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2020年02月の記事 (1/2)

追い詰められてゆく・/龍明小説2-13

『龍明小説2-12』からの続き



龍明小説2-13




 銀牧師のところに大口献金があったらしいと噂話を聞く度に、龍明はうらやましくてヨダレが出そうだった。

 もっとも銀自身は相変わらず質素な信仰生活で、建物や運営にも何も変化はなかった。

(なんでやねん、それだけ資金があれば、おれならもっと手広く活動して、教えを拡めてみせるんだがなあ!)

 教会や修道院の活動にもっと時間を使って投入したい龍明は、普通の会社勤めにストレスを感じるようになっていた。


 幸いにして妻のサンキルの実家は裕福だ。
 そこで義実家の崔家に今後の活動や生活の援助を打診してみたが、あっけなく断られてしまった。義母はもともとこの結婚に反対だったし、義兄たちも不満をもらした。

「見合いの席であれだけ調子のいいことを言っておきながらなんだ。妻や産まれてくる子をどうするつもりだ。サンキルは泣いてるぞ。無責任にも程がある」
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啓示を剽窃・盗用したの? ー小説で龍明15歳時の啓示話を書かないわけ

『龍明小説2-12』の参考サイト
https://tragedyofthesixmarys.com/kim-baek-moon-talked-sex-with-god
から引用と注釈です。
Did Moon steal the ‘mountain encounter with Jesus’ narrative from Kim Baek-moon and use it for his teenage ‘encounter’ story and his own claim to have authority from Jesus?

(訳)ーー文氏は、金百文(小説中は銀白文)が山でイエスに会った話を盗用し、それをもとに、15歳のイースターの朝イエスに会った話を作って、自分はイエスから使命と権威を授かったと主張したのでしょうか?(訳ここまで)


はい、私(暗在)はそうだろうと思っております。以下理由。

*子供のころ文氏と兄弟のようにして同じ家で育った従兄弟2人が(龍明がその頃啓示を受けたことを)全く知らなかったと証言しています。(フレデリック・ソンタグ著『文鮮明と統一教会』P78 )

*日本留学時代に親しかったガールフレンドの朴ウルリョンはこう証言しています。
「啓示を受けた話など一切聞いたことがない。彼は神の話もあまりせず、当時の典型的な学生で喫茶店や映画館に出入りしていた。特に人より多く勉強することもなかった」
https://howwelldoyouknowyourmoon.tumblr.com/post/158910252883/moon-had-a-girlfriend-from-at-least-1941-she

*フンナム労働収容所時代(’48〜49年)に伝道された朴正華氏は、文氏は「夢の中でイエスに会った」と言っていたと証言しています。

*教会が発表していた啓示の日付・曜日は、その年のイースターの日ではなかったことが判明。

など含め、文氏(or教会)が発表する啓示の年齢や日付や場所や内容が時代によってコロコロ変わっている。


もちろん教会はいつもの如くいろいろ言い訳らしきことを後付け屁理屈で言っているのですが。
いとこが啓示の話を聞いてなかったことについては「大先生はその頃から急に無口になった」とか、
「イースター(復活日)は、キリスト教のイースターではなく、イエスに教えてもらった本当の復活の日で統一教会のイースターだ」など。
じじい50による復活の日議論 https://plaza.rakuten.co.jp/jijii50/diary/201102150000/
https://ameblo.jp/chanu1/entry-10798240767.html


                    *
 ちなみに私の経験ですが、70年代後半から80年代前半は啓示を受けた場所については何も言われていませんでした。「山で祈っていた時」などとも一切言われていなかった。(このことは書籍や証集でも確認できる)
だから啓示を受けたのは「早朝に教会で祈っていた時」と、私はそのようなイメージを持ち、昔別の小説にもそう書いた覚えがある。
その後渡米し90年代に帰国したら、急に「定州の猫頭山で、」となっており、年齢も16歳から15歳に変わっていた。
さらに山で祈っているのか、ちゃぶ台で飯食ってるのか、大太鼓の前でうなだれてるのか分からないような、わざとらしい挿絵も出回っていて、イメージが狂い、余計嘘っぽく聞こえた。

