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2021年04月の記事 (1/1)

信者の自己犠牲で豪邸を手に入れた文鮮明/8-3

『大勢の僕と金が必要な世界摂理?』からの続き



    原理信者の自己犠牲で
        豪邸を手に入れた文鮮明

    —-ベルヴェディア、イーストガーデン購入





   龍明小説8-3


1971年の暮れにアメリカに定住してからは、文鮮明自身が主導権を握り直接影響力を及ぼすようになった。(前回より)


(さて、そろそろここでも自分の家を持つべきだ、それもとびきりのやつを。)
10年前、金局長の訪米に隠密同行した時に知遇を得ていたロックフェラーから、知人が所有するいい家があると仲介の連絡があった。
ニューヨーク郊外タリータウンにあるベルヴェディアと呼ばれる広大な敷地、部屋数25の素晴らしい邸宅で、所有者は世紀初頭のウィスキー醸造王、価格は80万ドル(約2億5千万円)にまけてくれると言う。
デヴィッド・ロックフェラー自身も同じ郡内に豪邸を所有する隣人である。

(この位の館の1軒や2軒持ってないと、要人に相手にされんわ。日本の笹川は「自分は世界で一番 金持ちのファシストだ」と豪語したが、わしはその上をいきたい。)


アメリカ統一教会が、まず20万ドル以上の頭金を調達することになった。
最初の大規模な資金調達活動である。

どのようにして資金を集めるか、会議が開かれた。
最初は、ユースクラブや慈善団体などが資金調達の手段としてよく利用する“富くじ”販売をしたが、2ヶ月やってもほとんど金が集まらなかった。
そこで全米教会長のサローネンは、メリーランド州アッパーマルボロ教会で前年から稼働していたローソクの製造販売に白羽の矢を立てた。

「40日条件路程」と呼ばれる厳しい短期集中路程が始まった。
24時間体制のロウソク工場で、1日に4千本前後のロウソクを作った。
それを全国の教会センターに送り、全米の街頭で人々に原価の5倍で売りつけた。
最終的には、頭金に相当する金額を稼ぎ出すことができた。

この資金は、若者たちが1日16時間、食事は連日ピーナツバターとジャムのサンドイッチにチキンスープで我慢しながら、空港や街角でロウソクや花を売って集めたもので、文鮮明のための自己犠牲だった。
アッパーマルボロの工場では、24時間体制で40日間働き、20万本のロウソクを生産した。
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恐ろしい心理操作。出ない原理思想家。学区長の思い出



   恐ろしい心理操作。
     出ない原理思想家。
       学区長の思い出。




ブログ村で最近、伝道や霊の子(自分が伝道して信者にした人)について、加害者・被害者・罪悪感などのキーワードで論争のようなものがありました。
私は実際、“霊の子”はいないので、関係ないかなと思っていたのですが、それをきっかけに昔のことを思い出しました。


昔、現役信者として伝道している時、まさにその時、罪悪感のようなものを感じて、うまく言葉が出ず、結果、伝道できない。教会の巷に溢れていた「苦手な中でも諦めず一点突破して勝利!」のような証なんてない。
それっきり。変化なし。霊の子なし。
7日修練会まで出た人が1人いましたが、その人は私に興味があったみたいです(笑)
今考えるとその同学部の後輩は確かに私に似てはいたのだろう。作家になりたいと言っていたな。

伝道ができないことで、当時の原研学区長に相談した時のこと。
「原理やみことばを語ろうとすると、全部仮定の話のように思えてしまうんです。神がいればこうで、堕落があったとすればこうだというように、全部仮説でしかないように響いてしまうんです。自分では固く信じているつもりなんですけど」
と言うと、学区長は、
「それは、実践しないとむりだなあ」
「実践というと?」
「伝道や万物復帰、その他教会での諸々‥‥。特に伝道だな、神の心情を知るには伝道が一番だよ」
わたしは、(だから伝道ができなくて困っているのに、伝道すれば分かるとは、やっぱり解決法なんてないのだなあ、そうだと思っていたよ)とがっかりして、それ以上何も言いませんでした。

学区長のジョンロックに関する修士論文も読ませてもらったのですが(関係ないか)


