進化の証拠。
どこにアダム・エバの性的堕落が?
先回、「想像した原理は害がある?」で、
レスター氏が、
【進化、特に人間の進化を理解していれば、「統一原理」が、聖書の記述に重ね合わせた想像上の捏造説明であることがはっきりとわかります。ここに、クリスチャンが書いた進化論の簡単な説明があります。】
と書いていた進化論の記事がわかりやすく面白かったので、翻訳したものを載せます。
関心がある方は参考にして下さい。
カトリックも進化論を否定していないとのことですが、生物の共通祖先の進化を受け入れるこちら(バイオロゴス サイト)さんも冷静で大人、賢いと思います。
BIOLOGOS “ What is the evidence for evolution?”より翻訳。
What is the evidence for evolution?
進化の証拠は何ですか?
進化論は、圧倒的な証拠に裏付けられた科学理論です。クリスチャンの中には、この理論を受け入れることは、創造主である神を否定することになるのではないかと危惧する人もいます。しかし、それは正しいことではありません。
クリスチャンは、天気や山脈の形成、人間の受胎や発達に関する科学的理論を受け入れていますが、その一方で、神がこれらのものの創造者であり維持者であることを認めています。ですから、あるプロセスを科学的に説明することは、そのプロセスに関する正当な神学的説明を排除するものではありません。
この記事では、生命が多様化した過程を科学的に説明するのに、進化論が最適であることを示す複数の独立した証拠をまとめました。これらの証拠はそれぞれ過去への手がかりであり、それらを総合すると、すべての種の関連性を示す説得力のある図式になります。
Forms and structures point to common ancestors
共通祖先を示す形と構造
現在の動物の体を詳しく調べてみると、いくつかの驚くべき共通点が見つかります。
例えば、四肢を持つ生物(四肢動物)の骨格は、同じボディプランのわずかな変化にすぎません。骨が長くなっている動物もいれば、融合している動物もいますが、同じパターンで配置されています。動物が機能するためには、骨格はこのようになっている必要はなく、実際には非効率的な部分もあります(腰や膝に問題を抱えている人を何人知っていますか? しかし、これは四肢動物のボディプランが何世代にもわたってゆっくりと変化し、多様化していった場合に予想されるパターンなのです。)
また、現在の動物の体を見てみると、他の動物の体に似ているものの、もはや機能していないような(あるいは異なる機能を持った)特徴を見つけることができます。科学者たちはこれを「胎動形質」と呼んでいます。
盲目の洞穴魚の機能していない目、クジラの腰骨、ヘビの筋肉に埋まっている足の骨などがその典型例です。私たちの体では、盲腸、親知らず、鳥肌など、さまざまな特徴が挙げられます。
これらは、現在の動物たちが、全く異なる祖先からの歴史を持っていることを示す手がかりでもあります。
The fossil record reveals intermediate species
化石の記録から見えてくる中間種の存在
現在の動物が過去の共通祖先にまで遡ることができるという進化論が正しいのであれば、化石記録にその祖先の記録が残っているはずです。
進化論を否定する人たちは、進化論の主張を裏付けるような「中間体」の化石は見つかっていないとよく主張します。しかし、これは真実ではありません。化石は、ある種が別の種から進化したことを証明することはできないが、わずかな変化を伴って長い時間をかけて次々と発見されれば、進化の様相を否定することは困難です。

化石に残されているクジラの進化の記録を考えてみましょう。この数十年の間に、古生物学者は驚くべき化石を次々と発見しました。
4,900万年前のパキケトゥスをはじめとする最古のクジラは、陸に住む哺乳類のような姿をしていますが、現代のクジラと同じような耳を持っており、水中での聴覚に適応していることがわかります。
