回も継続的に出させるものだ。
余裕のあるところからならまだしも(それとて問題だが)、本人とその家族の生活を削るような金額を何度も要求し、それも無理なら借金してでも献金させる、など。
そうなったら心と家計に重荷を背負い、衣食住のための消耗仕事に追われ、独自の精神生活や心の成長、家族の団欒などの機会は奪われる。

だが献金摂理が激しくなる以前でも、そのような心の状態は同じくあったのだ。

なんなら教義を教え込まれる初っ端の段階でも、心の奥底の大切な核のような一点を奪われるような感覚があった。
ブルブル震えが来るほどの恐怖感。精神的レイプのようだ、とその時に思ったことを覚えている。

休憩時間に他の修練生が笑ったり楽しそうにおしゃべりしてるのが信じられなくて、その顔をまじまじと見てみたが、皆さんそのような恐怖は感じていないようだった。
私は非常に繊細•敏感な特異体質だったのかもしれないが、チラッとでも似たような感じを受けたという人なら結構いるのではないか。

(「それは、エデンの園でエバが天使長ルーシェルにおかされて性的堕落したことを逆の経路を辿り神側に元返す道だから、精神的レイプと感じるのはある意味妥当である。それを乗り越えて神側に復帰されるのだ」などと悪質な屁理屈を並べる現役馬鹿はいないよね?)

何十年と時が経てば、その(団体の)歪みが増幅されて、隠していても多くの人にその実態がバレるようにもなるのだ。今話題の宗教法人法におけるの解散要因という「組織性」「継続性」「悪質性」が、だ。


逆に時を遡って、1940年代か50年代、教団極々初期の頃の韓国女性信徒の証し:
「ええ、私たちは真のお父様(文鮮明)によく侍りました。メシアの住まいを整え、何品も揃えた食事を3度3度用意し、衣服の洗濯をし、礼拝がある朝は、ピンと拵えた真っ白な着物を着せて差し上げ、ある時は床屋に行き銭湯に寄る資金を工面するー 私たちは貧しい中、本当に苦労して、よく侍りましたよ」

(もとはと言えば、文さんが女性信徒に一対一でツメて、そうするよう要求または仄めかしたのだろう)

「個は全体のために、全体は個のために」や「授受作用の原理」とか言いながら、
信者が教祖に捧げるものはいつも具体的だが、信者が受け取るものは、教祖の誇大な妄想の中にしかなかった。
それは人間の成長の道を塞ぐ、大いに逸れた虚しい危険な道だった。
なぜなら文鮮明さんは、メシア・救世主ではなかったのだから。


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14 鶴総裁の麻薬話暴露



 14 鶴総裁の麻薬話暴露



《在韓日本人妻佳代子の段》
地域の教会へは足が遠のいていたが、佳代子の頭の中は“統一原理”や“人類の真の父母”で一杯だった。
それらが神に匹敵すると信じ込み、ある意味そうして心を武装していた。
原理や真の父母がいない素の自分など、小さく醜く何の価値もないと思えた。

思えば、貧しい母子家庭で育った佳代子は、幼い頃から母親に言いつけられた家事や妹の世話をして、やっと存在を許されるような、いつも不安な心持ちだった。思いっきり子供らしいわがままを言って、ありのままの自分を受け入れてもらった記憶は全くない。

皮肉なことに、貧しいながら努力して成長し、大人になり、理想世界を求め、国際結婚した先で、同じような心持ちを味わっている。いくら気を遣い、苦心して頑張ってみても、韓国人夫のちょっとした機嫌次第で、ダメ出しを喰らい、罵倒される。
そういった中で、人類を救うメシア、真の父母様の理想にすがる気持ちは、本人の自覚以上に張り詰めていたのかもしれない。

テレビの箱の中で鶴ノ総裁が何か言っている。
妹のサヨが通訳で参加しているはずだが、そこは映りそうで映らない。

鶴ノ亀子総裁は、真のお父様である故文鮮明師の糟糠の妻で、真のお母様と呼ばれ、長い間信者たちの憧れであった、はずだが。今、画面の中で彼女がしゃべっていることは、何かが違う。
佳代子の胸の中で、ギィという不協和音が鳴って、動くはずがない山が動き始める。

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