キャプチャ2
                   *



最初はためらい傷のように、「夢でイエスに会った」と言ってみて、それが受け入れられると、次は少し進んで「イエスから啓示を受けた」と抽象的に語り、それが定着して、折しも90年に金百文が亡くなり文句を言いそうな人がいなくなると後は堂々と「山でイエスに会い啓示を受けた」と具体的な場所を加えたのでは?などと邪推してしまう。


アメリカで72年テレビ出演した際、司会者に啓示の時に会ったイエスの容貌を聞かれて、「ユダヤ人の風貌で長い衣を着ていた」。人種は?と聞かれ、「白人だったですよ、ちょうどあなたのように」と答えていた。
また「パノラマ映像でイエスが十字架に掛かるまでの生涯を見せられたのでその人がイエスだとわかった」と答えた。






後に82年、アメリカで拉致監禁業者を訴えた際、法廷の宣誓証言で、啓示時になぜイエスと分かったかと聞かれた文氏は「ホーリーカードのイエスの姿と同じだったのでわかりました」と答えた。
https://howwelldoyouknowyourmoon.tumblr.com/post/43901485038/holy-cards-helped-moon-to-recognize-jesus
(ホーリーカード:日曜学校で子供がもらうような聖書物語の絵カード。普通イエスは白人として描かれている。)



2001年、英国BBCで科学的・考古学的に復元したイエスの顔は中東系、アラブ系の褐色の顔で、白人ではないそうですよ。
本当に会ったのなら、もう少し臨場感、リアリティのある表現ができないものですかね。ずいぶん薄っぺらなことを言ったものです、絵カードだけに。
キャプチャ1
<左>従来伝えられてきたイエス像 <右>BBCで復元されたイエスの顔 



こういう証言の矛盾や変節が一回や2回、2個や3個だったら、言い訳も効くでしょうが、こうズラズラ、ズラズラとたくさん出てきては、最初に言ったような結論になっても仕方ないのではないでしょうか。
一つ一つの疑問・矛盾は小さなものかもしれませんが、そろそろ総合して判断してもいいのではないでしょうか。
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啓示を狙う啓示泥棒。細目横目の男に注意/龍明小説2-12

『龍明小説2-11』からの続き



龍明小説2-12




 この時期、銀白文は油がのっていた。信者たちの間に何かわからない期待感が高まりつつあった。

 そしてついにある現象が起こった。篤実な信徒33人が参加する野外集会の最中に聖霊が降臨し、銀牧師の所にイエス・キリストが現れたというのだ。


 その時から銀師は、朝鮮を新しく神に選ばれた国として、その明白な役割について一連の啓示を受けはじめた。
「あなたはイスラエルである」との御託宣が下ったので、それは何を意味するのか神に尋ねたところ、「あなたは将来、新しい教えを世界中に広める使命がある」との答えを受け取ったという。


 彼は後に著書でこう説明している。
『1946年3月2日、朝鮮の京畿道のガンサン山で、11時23分から12時まで、私は直接姿を現したイエス・キリストに会いました。そしてイエス様の前で、キリスト教根本原理の本を書くことを約束しました。』


 銀白文師が啓示を受けた、イエス・キリストから使命を託されたという話が広まるに連れて、再臨の主は彼ではないかと周囲でささやかれるようになった。とりわけ信者たちは、師が再臨のメシアだと信じ始めた。

 それによっていかに人々が彼を畏敬し、屈服するようになったか。師の言うことを簡単に信じ、従うようになっていったか。こうも違うものかと龍明は内心驚きながら、横目でジッと見ていた。