少し後のAmbulocetus(アンブロセタス・ナタンス◆古代の絶滅種。意味は「泳ぎ、歩くクジラ」)は、この耳の特徴を共有しており、泳ぐために拡張された足を持っていました。その後、MaiacetusやRodhocetusなどの類似種が登場し、足や棘がより特殊な泳ぎ方に適応しています。
4000万年前になると、ドルドンやバシロサウルスのようなクジラは、泳ぐ時、魚のように尾が左右に動くのではなく、水の中で上下に動く強力な尾と、陸上ではもはや体を支えることができない初歩的な(しかし完全に形成された)後肢を持つ、完全な水生動物になっていました。
クジラの進化

もちろん、すべての生物種の化石があるわけではありません(化石化は非常に稀なケースです)。しかし、このパターンに当てはまる化石標本は、クジラの系統だけでも数千種類にのぼります。その中には60種類以上の種が含まれています。
身近なところでは、私たちの系統の化石や遺物にも、四足歩行から直立二足歩行への移行、脳の大きさの増加、高度な道具の使用などのパターンが見られます。
スミソニアン自然史博物館の人類起源の展示場によると、現在、これらの「中間」の個体を表す化石が6,000個以上あると報告されています。
Biogeography predicted by evolution
進化で予測される生物地理
省略
Genetics removes all reasonable doubt
遺伝学はすべての合理的な疑いを取り除く
生物地理、化石記録、そして今日の動物の形や構造から推測される種間の関係は、最近発展した遺伝学の分野で最も印象的な裏付けを得ています。化石や形質が二度と見つからなくても、遺伝学的な証拠があれば、共通祖先が存在することに疑いの余地はありません。
すべての生物は同じ遺伝子を共有しており、最近発見された種間の共有遺伝子のパターンは、他の種類の証拠から得られた近縁関係とほぼ一致しています。このように、遺伝学は、仮説の検証と確認を強力にサポートしてくれます。豊かな研究分野の一例を紹介しましょう。
他の多くの動物と異なり、人間は自分でビタミンCを作ることができません。そのことに気付いたのは、長期航海が一般的になってからです。干し肉や乾パンのようなものだけを食べて数ヶ月間航海すると、人間は高い確率で壊血病にかかり、多くの人が死んでしまいました。しかし、船上の動物(馬、犬、ネズミなど)はこの病気にかかりませんでした。これは人間が他の動物のようにビタミンCを合成することができないためだとわかっています(イギリス海軍はこの問題に対処するため、船員にレモン汁を飲ませていた)。
人間と動物の遺伝子を比較した結果、人間では特定の遺伝子が壊れていて、ビタミンCの合成に必要な酵素の1つが作れないことがわかりました。
つまり、これらの霊長類が共通の祖先を持つならば、同じ遺伝子が同じように壊れているのではないかという、非常に具体的な予測が成り立つわけです。
霊長類が共通の祖先を持つならば、同じ遺伝子が同じように壊れているはずだということです。
最も適切な説明は、これらの種の共通の祖先に突然変異が起こり、その子孫がすべてビタミンCを作ることができなくなったということです。
ある人は、神はこれらの種がビタミンCを作る能力を持たないようにデザインする何らかの理由があり、そのために「共通デザインのプラン」を使ったのではないかと言います。
しかし、問題は、「家系図」の別の場所に、モルモットやフルーツコウモリなど、同じようにビタミンCを作れない種が2つほどあることです。
共通デザイン説の説明では、その2種にビタミンCを作れない他の哺乳類と同じ壊れた遺伝子が見つかると予測されますが、共通祖先説の説明では、同じ突然変異が2度起こる可能性は極めて低いので、これらは異なる突然変異であると予測されます。
モルモットやフルーツコウモリの遺伝子コードを調べてみると、霊長類が持っている変異とは異なる変異が見つかり、共通祖先説の予測通りになっています。
この20年間で遺伝子情報がより広く入手できるようになったため、このような種間の入れ子構造の関係がさらに多く発見されています。共通祖先説は遺伝学的証拠を見事に説明していますが、それ以外の説明はますます説得力を失ってきています。
