FC2ブログ

2021年05月の記事 (1/1)

許せ 愛せ ニクソン激怒/8-6

『想な世界征服:勢いありそに見えた時代』からの続き



  許せ 愛せ ニクソン激怒




ノンフィクション書籍『Gifts of Deceit』を参考。
*ほぼ全ての事柄が直接関係者に取材、または議会報告書等に書かれている事です。





   龍明小説8-6



1970年から74年にかけては、アメリカの信者数が毎年倍増した、急速な成長を遂げている時期だった(75年には頭打ちになるのだが)

その頃、ウォーターゲート事件が起こり、ニクソン大統領への疑惑と糾弾が話題になっていた。
文鮮明教祖は莫大な資金と人員を投入して、ニクソン支持の運動に乗り出した。

まず、51の主要新聞に「許せ、愛せ、団結せよ」とニクソン擁護の声明を、自分の顔写真入りで全面広告掲載した。
それはアメリカでの初めての個人的な政治活動になった。
それまで彼はアメリカと韓国を行ったり来たりしながら、講演旅行を続けていて、アメリカ人は、彼を異端の神学を持つ精力的な伝道者としてしか知らなかった。

彼はダン・フェファーマンを委員長に「全国祈祷断食委員会」を設立し、40日間の断食祈祷を開始させた。

彼は信者たちにこう言った。
「ニクソンを支持するのは、先に韓国に行った際、山に入って神と話し合った結果である」
ウォーターゲート事件でニクソンを救うのはこの文先生にかかっている、他の誰にもできないと神は認めたというのだ。
アダムの立場にある文氏は、天使長の立場のニクソンを助けなければならない。
アメリカ国民はニクソンを支えなければならない。許せ、愛せ、団結せよ!



9BADEF43-6C4A-426B-839E-44221806BB68.jpeg
文鮮明氏によるニクソン支持声明の全面広告(当時のニューヨーク・タイムズ)



実は文教祖のニクソン擁護運動の背後にいたのは、Dr.ジョセフ・ケネディと言う人物だった。ケネディはアトランタの「希望の日」講演会プログラムのコンサルタントとして文教祖の組織に雇われていた。彼はまた、ホワイトハウスにも良いコネクションを持っていた。
韓国の山の中で文と神との間のやりとりがあったにせよなかったにせよ(ないだろ)、文の副官 朴ボヒの頭の中に基本的な考えを植え付けたのはケネディだった。
[ 続きを読む » ]
関連記事
スポンサーサイト



メシアの誇大妄想な世界征服:勢いありそに見えた時代

『脱会宣言した朴ボヒ、会員証を破り捨てる』からの続き



  メシアの誇大妄想な世界征服:
       勢いありそに見えた時代




先回は、
勝共に感動して63年に入教以来78年まで15年間熱心な信者だったという金明熙氏(430双)著の書籍『文鮮明と統一教会の正体』から、朴ボヒ氏の脱会表明事件を記事にしました。

その中にこのような表現がありました。
「統一教会のメンバーの努力と献身の成果である「リトル・エンジェルズ社」「教会員たちは、腹を空かせて汗を流してリトルエンジェルズを育てた。」

「メンバーの努力と献身」とは、主に金銭的援助やチケット売りなどでしょう(祈祷もか)
文鮮明自叙伝にも、
“伝道師は食事どきになると、ジャガイモをいくつか焼いて食べ、飢えをしの”ぎながら、1銭、2銭と節約した。そうやって集めたお金で、リトルエンジェルスを創設した。”
と、上手いこと書いてます。

一方、アメリカでは「韓国文化自由財団」を通して、一般の裕福な反共アメリカ人から莫大な寄付金が、リトルエンジェルス創設のために集まっていた事実、おそらくそのことは韓国の末端信者には知らされず、とにかく資金が全然足りない、これでは摂理がだめになるなどと発破をかけられていたのでしょう。


また当のアメリカでは、文教祖の豪邸購入のために、メンバーたちが強行スケジュールに疲弊しながらも街頭に立ちロウソクを売り続け、なんとか頭金の数千万円を作ったと記事に上げましたが、ちょうどその頃日本からは少なくとも7億円の献金が韓国へ送られていたそうです。

<統一教会年表wikiより>

1972年11月22日:
教団関連企業、「世界のしあわせ」(後のハッピーワールド)」の営業部長でキャラバン隊のボス的存在であった曹又億萬(ソウマタオクマン、日本名は大山高誉、43双 2005年 8月 12日死去)に
1971年8月27日から1972年5月27日にかけて、教団の幹部3名と共謀し、小切手2億3千万円を韓国へ不法に持ち出した外為法違反容疑で逮捕状が出る。