そんな状態でよく10年も20年も教会にいたものだ、さっさとやめればよかったのにとお思いでしょうが、先回記事の資料の言葉を借りれば、
「デ・パターニング」と呼ばれる技術で、アイデンティティや自己認識が完全に崩壊、大人としての振る舞い方を忘れた子供のような状態になっていたのです。
操作されたというよりは、自分からそれにかかりに、原研に入って行ったわけです。
(その2、3年前に地区教会で伝道され7日修まで出たが、振り切って関係がなくなっていた状態から)

19世紀の詩人ジョン・キーツ(卒論にした)が、詩人に必要なのは「消極的受容能力」(ネガティブ・ケイパビリティ)と言っていて、それが固定観念を一切なくす?デ・パターニング?と似ているように思い、無視できなかったこともあります。

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大量の僕と金が必要な世界摂理?ー心理的暴力/8-2

「日本宣教・アメリカ宣教・文先生現る!」 の続き


   大勢の僕と金が必要な世界摂理?

あなたはこのような心理的暴力で、人格を破壊されていませんか?
もしくは、その傷がまだ多少なりとも残っていたりしませんか?
もしそうなら、傷ついたもう一人の自分を癒してあげて下さい。




   龍明小説8-2



1971年の暮れにアメリカに定住してからは、文鮮明自身が主導権を握り直接影響力を及ぼすようになった。
これまで宣教師ごとに自律して散在していた多様な小グループを解体し、すべてのメンバーを別の地域の別の使命に移動させて、統一した全国的な運動にしようとした。


文教祖の誇大妄想的な方針はこのようなものだ。
地上天国を復帰するには、従順な僕の軍隊がもっと必要になる。
活発な勧誘活動で人員を増やし、厳しく訓練しなければならない。
これは人類史上かつてない大きな使命だから、手下どもはかつてないほど働かなければならない。
世界の摂理を進めるために数億ドル、世界の富を牛耳るためには数十億ドル、それ以上が必要だ。
手下どもはその金を集めるため、わしが命令すればどこへでも行き何でもしなければならない。
韓国でのわしの立場を安泰にするために、朴軍事政権の意向に沿った政治活動をすることを厭うな。


韓国政権の意向に沿った政治活動について。
当時文教祖は朴大統領を恐れており、身の危険を感じていた。
実際、70年に東京で世界反共連盟(WACL)の大会を勝共連合主催で開いたのは、スポンサーである朴正煕大統領の目的と文教祖の目的が一致していることを再度アピールし、朴大統領をなだめるためでもあったという。そのことは大会で訪日した勝共連合アメリカ支部長へ、日本会長の久保木から通訳を通して伝えられた。


手下どもを集めるについて、文教祖とて70年代のアメリカで、鎖に繋がれた奴隷を買うことはできない。
本当に奴隷のように働いてもいいと人々に思わせるようにしなければならない。
そんなことができるだろうか。

    *
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有害な純潔教育、二世の本音_(末尾に追加あり)

 
 有害な純潔教育、二世の本音
      ---わからなきゃばかだ



純潔教育について、統一教会2世の投稿5種です。
後半は、ある教団2世の執筆者(兼神学生)による雑誌記事の抜粋:
「純潔文化の教え方が問題なのではなく、純潔文化そのものが問題なのです」
(日本語訳、暗在)




2世の投稿
https://whatisonthemoon.tumblr.com/post/645126035689619456/the-churchs-narrative-around-sex-including-the
2021年3月8日
私たちの親からの言葉を含む、性に関する教会の物語は有毒であり、2世の元メンバーはその影響を一生受け続けなければなりません。これは些細なことでも、小さいことでも、愚かなことでもありません。もし1世がそのことを認められないのであれば、彼らは薄情で冷淡です。

The church's narrative around sex, including the rhetoric from our parents, was toxic and 2nd generation ex-members have to deal with the ramifications of it for the rest of their lives.
This is not petty or small or silly.
If the first generation cannot acknowledge that, they are heartless.

 


2世の投稿
https://whatisonthemoon.tumblr.com/post/648554748032729088/how-to-love-my-parents-when-they-are-unwilling-to
2021年4月15日
両親が私や兄弟に強いてきた痛みを見ようとしないとき、どうやって両親を愛せばいいのでしょうか?
何か知恵はありませんか?

How to love my parents when they are unwilling to see the pain they’ve forced me and my siblings through? Any wisdom?




