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2022年01月の記事 (1/1)

霊ノ龍明、霊界伝道、始まる…/20-3


「界劣等生?やり直したいと言う困ったちゃん/20-2」からの続き


 霊ノ龍明、
   霊界伝道、始まる…が…




    霊ノ龍明小説 20-3


教師も龍明もパッと消え、大教室はシンと静まり返った。(前回より)

龍明は、それから1、2回霊界授業に出たが、らちが明かず、そのままばっくれてしまった。

ーよし、伝道の旅に出よう。

霊界学校の宿舎から走り出て、着の身着のまま、でたらめな方向にどんどん歩いて行った。
が、草原のような風景が果てしなく続くだけで、人っ子ひとり見かけない。

ーとにかく、霊人が住んでいる場所に行きたいものだ。

すると景色が変わり、彼は、灰色の石の谷のような所にいて、
暮れ色のぼんやりとした空の下、寒々しい岩石の丘に周囲を囲まれていた。
そこは草一本生えておらず、灰色の石があるのみの冷たく寂しい印象の場所だが、石窟のあちこちで人影が動いていた。
たしかに、住んでいる霊たちがいるようだった。

だが彼らに「こんにちは」と挨拶しても、「ここはどんなところですか?」と話しかけてみても、龍明の姿が見えているのかいないのか、何の反応もなく、誰ひとり答える者はいなかった。
その谷に住む者たちは、あまりにも自己中心的に心を閉ざし、自分以外のものを見る力さえ喪失しているようだった。

龍明は荒凉とした灰色の谷を歩きながら思った。
ーここは無理だな。もっと、こう… 普通の町はないものか。
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文仁進の音声流出。組織的レイプ発言。謝罪なし悲劇的


文仁進の音声流出。
謝罪なし、悲劇的。
組織的レイプ発言。



電話会議で、統一教会の幹部たちに自分の状況を説明している仁進さんの音声の書き起こし文の翻訳をしてみました。
会議は、不倫で付き合っていたベン・ロレンツェンと一緒になると決めた頃(2012年前後)のことでしょう。


https://howwelldoyouknowyourmoon.tumblr.com/post/673672199539916800/an-unapologetic-yet-tragic-in-jin-moon


イン・ジン・ムーン(文仁進。文鮮明/韓鶴子の次女)電話会議:

「はっきり言って、私は同じ部屋にいるのも正直耐えられないこの男(ジン・ソン・パク)と結婚させられたのですが、でも、弟のためだとか、その奥さんのためだとか、兄(孝進)のためだとか、そうすることで兄が助かるからとか、そういうことなんです。だから、できる限りのことをするんです。
私はいつもそう説いてきたし、信じてきたし、今も信じているのですが、祝福は永遠です。両者が祝福の価値を維持する限り,祝福は永遠に続くのです。

私はナンスクのように、自分がどのような結婚生活を送っているのかをよく知っている状況にはありませんでした。
彼女は私の兄(=ナンスクの夫)がアルコール依存症であることも、兄が何度も男女交際していたことも、薬物で深い問題を抱えていたことも知っていた。
彼女はチョンパドン(ソウル)で私と一緒に暮らしていました。私がリトルエンジェルス学校に1年ほど通っていたとき、私の部屋は兄の部屋のすぐ隣にありました。だから、彼女は彼の問題を全部知っていて、だから彼とマッチングされたとき、自分がどんな祝福を受けるか知っていたんです。





1:20
でも私は、こういったことが作用するような「祝福」に参加したいとは思わなかった。それを決して望まなかったし、絶対にその一員になることなど望んでいませんでした。
残念ながら、私はこのような問題を抱えた人と結婚してしまったのです。

訳注:朴珍成はごく若い頃、孝進に誘われてコカイン仲間になっていた(断れない状況)


結婚して最初の21日間は、できるだけ母(韓鶴子)と話をして、自分の抱えている問題を伝えようとしました。でもね、当時は、自分は祝福されたのだから、公的に祝福を受けたのだから、それに耐えて生きていくしかなかったんです。だから、それを受け入れて、対処した*んです。

訳注:対処した*=事実上オープンマリッジにしたと思います。
オープンマリッジ(=開かれた結婚)とは、お互いの合意のもとで婚外交渉を認め合う夫婦の形のこと。



それと同時に、もし母に相談したら......母はすぐに婦人祈祷師たちのところに行って、私のために祈ってくれるよう頼むだろうとも思っていました。そうすると、私の個人的な問題が教会のみんなに伝わってしまうんです。だから、父や母に相談するのではなく、自分自身の問題に対処することをすぐに学ぶことができたのです。自分ができる最善のことをするわけです。
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霊界劣等生?やり直したいと言う困ったちゃん/20-2


「霊ノ龍明小説[序章]/20-1」からの続き



 霊界劣等生? この後に及んで
  やり直したいと言う困ったちゃん





   霊ノ龍明小説 20-2


全員が同時に、スクリーン上で、終えてきたばかりの自分の人生の全ての出来事を振り返る。不思議なことに、死ぬところから生まれるところまで、人生の時を逆順で遡って見ることになる。
2回目は、同じ内容を、接した相手や周りの人、関係した人など、自分以外の人々の立場から、もう一度全てが上映され、体験するように導かれる。
霊ノ龍明はそこでつまずいた。(前回より)
 