海外逃亡したため国際指名手配となる。
兵庫県警は総額で6億9,414万円を捜査の対象にしていた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/世界基督教統一神霊協会の年表
 

※ 余談ですが、海外逃亡した「大山のおとうさん」は、最初はハワイに潜み、最後はチャイナで見られたそうですが、途中、90年前後には米国シアトルの食口コミュニティの奥深くに潜んでおられたような気がします。前にも書きましたが、「これは大山のお父さんからよ、シーッ」と、直属のアベルから野生のマツタケをもらった、ような気がします。
記憶が曖昧ですが、そう思うとこの事件も近く感じられます。「さまよえるユダヤ人」のような不思議な伝説のようではないですか。


本題に戻って、日本の国会の議事録によると、1974年、埼玉県の狭山湖畔での大会で文教祖が言うことには、
『私はお金がないから、みなさんで人参茶を売りなさい。しかし、ただ売りなさいではなかなか売れないので、今日はひとりひとりに文書にして書いてもらう』
と誓約書を書かせたそうですが、「再臨メシアにはお金がない」なんて信者にプレッシャーをかけ、実は韓国では水沢里工場で製造した兵器を韓国軍に納入し、軍需産業で十分儲けていたはずなのです。
[ 続きを読む » ]
関連記事

脱会宣言した朴ボヒ、会員証を破り捨てる/8-5

『“私の父は偽の再臨メシアです”文聖進の手紙事件』からの続き


朴ボヒ、
韓国のトップリーダー会議でUC脱退を宣言、
会員証を破り捨てる




   龍明小説8-5


文教祖の自叙伝「平和を愛する世界人として」では、
“食事どきになると、ジャガイモをいくつか焼いて食べ、飢えをしの”ぎながら、“1銭、2銭と節約して集めたお金”で、リトルエンジェルスを創設した”
と書いてあります。
当然のようにリトルエンジェルスは自分が計画考案したと書いています。

一方、アメリカ議会で調査を担当したプロのジャーナリスト、Gifts of Deceit 著者のベッチャー氏は、
「朴ボヒは、ウィーン少年合唱団のコンサートに出席した後、韓国伝統の少女舞踊団を組織するアイデアを思いついた。 文はこのアイデアを気に入り、1962年に『リトル・エンジェルズ』を設立した。 」
としています。

87002227-D0E3-42D2-AF83-FBA97068D733.png

1. アイゼンハワー元米大統領と朴大佐(1965年
2. 1971年、イギリス女王と一緒に写る朴大佐
3. ユネスコでのリトル・エンジェルズ(1973年
4. リトルエンジェルスと不明人物
5. ライサ・ゴルバチョフとリトル・エンジェルズ(1990年
6. リトルエンジェルズ、日本の皇太子ご夫妻とご対面(1971年




リトルエンジェルスを考案したのは、文と朴、さあ、どっち?
それぞれのご想像にお任せしますが、
いかにも大使館員がウィーン少年合唱団のコンサートに招待されてそうな時代だし、これは韓国一国の内部から出てくるアイデアではなく、占領下、国連、外交官などのキーワードが伴うイメージです。つまり当時ワシントン駐在の韓国大使館付情報部員だった朴氏の方がイメージが合うと私は思います。韓国内で信者が子供たちを孤児院に捨てるまで伝道活動を科していた文教祖発のアイデアだとは思えないのですが。

しかし朴氏の著書『証言』でも、文鮮明自叙伝をなぞる形で、文のアイデアだとしています。
当時そのアイデアに納得がいかなかった朴は文先生に「なぜ子供なんですか?」と尋ねたという。
「証言」より引用:
(朴は文に尋ねた)「なぜ『児童舞踊団』なのですか?そんな鼻をずるずる垂らした幼い子供たちを、どうやって世界の舞台に連れて回るというのですか?」と。先生は感銘深い答弁を下さった。「子供は平和の象徴である・・・(云々かんぬん・・・」

当時実際にあった反対意見を朴の質問として編集し、それにいつもの御大層な答えをくっつけたかといった具合に、質問も回答もわざとらしさを感じさせます。

65年に朴氏の自宅の朴自身の書斎の隣の部屋で、崔淳華がサムエル(文氏の庶子)を身籠ったのに、裁判の宣誓証言で「私はサムエルの父親が誰か知りません」と堂々と証言するわ、自分の実子として出生証明書を提出するわ、下院議会の公聴会での証言といい、その他の詐欺容疑といい、朴ボヒ氏は筋金入りの、文教祖や統一教会に都合の良い「天の欺瞞」の使い手です。