2世の投稿
https://whatisonthemoon.tumblr.com/post/648549224565391360/i-think-ex-moonie-first-generation-struggle-with
2021年4月15日
一世の元信者は、純潔文化が虐待であることを認めるのに苦労していると思いますが、それは彼らが教会から得た数少ない収穫の一つだからです。
彼らの多くは、「兄弟愛」「姉妹愛」「コミュニティ」を大切にする文化の中で育っていないので、純潔という概念がそれを助長し、時には育てることもあるのです。
とはいえ、最終的には、家族という概念を傷つけ、人間関係や愛、人生についての不健康で有害な考え方を助長することになります。

I think ex-Moonie first generation struggle with admitting that purity culture is abusive because that is one of their few take aways from the church. Many of which did not grow up in a culture that valued “brotherhood,” “sisterhood,” and community, and the notions of purity really feed that and can, at times, nurture it. That being said, ultimately it ends up marring the idea of family and feeding unhealthy, toxic ideas around relationships, love, and life.
 


2世の投稿
https://whatisonthemoon.tumblr.com/post/648558129835048960/the-church-fucked-up-a-lot-of-us-2nd-generation-in
2021年4月15日
教会は、私たち2世の多くを、人間関係、恋愛、性の面でめちゃくちゃにしました。
その文化や教義の影響で、人間関係とは何か、その関係がどのように発展し、成長し、変化していくのかという考えが歪められてしまったのです。
どのようにしてパートナーと出会ったとしても、相手との関係は人生の他のことと同じように、有機的で自然発生的で、常に前もって知ることのできない方向に進んでいくものだということを覚えておくことが大切だと思います。

純潔な結婚によって世界を救わなければならないというプレッシャーから、自分自身やパートナー(そして結婚)に対して、人間には到底できないような期待を抱くようになってしまうと思います。
そうすれば当然、恥と不安のスパイラルに陥ります。その不安や恥は、人をさらに遠ざけるだけでしょう。
デートや人間関係は、自分の手を少し緩めて、それが自分をどこに連れていくかをただ見ることができれば、もっと楽になりますよ。

The church fucked up a lot of us 2nd generation in terms of relationships, romance, and sex. The culture and theology distorted our ideas of what relationships are, and how they develop, grow, and even change. However you meet your partner, I think it’s important to remember that your relationship with them is like anything else in life: organic, spontaneous, and always going in directions you can’t know in advance. All the pressure we were under to save-the-world-through-pure-marriage can, I think, make you have expectations of yourself and your partner (and marriage) that no human being could ever possibly meet. This of course leads to a shame/anxiety spiral. All that anxiety and shame would just push people even further away. Dating and relationships are easier if you can loosen your grip a little, and just see where it takes you.

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日本宣教・アメリカ宣教・文先生現る!/8-1

「KCIAが名付けた勝共・女たちの顛末/7-10」からの続き



 日本宣教・アメリカ宣教・文先生現る!





   龍明小説8-1



文教祖は、58年には日本へ、59年初頭にはアメリカへ、宣教師を送っていた。

崔奉春(日本名:西川勝)宣教師は、人格形成期のほとんどを日本で過ごした韓国人で、58年5月に日本に密入国し、数カ月間投獄され、ほとんど丸1年間何の成果もなかった。

その後、2,3年で10数人の日本人メンバーを得たが、真の突破口が開かれたのは韓国軍事クーデター後の1962年だった。
そのとき日蓮系の仏教団体である立正佼成会の若い指導者グループが原理を聞き、数十人がいちどきに統一教会に改宗して活動的なメンバーとなった。

1963年には、日本支部で初めて全国の信者が東京銀座のガスホールに集結した。そこで行われた初めての決断式は、立正佼成会の吹奏楽団で幕を開け、右派の影の有力者である笹川良一が参列していた。


西洋の研究者の指摘では、日本の統一教会運動の特徴の1つは、体系的な訓練プログラムの開発だったという。
日本人は入会する可能性のある人々に対してもメンバー自身に対しても、その「修練会」において非常に高い洗練のレベルに到達した。正規のスタッフが教育に専念し、講義は明瞭に組織化されたパターンに従った。