哺乳類の系図 詳細

最下段 左から:赤文字の種がビタミンCを生産できない。
モルモット キツネザル 人間 チンパンジー その他の類人猿 サル 牛 フルーツコウモリ
Conclusion
結論
進化論に対してどのような立場をとるにせよ、ほとんどすべてのプロの生物学者が地球上のすべての生命の進化を肯定している理由を理解することは重要です。
バイオロゴス(*この記事を掲載しているサイト)では、神が進化のプロセス全体を作り上げ、管理して、今日のような豊富な種をもたらしたと考えています。
もちろん、神が超自然的にそれぞれの種を1つずつ創造し、共通の祖先を強く示唆するようなパターンで創造した可能性はあります。
しかし、自然の摂理は創造主を忠実に証しているのではないでしょうか。詩篇の作者はそれを信じていました。「天は神の栄光を語り告げ、 大空は御手のわざを告げ知らせる。」 (詩篇19:1)
神はなぜ、指をパチンと鳴らすように完全な形で創造するのではなく、このように長い時間をかけて曲がりくねった方法で種を創造したのかと私たちが考えるのは当然のことでしょう。
しかし、聖書の中で、神がその計画を瞬時に達成することはほとんどないことを覚えておく必要があります。創世記から黙示録に至るまで、神は被造物と共に、また被造物を通して、ご自身の計画をゆっくりと、慎重に実現していきます。
聖書の中で私たちは何度も、たとえそれが人間の限られた考えに沿うような最適で最善なものではなかったとしても、神とその方法を信頼するように諭されています。
救いの歴史に限らず、生物の構造・分化においても、私たちには曲がりくねっているように見えることが、神の摂理を反映しているのです。
(最終更新日:2019年12月31日)
サイト「バイオロゴス」とは?
私たちは、地球上のすべての生命の多様性と相互関係は、共通祖先による進化という、神が定めたプロセスによって最もよく説明されると信じています。このように、進化は神と対立するものではなく、神が摂理的に目的を達成するための手段なのです。したがって、私たちは、進化が目的のないプロセスであると主張する思想や、進化が神に取って代わると主張する思想を否定します。 私たちは、神様が人間を地球上のすべての生命と生物学的に連続した存在であると同時に、霊的な存在として創造されたと信じています。
(翻訳ここまで)
上とは別ですが、
ここ20年で解ってきた人類史。
教科書の図は間違っていた?
⭐️追加⭐️
皆様におかれましては、日々お忙しい中、また、脳細胞も老化・硬化でお忙しい中、関心はあってもなくても、小難しい文章は読みにくいことと存じ上げます。
少しでも読解の参考になればと、コメント欄にてのやり取り解説をここに載せておきます。
進化的創造説 pisc 2021年11月14日 21:16
息せき切って「種の起源」、ダーウィンの進化論の否定から入ってしまって申し訳ありませんでした。
この記事にとりあげられているの理論は、共通の祖先から人類が、分岐していることを進化論と言っている様ですね。しかし、主張していることは、創造主がデザインしたプロセスで人類が進化してきた。
進化論と言うよりは、ID論(インテリジェント・デザイン)、つまり生物の複雑さ緻密さは、知性ある何かによって設計されたとする理論に近いものですね。
もう少しよく読んでください(^^) 暗在 2021年11月15日 09:57
piscさん、
惜しい、もう少し。
>この記事にとりあげられているの理論は、共通の祖先から人類が、分岐していることを進化論と言っている様ですね。
記事では、共通の祖先から人類が分岐して進化したことを、科学として認めているのだと読み取れます。
【化石は、ある種が別の種から進化したことを証明することはできないが、わずかな変化を伴って長い時間をかけて次々と発見されれば、進化の様相を否定することは困難です。】と書いてあります。
これをID論というのかな?(言わないのではないか)