 啓示の話で銀牧師の元に集まってきたのは、人々の崇敬・屈服の念だけではなかった。金銭に関してもそうだった。献金や献品が明らかに増えたのだ。

 ある婦人信者の政治家の夫が首相になり、彼に献品したものがすごかった。敗戦で撤退した日本の残留資産である、石鹸香水製造の仁川エギョン社が工場もろとも銀師に譲渡され、その利益はイスラエル修道院の資金になった。


ー啓示の証があるのとないのでは、こうも結果が違うものなのか。
 龍明は、エンピツを舐め舐めいろいろ書き留めて、将来のため何事かを学んでいた。
      


(つづく)



参考文献/サイト
https://www.tparents.org/Library/Unification/Books/Sm-Early/Chap05.htm
https://tragedyofthesixmarys.com/kim-baek-moon-talked-sex-with-god/
など




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元祖 原理青年 銀白文・真面目な方クリック/龍明小説2-11

『龍明小説2-10』からの続き



龍明小説2-11


             *

 騒ぎが起こってざわついていた聖堂が、自分の二言三言でサーッと静まっていくのは気持ちがよかった。特に最近荒れていると他の修道生から苦情が来ていた聴講生、あの、熱心だが不可解なところのある青年が急におとなしくなった時は妙な快感があったのだ。


 それに気を良くしたからでもなかろうが、銀牧師はいつになく饒舌だった。祈祷会の後にも講話が続いた。

「皆さんもよくご存知だと思いますが、ここ10年ほどは、朝鮮のクリスチャンたちの中で、霊的な運動が広がった時期でした。

何千人もの人々が霊示を受けて、誰も理解できない異言を語りはじめたり、伝道集会中には、大勢の参加者が酩酊したかのように有頂天になりました。

ではその現象は人々にどんな影響をもたらしたのでしょうか。
それは人々に役立つには程遠いものだったと言わざるを得ません。

実際、多くの信徒たちが不道徳な行為に導かれてゆき、結局は彼らの信仰生活をめちゃくちゃにしてしまったのです。

なぜ聖霊がこのように来るのか、私は疑問に思いました。
それがそのような破壊をもたらすとしたら、その目的は何だったのだろう?

多くの祈祷の後に、私は答えを受け取りました。


「聖霊は人々の感覚を興奮させるために来るのではありません。
人々の魂を清め、主の道を準備するために来るのです。

しかし何より重要なことは、神が1人の人を見つけ出したいがために、聖霊は来るのです。
神の王国をもたらすために、神は新しいアダムのようなその1人の人を起点として出発する必要があるのです。

聖霊がやってくる背後の目的は、1人の完全な人を作り遣わすことなのです!
聖霊が降り注ぐこの朝鮮、我らの祖国は、神によって選ばれた現代のイスラエルであります!
この地で、キリストの再臨が起こるのです!」
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頭突きと足蹴りで修道院をぶっ壊す!撃沈/龍明小説2-10

『龍明小説2-9』からの続き



    龍明小説2-10




(くそっ 銀とウリョンのやつめ!)
 あとに残された龍明は、1人廊下に立たされた生徒のように屈辱的な気分だった。


(このままで終わってたまるか。今に見てろよ!)
 思いっきり斜め右前方の壁に突進し、頭突きをくらわした。
 べコッと変な音がして、イスラエル修道院の廊下の壁板が裂けてへこんだ。


 その後イスラエル・イエス教会の方で伝道集会に参加する機会があった。
 その祈祷会の最中に、彼は自らの祈りの世界に入り込み霊的になって勢いをつけ、日頃の鬱憤を晴らすべく思いっきり礼拝堂の壁を足で蹴っ飛ばした。


 若い頃はよく山や自然の中に行き、そこで大声を出し、力いっぱい樹木を叩いたり蹴ったり、格闘しながら祈ったものだった。
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先生はフラれたんだね。どいてよ馬鹿ッ/龍明小説2-9