根拠として「日本教会からの修練会報告1966」を引用している。
スケジュールは集中的なグループ活動によって特徴づけられる。修練生は定期的に8人から10人のグループで集まって、食事や祈祷をしたり、疑問や困難について話し合う。
彼らは常に一人のリーダーの指揮下にある。修練生の就寝後、リーダーたちは評価と計画のために集まる。彼らは修練生のリーダシップの質や参加、そして起こり得るあらゆる問題について、注意深く観察する


西川が日本で始めたもう一つの特徴ある実践は、共同生活だ。
それは韓国支部にはないものだった。
共同生活は、志を同じくする信者の共同体の強さと結合力をグループに提供し、部外者との接触から生じやすい懐疑から信者を保護することになった。
統一教会日本支部はそこから次第に発展していった。

64年には「世界基督教統一神霊協会」が宗教法人として認証され、久保木修己氏が初代会長に就任。
65年に崔宣教師が渡米してしまうと、少しずつ絶対信仰、絶対従順の文鮮明色が強くなっていく。

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KCIAが名付けた勝共・女たちの顛末/7-10

「撃沈か たけなわか 世界の文鮮明 アメリカ摂理/7-9」からの続き



   KCIAが名付けた勝共・
          女たちの顛末





   龍明小説7-10



崔淳華との婚外子のことで、龍明から離婚の決意を仄めかされ、一時は自暴自棄にもなった妻鶴子だったが、実母からのアドバイスもあり、しぶとく持ち直し、落ち着きを取り戻してきた。

結婚当初は、教会員の誰ひとりとして、横から入ってきた小娘韓鶴子のことを再臨主の妻で真の母であるとは認めない状況だったが、この頃では、苦労してかわいそうだ、若いのによく耐えていると同情する声も聞こえるようになった。

崔淳華が遠慮して身を引いたのだろうか。それによりどんなに惨めな立場に居続けなくてはならなくなるか分かっていたのだろうか。苦労知らずの裕福なお嬢さんで、その時は分からなかったのかもしれない。
それとも心の奥深く、潜在意識レベルで何かが警告を発し、あと一歩を押し留めたのかもしれない。「真の母」の座に着いて文教祖の詐欺に加担しないでよかったのかもしれない。


ともあれ文教祖は、鶴子との成婚から7年が過ぎた1968年の1月1日に、夫婦共に完成期の七年路程を勝利したので神が地上に臨在できる基準が決定したから今日は記念日と呟き、「神の日」を宣布した。
〈*2013年2月10日(天暦1月1日)、「天の父母様の日」に改称された。〉

神の日を策定するにあたり、龍明は鶴子・元福・淳華(欠席)を含めた6人の女たちと、悪魔儀式と見まごうばかりの奇態な性儀式を行なっている。
詳しくはこちらを:「ショックです 閲覧注意 神の日の制定」
http://anzais.blog.fc2.com/blog-entry-113.html

命掛け人生掛けで自分を護ってくれる6人の妻妾ができたぞと、神に証明して見せたつもりだろうか。
獲ったどー!


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撃沈か たけなわか 世界の文鮮明 アメリカ摂理/7-9

【妾の摂理の人生いろいろ/7-8】からの続き


  撃沈か 
   たけなわか
     世界のブンセンメイ
          アメリカ摂理





   龍明小説7-9



ついに崔淳華が、既婚者文鮮明(龍明)教祖の子供を身籠った。
それを知った朴ポヒは文教祖に「ヤバイですよ」と言い始めた。
今このことが外に知れたら、始まったばかりのアメリカのプロジェクトや教会に大打撃を与えるというのだ。

「リトルエンジェルスはスキャンダルにまみれ、数少ないアメリカ人メンバーは躓き散って、伝道活動は撃沈するかもしれません」
「うむ、まずいな、それならお前のとこで引き取ればいいじゃないか」
「は‥はぁ、文先生あなたと教会のために、それしかないのでしたら、私はそれで構いません。このことは極力内密にして、生まれたらすぐ養子の手続きを取ることにいたしましょう」

龍明は深呼吸のような大きいため息をついて言った。
「養子ではだめだぁな。調べられたら本当の父親がばれてしまうだろう。わしは以前喜進*の認知をしたばっかりに世間や反対派にいつもそこを突かれて非難されておる。だからもう何があっても婚外認知はしないつもりだ。ヤバイですよ。キスク*が産んだことにして実子にしてくれないか」