記事の後半に、“神は共通デザインプランを使って創造したという説明は、遺伝学からすると説得力に欠ける”と書いていますが、これがID論のことをいっていると思います。
記事より引用:【ある人は、神はこれらの種がビタミンCを作る能力を持たないようにデザインする何らかの理由があり、そのために「共通デザインのプラン」を使ったのではないかと言います。が…】
この記事の主張は、以下のようなカトリック教会型の一種なのだろうと思っています。
wiki ID論より引用:
カトリック教会
カトリック教会を始めとする宗教界ではインテリジェント・デザインは受け入れられていない。一般に誤解されがちだが、カトリックでは進化論は否定されておらず、むしろ、ヨハネ・パウロ2世が進化論を概ね認める発言を残している。というのも、進化論は必ずしも創造論を否定するものではなく、進化論が生命の起源にまで及ばない以上、そこに神の存在を見出すことが可能である(進化論を肯定しても原初の生物は神が作ったという解釈が可能)。//
***
以上のようなことは抜きにしても、
まずは、平たい心で、最近の証拠と推論の説明を見て学んでみようということです。
アピールだけではなく 暗在 2021年11月15日 11:47
gout さん、
コメントありがとうございます。
>暗在さんが紹介したサイトは、ゴリゴリの聖書主義者のアホクリと違って、私たちは進化論を受け入れる知的かつリベラルな「物分かりのいい」クリスチャンですよといいたいだけですね。
それだけではなくですね、進化論を受け入れると、信仰内容を純化させてゆくことができ、また実質的なものにしてゆくことができるわけです。
個々人の内実はかなり変わるはずです。根拠のない人間の特別意識もなくなるだろうし、統一原理の堕落論のようなものの余地もなくなります。
>進化論は、人間は、「神の子」という優越感特別意識をはく奪する……
と書かれているように。
外側からの構造的な優越感や特権意識ではなく、進化論によると実質的に「生物皆兄弟親族」ですから、人間のみ中心ではなく、自然保護や動物愛護精神も育まれるのではないでしょうか。
宗教の行く方向として、結構、重要なことだと思います。
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2021/11/14 (日) [ノベル注釈など]
暗在さんが進化論を取り上げて下さるとのことで楽しみにしてました。
それでは、唐突に批判させていただきます。
①進化論は、生物が別の種に変化したことを説明できない。
別の種とは、人間は猿の子を産めないし、猿も人間の子を産めないと言うことです。そもそも、遺伝子の変化を説明していない、または、まったく無視している。
②進化論の柱である自然選択、適者生存は、適者の選択はできるとしても、生存に必要な形体の変化の獲得がどうしてできたのか、説明していない。または、まったく無視している。
もう少し、詳しく、後ほどコメントしたいと思います。
それでは、唐突に批判させていただきます。
①進化論は、生物が別の種に変化したことを説明できない。
別の種とは、人間は猿の子を産めないし、猿も人間の子を産めないと言うことです。そもそも、遺伝子の変化を説明していない、または、まったく無視している。
②進化論の柱である自然選択、適者生存は、適者の選択はできるとしても、生存に必要な形体の変化の獲得がどうしてできたのか、説明していない。または、まったく無視している。
もう少し、詳しく、後ほどコメントしたいと思います。
pisc さん、コメントはありがとうございます。
科学や進化論が全てを説明しているわけではないのだから、何かを説明していないからといって、それが反証にはなってない。
息せき切って否定して、情けない。
共通祖先が文鮮明のオール統一である。
科学や進化論が全てを説明しているわけではないのだから、何かを説明していないからといって、それが反証にはなってない。
息せき切って否定して、情けない。
共通祖先が文鮮明のオール統一である。
記事の内容が進化論の是非を問うものではないと言うことでしょうか?
