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2023年04月の記事 (1/1)

06 天正宮殿の恐ろしい天井裏



  06 天正宮殿の恐ろしい天井裏



【前回より】
「あそこのミーティング室には、音声カメラが付いてたはずね。
すぐ視聴できるようにしてちょうだいって、警備室に連絡して!」
/////


内線電話のスピーカーモードで、警備担当信者の声が聞こえてきた。

ーあぁそれはちょっとできかねますね。

はい、そうなんですよ。

あそこの機材はだいぶ前から不具合が起きていまして。
いえ、修理はしたのですが…

何度調整しても、すぐに何かで不具合が…

こちらとしてはですね、誰か幹部の方がですね、
ええ、誰かそういうことに詳しい方がいましてね、
どうも作動させないようにしているのではないかなと…

そこでツルコが、いきなりお付きから受話器をひったくって叫んだ。
「なんで、早くそれを、私に報告しないんだよッ。このハゲ〜!」

ーあっ おっお母様? … い、いえ、その…機材が老朽化しているだけかもわかりません…です。なんせもう10数年経っておりますので、はい、他の部屋のもガタがきておりますんで。それはそのぅ、予算が… すっすいません…

「ふん、役立たず!」
ツルコはガチャッと受話を叩き切った。

…私が献金を流さないと何もできないの、ほんとに役立たずだわ。
それにしても、カメラやマイクが作動しないように?
切っているって?一体誰が?
あの人たち、やっぱり、ますます、あやしいじゃないの。
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05 パラレルワールドのお母様の悲劇




  05 パラレルワールドのお母様の悲劇



【前回より】
「またそのうち日本の総会長にでも、人事してあげましょうかね」
「ほ、本当ですか。お母様、ぜひよろしくお願いします!」

「でも、その前に… 」
と、ツルコは憂いを帯びた厳しい顔つきをして言った。
「独生女神学の講義条件を全うして、
 献金の実績も上げないといけません」///

「は、はいッ、承知致しました…」

金ミョンデは言いながら考えた。

…日本の信者は、ちょっと脅したり煽てたりすれば必死になって高額献金を出すから、協会長をやりながらビジネスチャンスはいくらでもある。また美術商でもやってぼったくるか。よし、日本に返り咲いて、もう一儲けするぞ。
…それにしても、この前、金ジンチュン教授が「お父様には悪い尻尾がある」という強烈なフレーズを引っ提げて、独生女講義を行なったんだ。私だって、それに負けないくらいのインパクトあるツカミが欲しい……

「…お母様、そのために私にみ言葉を下さい。独生女神学の濃〜いみ言葉をぜひ…」

「いいでしょう。語ってあげます。よく聞きなさい。

「ある時ある所で、洪順愛お母さんに天の摂理があって、原罪のない娘が生まれた、それが私です。

「メシアの候補、つまり夫候補は大勢いましたが、私がその中から文鮮明お父様を選んでさしあげました。強いエネルギーを感じさせる性格で、神の摂理を為すのに好ましいと思ったからです。ところが…

「生まれながらに罪のない、愛の女神としての私のアイデンティティーを、お父様は否定されました。

「私はずっと忍耐しました。あなたもご存知のように、若い頃は何でもお父様の言う通りにやって、微笑んでいた一時期もありました。が、それがずっと続くのはとてもとても虚しいものですよ、金ミョンデ、聞いてるの?」

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【鶴とポヒ】不倫?仲良し写真集



 【鶴とポヒ】不倫?仲良し写真集

  〜〜韓鶴子と朴ポヒは、文鮮明がいない間にとても親密になった



前記事 http://anzais.blog.fc2.com/blog-entry-360.html で、
「 ツルコは、朴ポヒや久保木オサミや金ヒョユル、そして尹ヨン舫のような、目鼻口がちんまりとかわいらしい優しげな顔立ちがお好みなのだ。」
と書いて思い出したので、お気楽番外編としてアップすることにします。




https://howwelldoyouknowyourmoon.tumblr.com/post/129493461448/hak-ja-han-and-bo-hi-pak-did-get-very-close-while
から写真をお借りしました。


「韓鶴子と朴ポヒは、文鮮明がいない間にとても親密になりました」

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これらの写真は、1984年7月22日、
ムーンがダンベリー刑務所に入っていたときに、
ベルベディアで撮影されたものです。


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04 教団執行部での攻防戦ーヨンホのミーティング



04 教団執行部での攻防戦
  ーヨンホゥのミーティング





日本の教団では、ツルコ総裁の講話は一部しか公表されなかった。信者たちの混乱を避け、献金を確保するに差し障りのない部分だけが日本語に訳されて、教団新聞に載った。
ツルコの今後も、薄氷を踏むがごとしである。(前回まで)


取り巻きの1人、金ジンチュン教授が、ツルコの指示で責任者修練会を開き、独生女神学とツルコ“お母様” の御心情のあれやこれやを語った。その時の音声データがネット上に流出し、日本語や英語の字幕が付いて世界に拡がってしまった。

中でも、文鮮明教祖が過ちをおかしたとして「お父様には悪い尻尾があった」という表現が、情報を知り得た信者たちに少なからずショックを与えたようだった。


教団執行部でも意見が分かれ、攻防戦が始まった。
「これまで文鮮明師をメシアだと信じてきた一般の信者に大きな動揺がある。金教授の講義内容はまずいのではないか?」

「しかしあの修練会は鶴ノ総裁ご自身の要請だというし、内容も総裁がハッキリ言われたことしか言ってないというではありませんか」

「たとえ、もしそうだとしてもだ、あれをそのまま放っておくわけにはいかんだろう。信者らがごっそり遠ざかっていることを考えれば… 日本でも…」

「地上で神の摂理に責任を持たれる真のお母様、その方が仰ることなら信じようとする、そういう信仰の強い者たちも多いはずです。我々もそうではありませんか? これは信仰の試練なのではありませんか?」

「信じて滅びよ、か? そんな時代でもないだろう。いつまでも幼い信仰を言うなよ。ただでさえ教勢が低下気味だっていうのに」

「でも、お母様の言うことが事実であり、歴史の真実であったら、どうでしょう? 神はいつまでもそのようにはしておきませんよ」

「それを言うなら、お父様の真実はどうなるんだ? お父様は生前、そんなことは一言も言っておられなかったぞ。メシアの花嫁は堕落人間の代表だと語られたのを覚えているだろう?」

「ああ、たしかにそうだったな…」
「はてさて、これは 一体…
「いやはや、どうなっているのだろう?

 
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