『龍明小説2-8』からの続き




 龍明小説2-9




 また銀師は、イエス教会の白南柱師匠に倣って、歴史を旧約時代、新約時代、成約時代の3つに区分し、こう語る。
 モーセの旧約時代には、堕落を贖罪する儀式として「割礼」があり、イエスの新約時代には「洗礼」があった。
 最後の成約時代にも割礼や洗礼に相当する絶対的儀式が必要である。
 それを「体礼」と呼ぶことにする。それは神の聖愛を実際に体験して、肉欲を聖化する儀礼である。
 聖書の言葉も頻繁に引用しながら、講義は続く。


 情欲を神の聖愛で聖化するために必要だという、体で体験する儀式「体礼」、それはすなわち……‥ 龍明はピンときた。 
 それは理論化された血分けにほかならない。


 「ウリョン、朴ウリョンはどこだ!?」
すぐウリョンを探し出し、修道院の廊下の隅で問い詰めた。

「きみは銀先生から体礼を受けたんだろう?」
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文亨進さんが7千万円横領されたって本当ですか?


文7亨進さんが、7000万円横領された(←敬語でなく受け身)って本当ですか?
アメリカのMoon専門サイトにも書いてあるので、同姓同名ということはないでしょう?
誰も書かないようなので。
隠すなよ。

https://howwelldoyouknowyourmoon.tumblr.com/post/190779020088/sean-moon-robbed-of-615000-by-lancaster-county  
https://www.wgal.com/article/police-lancaster-county-woman-stole-dollar615000-from-employer-jennifer-wilson/30732644# 

最近のニュースです。

WGALニュース 要点の翻訳(暗在)
「2019年12月20日金曜日に、ペンシルべニア州ランカスター郡ウィロー通りにある、ムーン機械サービス社の所有者ショーン・ムーンは、警察を呼び、経理担当の従業員ジェニファー・ウィルソン(43)を金銭窃盗のかどで訴えた。

捜査の結果、2017年8月から2019年12月までの2年半の間に、無許可の偽造小切手175件が見つかり、615,300 ドル(約7000万円弱)の横領被害が判明した。

ウィルソンは、2020年1月31日金曜日、警察に出頭し、法廷に召喚、罪状認否を受け、5万ドルの保釈金を払って保釈されている」(要訳ここまで)
キャプチャ3 
ジェニファー・ウィルソン被告


どういう経緯でかはわかりませんが、亨進氏がオーナーになっているという「ムーン機械サービス LLC」社は、配管・暖房・冷房の工事・修理の24時間サービスを行う会社で、会社サイトは2014年に制作されているので、少なくとも2014年には亨進氏が所有していたはずです。
http://moonmechanicalservices.com/


2012年~2013年には、二世の大学奨学金のための「文栄進慈善財団」(基金2億円)から、サンクチュアリ教会宛てに30万ドルの寄付と、亨進個人宛てに車ローン19,000ドルが支払われたのは知っていましたが、この会社のことは初耳でした。
(*栄進財団の理事長は文國進)

 
栄進財団の確定申告書より
https://howwelldoyouknowyourmoon.tumblr.com/post/111335393958/young-jin-foundation-tax-information
https://howwelldoyouknowyourmoon.tumblr.com/post/189471937078/the-young-jin-moon-foundation-was-set-up-to


栄進財団設立にしても機械サービス会社の買収にしても、もともとは統一教会の献金が使われていることは間違いないでしょう。
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龍明家庭に献金問題勃発!銀色講義/小説2-8

『龍明小説2-7』からの続き




龍明小説2-8



 イスラエル修道院の修道生は男が2人、女が10人で女の方が圧倒的に多かったが、ある時そのうちの一人から声をかけられた。

「ちょっとあんた、給料を丸ごと銀先生に渡そうとしたんだって?」
龍明が立ち止まると、別の女が言った。
「もうすぐ赤ん坊が生まれるのにって、奥さんが怒ってたわよ」

 すると誰かが、モノマネのつもりか裏声で変な節をつけた。
「イヤだわ、アナタ、それじゃ食べていけないわぁーん」
ドッと笑い声が起こった。
「それで今月の献金は、」
「ゼロかい」
「ゼロなのかい?」