(注)喜進:金永姫との間の婚外子。55年生まれ
   キスク:朴ポヒの妻


女たちの間にも一悶着あった。
淳華の母親で婦人信者顔役の得三夫人が、噛んで含めるようにして妻鶴子を説得した結果、淳華に息子が生まれたら、真の母の座を明け渡し、身を引くことを承知した。

鶴子の母親の洪順愛は大反対して、娘に言った。
「自暴自棄になってはだめですよ。あなただって孝進という息子がいるじゃないの。辛くても踏んばってもっと文先生の子を生みなさい。息子を1人産むごとにあなたの権限が増すのだから」
鶴子は三女の仁進を産んだばかりだった。夫は世界旅行に出ていつ帰ってくるか分からない状況で、一時的に神経が参っていた。

鶴子さんが泣く泣く身を引くことを承知したと韓国の母親から聞かされた淳華は、(なんだかなー)と思った。
(そんなにまでして妻と幼児3人?4人?を押し除けて、人類の真の母になるというのも違う気がする。つーか、なんで私がそこまでしなくちゃならないの。そんな惨めなことに関わるのはいや。大切なのは、もっとこう、霊的な、何か清くて美しいものじゃないかしら)

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妾の摂理の人生いろいろ/7-8

「おれのラケル 崔淳華と重婚!の摂理/7-7」からの続きです



      妾の摂理の
        人生いろいろ‥‥




   龍明小説7-8



それから翌年、追いかけるようにアメリカに行き、彼女が居る東部、ワシントンDC周辺に3か月留まった。(前回より)


1965年2月12日の夜明け直前、文龍明は韓国の土が入ったスーツケースを携えて、ひとまずサンフランシスコ国際空港に降り立った。
出迎えた現地の弟子たちが、車で一行を小高い丘の上まで連れて行った。
彼らはそこから都市を見下ろし、朝鮮シャーマニズムの地政学的攻略方法により、5方向の神将軍に祈祷後、韓国から持ち込んだ一握りの土を埋めると、その場を彼らの“聖地” と決めて杭を打ち込んだ。

次の1か月、彼は青いプリマスのワゴン車でアメリカ横断の旅を楽しみつつ、計55か所で同様の儀式を行い聖地を決定した。
3月14日にはワシントンDCで、国会議事堂の西側芝生の真ん中にある大きな常緑樹の下と、ホワイトハウス前の楕円形の場所に、韓国の石と土を埋めて聖地を作り、杭を打ち込んだ。


文教祖はDC近郊にある朴ポヒの家に滞在していた。
折に触れて彼は言った。
「おい、淳華を呼んでくれ」
すると日本人の信者運転手が彼女のアパートに迎えに行き、彼女を乗せて朴家に連れてくる。
そして朴ポヒの書斎の隣のゆったりとした部屋で密会を楽しむのだ。

「淳華、わしらは子供を作らなくてはいけないよ。
 うん、淳華はわしの息子を生まなければならない。
 すべてを危険にさらしてでも
 神の摂理にどうしても必要なことだというんだね」

「あら、子供ならもう何人もいらっしゃるじゃありませんか。
 それに私は学業のこともありますし‥‥」

「何を言う、あの深夜の聖婚式は何のために挙げたんだ?
いいか、すべーてのことは神様の言うに言われぬ復帰の心情の解放のためだというんだね。
これからの摂理はだんだんアメリカが重要になってくるだろう。
世界摂理の中心がアメリカになり、そうなればわしも拠点を移すんだ、そして、」
彼は口先でどうにでもなる上手いことを、ピロートークで次々に繰り出した。

崔淳華は目を閉じたままで尋ねた。
「鶴子さんたちはどうなりますの?」

「レアの鶴子と子供らは、韓国におればいいさ。
真の母にはそう簡単になれるものでないことは最初から言ってある。
今回の、きみを通して息子を得る計画のことも告げて来た。
気になるだろうが、元はと言えば、きみの姉さんが裏切ったから、こういうことになったんだ。
わしはラケルであるきみのもとで居を構え、それが本然の真の父母、真の家庭となるんだ。
崔家には重要な使命があると最初から言ってるだろ? 
きみのお母さんの得三さんが鶴子をうまくいい含めてくれるだろう。
崔家が立たなくては世界摂理はうまく進まない。
だからね、淳華、おれの息子をたくさん生んでくれよッわ〜ッ」
彼はそこで何度目かに果てて、その日はそれっきりになった。

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