進化論の是非を問うのであれば、「説明していない」という言葉の使い方が悪かったと思います。
①については、A→Bに進化したというのは、進化したように見えるのであって、遺伝子の進化などに飛躍があり、理論的に成り立たないと言うことです。進化論については、人類の未来に大きな影響を及ぼす問題だと思いますので慎重に扱って行きたいと思います。暗在さんについても正しい認識を持って欲しいと思います。
進化論の是非を問うのであれば、「説明していない」という言葉の使い方が悪かったと思います。
①については、A→Bに進化したというのは、進化したように見えるのであって、遺伝子の進化などに飛躍があり、理論的に成り立たないと言うことです。進化論については、人類の未来に大きな影響を及ぼす問題だと思いますので慎重に扱って行きたいと思います。暗在さんについても正しい認識を持って欲しいと思います。
息せき切って「種の起源」、ダーウィンの進化論の否定から入ってしまって申し訳ありませんでした。
この記事にとりあげられているの理論は、共通の祖先から人類が、分岐していることを進化論と言っている様ですね。しかし、主張していることは、創造主がデザインしたプロセスで人類が進化してきた。
進化論と言うよりは、ID論(インテリジェント・デザイン)、つまり生物の複雑さ緻密さは、知性ある何かによって設計されたとする理論に近いものですね。
この記事にとりあげられているの理論は、共通の祖先から人類が、分岐していることを進化論と言っている様ですね。しかし、主張していることは、創造主がデザインしたプロセスで人類が進化してきた。
進化論と言うよりは、ID論(インテリジェント・デザイン)、つまり生物の複雑さ緻密さは、知性ある何かによって設計されたとする理論に近いものですね。
piscさん、
惜しい、もう少し。
>この記事にとりあげられているの理論は、共通の祖先から人類が、分岐していることを進化論と言っている様ですね。
記事では、共通の祖先から人類が分岐して進化したことを、科学として認めているのだと読み取れます。
【化石は、ある種が別の種から進化したことを証明することはできないが、わずかな変化を伴って長い時間をかけて次々と発見されれば、進化の様相を否定することは困難です。】と書いてあります。
これをID論というのかな?(言わないのではないか)
記事の後半に、“神は共通デザインプランを使って創造したという説明は、遺伝学からすると説得力に欠ける”と書いていますが、これがID論のことをいっていると思います。
記事より引用:【ある人は、神はこれらの種がビタミンCを作る能力を持たないようにデザインする何らかの理由があり、そのために「共通デザインのプラン」を使ったのではないかと言います。が…】
この記事の主張は、以下のようなカトリック教会型の一種なのだろうと思っています。
wiki ID論より引用:
カトリック教会
カトリック教会を始めとする宗教界ではインテリジェント・デザインは受け入れられていない。一般に誤解されがちだが、カトリックでは進化論は否定されておらず、むしろ、ヨハネ・パウロ2世が進化論を概ね認める発言を残している。というのも、進化論は必ずしも創造論を否定するものではなく、進化論が生命の起源にまで及ばない以上、そこに神の存在を見出すことが可能である(進化論を肯定しても原初の生物は神が作ったという解釈が可能)。//
***
以上のようなことは抜きにしても、
まずは、平たい心で、最近の証拠と推論の説明を見て学んでみようということです。
惜しい、もう少し。
>この記事にとりあげられているの理論は、共通の祖先から人類が、分岐していることを進化論と言っている様ですね。
記事では、共通の祖先から人類が分岐して進化したことを、科学として認めているのだと読み取れます。
【化石は、ある種が別の種から進化したことを証明することはできないが、わずかな変化を伴って長い時間をかけて次々と発見されれば、進化の様相を否定することは困難です。】と書いてあります。
これをID論というのかな?(言わないのではないか)
記事の後半に、“神は共通デザインプランを使って創造したという説明は、遺伝学からすると説得力に欠ける”と書いていますが、これがID論のことをいっていると思います。
記事より引用:【ある人は、神はこれらの種がビタミンCを作る能力を持たないようにデザインする何らかの理由があり、そのために「共通デザインのプラン」を使ったのではないかと言います。が…】
この記事の主張は、以下のようなカトリック教会型の一種なのだろうと思っています。
wiki ID論より引用:
カトリック教会
カトリック教会を始めとする宗教界ではインテリジェント・デザインは受け入れられていない。一般に誤解されがちだが、カトリックでは進化論は否定されておらず、むしろ、ヨハネ・パウロ2世が進化論を概ね認める発言を残している。というのも、進化論は必ずしも創造論を否定するものではなく、進化論が生命の起源にまで及ばない以上、そこに神の存在を見出すことが可能である(進化論を肯定しても原初の生物は神が作ったという解釈が可能)。//
***
以上のようなことは抜きにしても、
まずは、平たい心で、最近の証拠と推論の説明を見て学んでみようということです。
https://sivad.hatenablog.com/entry/20061227/p1
引用はじめ
んでID論(創造論)。
こちらのモデルは「生物は何らかの知性によってデザインされ、作られた」というものです。
では「このモデルが間違っているかどうかを調べる実験」はどう組めばいいか?