 いつの間にか女たちに取り囲まれていた。
「こちとら、それじゃ困るんだよ、ねえ」
「ああ、それじゃ天下の銀サマがおビンボさんになっちまうよ」

また変な裏声が響く。
「イヤだわ、あなた、ウチらやっていけないわーぁん」

「よう、あんた」
「しっかりおしよ」
 女たちは口々に彼をからかって、笑い転げた。
 ウリョンが遠まきに、大口を開けて笑っているのが見えた。


 どうやらサンキルは1ヶ月の間に知り合った女修道者たちと時々どこかで井戸端会議でもして、龍明との生活の鬱憤をぶちまけているらしかった。

 その度に女たちは、朝鮮らしくズンドコベロンチョに混ぜッ返して、龍明をなじりからかった。彼は何度も小っ恥ずかしい目に合った。


 後に彼女らはサンキルに知り合いの産婆を紹介し、お産の時には押しかけて来て、いろいろ手伝ってもくれた。

                *
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妻サンキルがアカン化した。トホホby龍明/小説2-7

『龍明小説2-6』からの続き



   龍明小説2-7



 銀白文師の教会の信者の中には、新聞社「朝鮮日報」の社主の奥方や、後に首相になる有力な政治家の夫人や娘などもいた。


 師はソウル都市部にあるイスラエル・イエス教会で週1回説教をし、50〜60人程が集まっていたが、イスラエル修道院の方は郊外の片田舎、屋根に十字架をちょこんとつけた古い質素な家屋で、十数人が信仰生活をしていた。


 住み込みの献身修道者がほとんどだったが、妻帯者の龍明はウリョンの口利きもあって、仕事の合間に通う聴講生として受け入れてもらった。


 最初のうちはパートの新入りのような身分をわきまえて、掃除などの地味な僕仕事をよくこなした。そして銀師のキリスト教原理の講義を聴講した。それは新イエス教会の教理を受け継いで発展させたものだった。


 講義が終わると龍明は、聖書の内容について、インテリ宗教者には思いつかないユニークな質問を繰り出した。ある礼拝時には銀牧師が龍明の頭に手を置いて「この者はソロモンの知恵を持っている」と祝福の言葉を与えてくれたこともあった。


 龍明は気分を良くして、イスラエルのソロモン王からの血統が俺に繋がっているんじゃないかと本気で思った。
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イスラエル修道院の銀白文ですヨロシク/龍明小説2-6

『龍明小説2-5』からの続き



龍明小説2-6



 さんざんウリョンを弄び、振り回しておきながら、戦時繰り上げだと言ってそそくさと卒業し、先に帰国してしまった龍明。

 なのに学徒出陣もせず、さっさと別の女と結婚してしまった龍明を、事実上恋人だったウリョンが恨んでいても不思議はない。

 が、彼女はそんなそぶりは全く見せず、こう言い出した。
「あなたに紹介したいすばらしい牧師先生がいるのよ。銀白文先生といってね、」

 イエス教会設立時の中核幹部 白南柱の高弟で、医学部を中退して神学校に行ったという人物だ。頭脳明晰、学究肌、信仰篤実、高い人格で定評があった。その銀師が最近程近くに小さな修道所を開設し、講義を始めたのだという。

「小規模だけど、イエス教会の中でも影響力のある人や熱心な探求者が集まっているわ」
もちろん彼女自身も参加していると言う。


 ずいぶん銀牧師にご執心な様子だ。どうやらウリョンは銀牧師の説くみことばで救いを得たらしい。
 日本留学時代のボロボロになった彼女を見ている龍明は、自分がボロボロにしたのも忘れて、結構なことじゃないかと鷹揚に構えた。