教師を務める者は、ここより少し上の境涯に属する魂らしく、その霊体は鈍く光を発していた。

このセンターでは、新参の霊が自分の人生を見せられ、出来事をどう解釈していいか分からないような時、この世の学校でもそうだが、先生がヒントを出したり、例を示したりしてくれる。

「あなたの運動が影響力や富を集めて大きくなってゆく陰で、関わって働いた大勢の人が、苦しんだり絶望したりしていますね。」

龍明は答えた。
「そ、それは世の無理解が大きかったからだ。
 世人やマスコミ、家族親族が大反対をしたのだ。」

教師は言う。
「反対されて苦しかったという人は少数です。
被害の多くは人生の時間を奪われ、精神が行止まりの人間になったというものです。
財産を奪われ、衣食住に困り、子供の進学を断念したと言う人も大勢いるようですね。」

「そのように言う者は神の願いに生きないからだ。
 神の願いを自分の願いとしなかったからじゃないか!」

「至高の神の願いである地上での学びと成長の道、その人独自の環境や選択と意志による貴重な経験の道を塞ぐことになりはしませんでしたか?」

「だからー。私は真理の道、神の道を人々に伝えた。私の運動が神の道なのだ。」

「確かに、あなたの運動をきっかけに神を意識した人は多い。が、それを深められた人は少ない。」

「ヘッ、期待ばっかりするからだ、虫の良い期待ばかりして、努力実践しなかったからだろう。
結局、自己の責任分担を果たせなかったのだ、そのことについて、おれは何度も忠告したはずだ。」
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霊ノ龍明小説[序章]/20-1/私は「安産おしほ」ではありません。



霊ノ龍明小説[序章]


ご無沙汰しています。
これまでに試作として書いた中から、抜粋・編集して、霊ノ龍明小説[序章]としてアップしておきます。
ノンフィクションノベル 龍明小説は「11」で終わっていますが、今後はノンフィクションではなく、いわば異次元に設定が変わるので、続きの「12」ではなく、ぶっ飛んで「20」から始めることにします。



  霊の龍明小説 20-1


文ノ龍明は、2012年9月、長年病んだ肺の機能が急激に悪化し、宮殿に隣接する自前の病院にて、92歳で亡くなった。

人工呼吸器をはじめ、体中に何本もの管を入れられ、池で溺れるような苦しい状態が続いたと漏れ伝えられる。

晩年には、妻や取り巻きの幹部連中から “蚊帳の外” に置かれ、時に不満を爆発させた。言動の制限も受けていたらしい。
よる年波の中での苦悩は、カルマの法則による返報の一端が姿を現したのだろうが、これまでの人生や自らの言行を省みるようにはならなかったようだ。当時、彼は教団の公の場で、周りの者たちを激しく罵倒し責めている。

ーー誰がわしの言葉の尊厳と権威を損なっているのか?
  それは、教団上層部の幹部らだ。
そしてその幹部らの中心にいて指図しているのは、なんと、最終一体完了したはずの “真の母” 韓鶴子夫人だった。
龍明は愕然とした。

ある夜、カルマを刈り取る運命の見えない巨大な鎌の刃が、首にスッと触れたような気がして、思わず叫んだ。
やめてくれ〜〜ッ!
飛び起きると、寝汗をぐっしょりかいていた。



彼の体の肺以外の内臓は丈夫で、まだ意志力もあったが、脳の方がかなりやられていたので、寿命だったのかもしれない。
肺臓が壊滅した老体を地に置き去り、魂の世界に移動した後も、しばらくは反省しない状態が続いていた。こちらの時間でいうと千年だろうか万年だろうか。

魂の世界ーーそこは行ってみると、彼が生前語っていたのとは大違い。
イエスをはじめ歴史的聖人たち誰も跪いての歓迎はなく、彼の使命も実際はなかった。少なくとも悪行の言い訳になる超法規的な特別使命などなかった。それどころか、大勢の魂へ及ぼした悪影響を、大霊界の不可視の天秤で測られてしまったーー。

以上、「主人公死去後の霊連世小説、無理かな…?/11ー8」より


2012年初頭、文鮮明(本名:文龍明)教祖は、公の訓読会の場で、妻や子供たちが日頃自分を無視するような扱いをすることに憤った。その責任を教団幹部らに押し付けるように「オーナーは息子らではなく自分だ!」とどなった。

まだまだ自分を中心として組織を回そうとする気が満々だったので、その年の夏、病が回復不能となり、肉体の命が尽きようとしている時にも、彼の魂(霊の体)は肉体にしがみつき、なかなか霊肉分離の死のプロセスがスムーズにいかなかった。
龍明は、病院の治療室で、死期の苦痛が強く長引き、ひどい有様になった。妻の鶴子でさえ「早く絶命して」と願うほどだった。

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