・・・・。
ムリですね。「何らかの知性」という茫漠としたモノを持ち出されては、何とでもいえてしまいます。
つまりID論は「科学的に間違っている」のではなく、「そもそも科学的仮説ではない」のです。
ニセ科学が科学者から批判される理由は、それが「科学的でない」からではありません。科学的でないものなど世の中沢山ありますし、それはそれで何の問題もなく成立しています。
問題はその名の通り、「科学でないモノを科学のように見せかける」点にあります。
意外かもしれませんが、科学という営みは上に書いたようにかなりデリケートなものなのです。きちんと手続きを守ってこそその有効性が発揮される。
従って、手続きを守っていないモノを「科学」に見せようとするのは端的に言って詐欺行為と受け取られます。要はブランドのコピー商品です。
確かに科学は不完全ですが、だからといってそのブランドロゴをパクろうとする者を批判できないわけではない。
科学でないなら科学でないで、自分のロゴで勝負すればいいのです。それができない、したくないからこそ、科学ブランドをパクりたがる。そう観ることすらできるかもしれませんね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー引用終わり
暗在さんが紹介したサイトは、ゴリゴリの聖書主義者のアホクリと違って、私たちは進化論を受け入れる知的かつリベラルな「物分かりのいい」
クリスチャンですよといいたいだけですね。
そもそも、科学って形而上の問題はノータッチです、天動説が神を否定も肯定しないのと同様、進化論は神を否定も肯定もしない。 ただ、クリスチャンにととって目障りなのは進化論は人間が「神に似せられた被造物」「神の子」という優越感特別意識をはく奪するからそっと科学を装ったID論をちらつかせたいだけだ。
引用はじめ
んでID論(創造論)。
こちらのモデルは「生物は何らかの知性によってデザインされ、作られた」というものです。
では「このモデルが間違っているかどうかを調べる実験」はどう組めばいいか?
・・・・。
ムリですね。「何らかの知性」という茫漠としたモノを持ち出されては、何とでもいえてしまいます。
つまりID論は「科学的に間違っている」のではなく、「そもそも科学的仮説ではない」のです。
ニセ科学が科学者から批判される理由は、それが「科学的でない」からではありません。科学的でないものなど世の中沢山ありますし、それはそれで何の問題もなく成立しています。
問題はその名の通り、「科学でないモノを科学のように見せかける」点にあります。
意外かもしれませんが、科学という営みは上に書いたようにかなりデリケートなものなのです。きちんと手続きを守ってこそその有効性が発揮される。
従って、手続きを守っていないモノを「科学」に見せようとするのは端的に言って詐欺行為と受け取られます。要はブランドのコピー商品です。
確かに科学は不完全ですが、だからといってそのブランドロゴをパクろうとする者を批判できないわけではない。
科学でないなら科学でないで、自分のロゴで勝負すればいいのです。それができない、したくないからこそ、科学ブランドをパクりたがる。そう観ることすらできるかもしれませんね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー引用終わり
暗在さんが紹介したサイトは、ゴリゴリの聖書主義者のアホクリと違って、私たちは進化論を受け入れる知的かつリベラルな「物分かりのいい」
クリスチャンですよといいたいだけですね。
そもそも、科学って形而上の問題はノータッチです、天動説が神を否定も肯定しないのと同様、進化論は神を否定も肯定もしない。 ただ、クリスチャンにととって目障りなのは進化論は人間が「神に似せられた被造物」「神の子」という優越感特別意識をはく奪するからそっと科学を装ったID論をちらつかせたいだけだ。
いつも私の隣に献金FAX
「暗在ブログコメント欄piscさんに対して」
https://ameblo.jp/5200043/entry-12710236793.html
goutさん、ありがとうございます。
上で私が「それが反証にはなってない。」と書いたのは、そういうことです。
「暗在ブログコメント欄piscさんに対して」
https://ameblo.jp/5200043/entry-12710236793.html
goutさん、ありがとうございます。
上で私が「それが反証にはなってない。」と書いたのは、そういうことです。
gout さん、
コメントありがとうございます。
ID論ね〜
いつも分からないのですが、ID論は「進化(変化)」自体は認めているのか?