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おら こんなメシア 嫌だ〜 USA!/龍明小説2ー5

『龍明小説2-4』からの続き



龍明小説2ー5



 実は文ノ龍明のこのスピーチはある種の釈明会見のようなものだった。


 文ノ教会に近い人が暴露本を出し、その中に龍明教祖の数多の不適切な性(血分け)のスキャンダルも含まれていた。全米の人気テレビ番組にも取り上げられ、複数の証人が出演してインタビューを受けた。


 その番組の放映後まもなく、全米各地から信者を集めて、緊急集会をニューヨーク郊外の大邸宅で開いた、そこでのスピーチだった。普段言わなくてもいいことまで言ってケムに巻き、多くの信者は納得できないままの、釈明にならない誤魔化しピーチになった。


 そこに参加した代々カトリック出身のイタリア系まじめ信者青年の抱いた感想は、いよいよ佳境に入り、恐ろしい最後の審判に近づいた。


---- 文ノ氏は神とイエス・キリストにしがみつく代わりに、サタンにうんと近づいて行ったので、サタンが彼を誘導せざるを得なかったんだ。
 サタンが文ノ氏に完全勝利した証拠がある。
 それは何か? 
 “摂理的不倫”さ。
 暴露されたように、神の聖なる摂理という名目の不義・不倫だよ!
  “堕落を元返し回復するために堕落しなくてはならない” と文ノ氏に信じ込ませたのは、サタンだ! 

                *
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サ教のみなさん 信仰強化教材 御言葉出典です

 『龍明小説2-4』の出典注釈です。


火の粉を払えブログのコメント欄で、米本さんが、拙ブログ「大先生の御言葉とクリスチャン青年の躓き」の内容を全文転載してくれたのですが、 それに対して、白装束さんが、

>メシアが直接話されたことにかんしては冗談以外はほんとうでしょう
>どこからの情報というのが重要

とおっしゃっているようです。
米本さんが
>暗在さんは出典を明記していますよ。カッカせずに調べたらどうでしょうか。

とおっしゃっていますが、http://yonemoto.blog63.fc2.com/blog-entry-1105.html#comment19583
前々から、出典(参考文献・サイト)はほとんど読まれないのではないか?と薄々感じていました。直リンクもしていないしね。
それで今回は出典が教会側の資料ということもあり、少し詳しく記事にしてみます。


出典はこちら↓↓です。
アメリカ東海岸の信者たちへのスピーチ September 23, 1998
http://www.tparents.org/moon-talks/sunmyungmoon98/UM980921.htm

時代背景は、ホン・ナンスクさんの暴露本「わが父文鮮明の正体」が出て、全米人気テレビ番組60minutesにナンスクさんと3女恩進さんが出演し、文氏の婚外子(サムエル)の存在を証言。
この集会はその放映後になされたいわば信者向けの釈明会見スピーチという位置づけだと思います。(タイラー・ヘンドリックス氏が最初に放映について語ってます)

小説で拝借した該当箇所はほんの一部、スピーチの最後の方、下から数えて 6番目と7番目 の 2つの段落にまたがっています。

原文と、龍明小説での日本文を示しますので、関心ある方は(いないがな)、それぞれの原文をページ検索でもして見て下さい。

1998年9月23日 イーストガーデン 通訳:ピーター金
I was trained to control myself even with the most beautiful woman tempting me in bed, even if about to make love, I can turn around and cut it off.  

それで、最高の美女がベッドの中で誘惑して来ても、自分をコントロールする訓練を受けたんだね。
まさにセックスしようとしているその時ですら、ふいと横を向いてやめることができる。

I may have set the world’s record at dealing with attempted seductions.

先生は誘惑を取り扱う世界チャンピオンだと言うんだね。
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