そんな模範的なムーニー(統一教会員)とも言える朴ボヒ大佐のもう一つの顔の紹介です。

[ 続きを読む » ]
関連記事

サンクの暴れん坊二世の事件ー社会のお荷物小荷物




  サンクの暴れん坊二世の事件
       ー社会のお荷物小荷物




(1)英文ニュースより日本語訳
    ①短い教会関連バージョン
    ②事件の詳しいバージョン
(2)事情通二世のコメント
(3)暗在コメント


(1)英文ニュースより日本語訳 ① 短い教会関連バージョン
https://longisland.news12.com/dobbs-ferry-man-accused-of-ramming-mta-car-off-road-having-kill-list
2021.04.22
ニュース動画あり

ニューヨーク州オシニングで、MTA(訳注:首都圏交通局)の車にジープをぶつけて攻撃し、駆けつけた警官にイエス・キリストを名乗って脅した後、パトカーに突進。殺人リストを持っていた男ニコラス・スクルスタッド(33)が連邦当局に逮捕された。

容疑者の叔母が「News 12」に語ったところによると、彼は、トランプ支持、銃所有支持の宗教団体を率いる文亨進ヒョンジン・ムーン(自称救世主)に従っているという。

「彼は、かなり過激な思想を持ったグループ、いわゆる”教会”に関わっていました。彼は決してリーダーではなく、信者の一人でした」とマリリン・コックス・スクルスタッドさんは言う。

近所の人たちは、彼を知っていて、今回の逮捕にショックを受けていると言いますが、誰もカメラには映ろうとはしません。
 

nicholas-skulstad-complaint-001.jpg



(1)英文ニュースより日本語訳 ②事件の詳しいバージョン
https://www.ibtimes.com/man-claiming-be-jesus-attacks-authorities-had-kill-list-car-police-3186466
https://nypost.com/2021/04/22/man-who-rammed-mta-vehicle-had-kill-list-in-his-car-feds/
https://www.foxnews.com/us/new-york-man-rammed-transportation-vehicle-kill-list
より総合して翻訳:
[ 続きを読む » ]
関連記事

“私の父は偽の再臨メシアです”文聖進の手紙事件/8-4

『信者の自己犠牲で豪邸を手に入れた文鮮明』からの続き



 “私の父は偽の再臨メシアです“
  あけすけにホントのことを言っちゃった
    文聖進の手紙事件
(後半部)



   龍明小説8-4



質素ななりのまま要人と交流した徳の高い宗教者は同時代に何人もいたが、龍明はその後も同様のやり口で、高価なビル群や土地、会社群を購入し続け、億万長者になって、金と反共で影響力を買い、CIAやロックフェラー等、金持ち仲間と交流していた。(前回より)

宗教保守派と協調し、新聞社を作り首都ワシントンで文教祖のネットワークが拡大した時期には、アメリカ再建を通して地上に天国を創建するという統一教会の夢が手の届く範囲にあるように見えた。

しかしそれは、統一原理や再臨のメシアが政界や宗教界に認められ浸透したからではなかった。
今まで見てきたように、金と権力の力学を使ったのだ。否、使い、使われたと言うべきか。

反共で敵愾心を煽り、冷戦構造の対立を際立たせるのに一役買って時流に乗り、影の権力から使い使われるそのためには、文教祖の号令一下、どこにでも行ってイノチガケ、稼ぎ、工作し、敵に向かって威嚇行進する兵隊のような狂信者の群れが欠かせなかった。

それが文鮮明の強みであり、それでなければ世界の舞台で相手にもされなかっただろう。
極貧国の片隅の異端カルト教祖らのうちの1人のまま終わっていただろう。


統一原理というものは、
そういう信者たちをおびき寄せる釣り針であり 餌であり
嗚呼 彼らを逃がさないための 借り仮(カリカリ)の希望

自己犠牲を強いる 根拠のない権威と 歴史的必然を騙る
捕まって自らの病いをこじらせる可哀想な人たちの重石(おもし)
それから一時の慰め イタク美しいカレイドスコープの迷宮
もともと けっして それ以上でも以下でもない内容

原理原本から70年近く 原理講論から50年以上
無知で未熟な学生やそれに準ずる人々しか魅了しない
世界で役立ったり 通用なんかするものではなかった

現代の理想国家世界を語る原理思想家よ出でよ などとは言わない
もう結論は出てしまっているのだから
そういう限られた意味では なくてはならないものだった
[ 続きを読む » ]
関連記事