それとも、「ある知性」がデザインした多種多様な種の1つ1つが、独立して出現したとしているのか?
多分、後者でしょう。それがどうということではありませんが。
確かに、科学の土俵に上がっていませんね。
>暗在さんが紹介したサイトは、ゴリゴリの聖書主義者のアホクリと違って、私たちは進化論を受け入れる知的かつリベラルな「物分かりのいい」クリスチャンですよといいたいだけですね。
それだけではなくですね、進化論を受け入れると、信仰内容を純化させてゆくことができ、また実質的なものにしてゆくことができるわけです。
個々人の内実はかなり変わるはずです。根拠のない人間の特別意識もなくなるだろうし、統一原理の堕落論のようなものの余地もなくなります。
>進化論は、人間は、「神の子」という優越感特別意識をはく奪する……
と書かれているように。
外側からの構造的な優越感や特権意識ではなく、進化論によると実質的に「生物皆兄弟親族」ですから、人間のみ中心ではなく、自然保護や動物愛護精神も育まれるのではないでしょうか。
宗教の行く方向として、結構、重要なことだと思います。
コメントありがとうございます。
ID論ね〜
いつも分からないのですが、ID論は「進化(変化)」自体は認めているのか?
それとも、「ある知性」がデザインした多種多様な種の1つ1つが、独立して出現したとしているのか?
多分、後者でしょう。それがどうということではありませんが。
確かに、科学の土俵に上がっていませんね。
>暗在さんが紹介したサイトは、ゴリゴリの聖書主義者のアホクリと違って、私たちは進化論を受け入れる知的かつリベラルな「物分かりのいい」クリスチャンですよといいたいだけですね。
それだけではなくですね、進化論を受け入れると、信仰内容を純化させてゆくことができ、また実質的なものにしてゆくことができるわけです。
個々人の内実はかなり変わるはずです。根拠のない人間の特別意識もなくなるだろうし、統一原理の堕落論のようなものの余地もなくなります。
>進化論は、人間は、「神の子」という優越感特別意識をはく奪する……
と書かれているように。
外側からの構造的な優越感や特権意識ではなく、進化論によると実質的に「生物皆兄弟親族」ですから、人間のみ中心ではなく、自然保護や動物愛護精神も育まれるのではないでしょうか。
宗教の行く方向として、結構、重要なことだと思います。
進化論も多様化していますので、反証できるのも、ダーウィンの進化論のみです。私からすると創造主を肯定したら進化論とは言えないです。
反証①進化は一定速度で物凄くゆーくり(時に数千万年をかけて)進むとされており、カンブリア紀(5億4200万年前から4億8800万年前)に、生物の種類が1万種から30万種へ突然増加している。
反証②「生きた化石」と呼ばれるシーラカンスやカブトエビをはじめ、何億年以上もの間ほとんど進化していない生物がいるのはおかしい。
以上、分かりやすいもの2点あげましたが、ダーウィンの進化論で主張している自然選択ではDNA(遺伝子)レベルの進化(変化)は起きないのではないでしょうか。例えば哺乳類の胎盤はウイルスの遺伝子から獲得したといわれています。また、病原菌(ウイルス)が体内に侵入すると、免疫細胞のDNA(遺伝子)の必要な部分が切り取られ、そのウイルスに対抗しうる抗体ができるそうです。私は、これらDNA(遺伝子)レベルの働きに何らかの知性を感じます。仮説ですが目に見えない無形の情報系があり、進化に影響を及ぼしているのではないでしょうか。
反証①進化は一定速度で物凄くゆーくり(時に数千万年をかけて)進むとされており、カンブリア紀(5億4200万年前から4億8800万年前)に、生物の種類が1万種から30万種へ突然増加している。
反証②「生きた化石」と呼ばれるシーラカンスやカブトエビをはじめ、何億年以上もの間ほとんど進化していない生物がいるのはおかしい。
以上、分かりやすいもの2点あげましたが、ダーウィンの進化論で主張している自然選択ではDNA(遺伝子)レベルの進化(変化)は起きないのではないでしょうか。例えば哺乳類の胎盤はウイルスの遺伝子から獲得したといわれています。また、病原菌(ウイルス)が体内に侵入すると、免疫細胞のDNA(遺伝子)の必要な部分が切り取られ、そのウイルスに対抗しうる抗体ができるそうです。私は、これらDNA(遺伝子)レベルの働きに何らかの知性を感じます。仮説ですが目に見えない無形の情報系があり、進化に影響を及ぼしているのではないでしょうか。
>>反証①進化は一定速度で物凄くゆーくり(時に数千万年をかけて)進むとされており、カンブリア紀(5億4200万年前から4億8800万年前)に、生物の種類が1万種から30万種へ突然増加している。
反証②「生きた化石」と呼ばれるシーラカンスやカブトエビをはじめ、何億年以上もの間ほとんど進化していない生物がいるのはおかしい。
piscさんのような信仰者(皮肉)にとって、どんなに事実や科学的な証拠をあげても無駄でしょう。 そもそも、記事をちゃんと読むこともしない。また読んでも、自分の信念に反する情報は入らない。
続く
反証②「生きた化石」と呼ばれるシーラカンスやカブトエビをはじめ、何億年以上もの間ほとんど進化していない生物がいるのはおかしい。
piscさんのような信仰者(皮肉)にとって、どんなに事実や科学的な証拠をあげても無駄でしょう。 そもそも、記事をちゃんと読むこともしない。また読んでも、自分の信念に反する情報は入らない。
続く
拙ブログで取り上げたTED「都市で進化する動物」ではーーーーーーーー
中略
この何十年かで 進化生物学者が 気付くようになったのは 進化がずっと速く進むことがあって 実際観察が可能であり 特に環境が大きく変化し 適応が強く求められる状況で そうだということです もちろん今どきの 大きな環境の変化は たいてい人間によって 引き起こされます
中略
04:37
たとえば このシロアシネズミです ニューヨークあたりの 土着の動物で 400年以上前 都市ができる前は どこにでもいましたが 今では公園のような 点在する小さな緑地に棲み 舗装と交通の海によって 閉じ込められています 現代における ガラパゴスの ダーウィン フィンチのような状況です
05:07
そしてダーウィン フィンチのように このネズミも 公園ごとに独自の進化を 始めたのです フォーダム大学にいる研究仲間の ジェイソン・マンシー=サウスは このプロセスを研究しています ニューヨークの公園にいる シロアシネズミのDNAを調べて 陸の孤島で どう進化が起きているのか 理解しようとしています DNA型鑑定技術を使う彼は 「ネズミを渡してもらえば どこで捕まえたのか言わなくても DNAを見るだけで どの公園のものか 言い当てられる」と言います それくらい変化しているのです
05:48
彼はまた そういう進化的な変化が ランダムなものではなく 意味があることに気付きました 例えばセントラルパークのネズミは 脂っこい食べ物を食べられるよう 進化していることが分かりました
ーーーーーーーーーーーーーー
とあるように「進化が非常にゆっくりしている」とい仮説はアップデートされているのです。しかしそれが進化論を否定してるわけではありません。
ダーウィンがそれに気づかなかっただけです。
したがって何億年か前に急に生物が多種多様化したことも説明できます。
また、シーラカンスのように何億年も同じ形態をした魚がいても自然選択の安定化選択で進化論的に説明でき進化論を否定する材料になりません。
はい、残念でした。
中略
この何十年かで 進化生物学者が 気付くようになったのは 進化がずっと速く進むことがあって 実際観察が可能であり 特に環境が大きく変化し 適応が強く求められる状況で そうだということです もちろん今どきの 大きな環境の変化は たいてい人間によって 引き起こされます
中略
04:37
たとえば このシロアシネズミです ニューヨークあたりの 土着の動物で 400年以上前 都市ができる前は どこにでもいましたが 今では公園のような 点在する小さな緑地に棲み 舗装と交通の海によって 閉じ込められています 現代における ガラパゴスの ダーウィン フィンチのような状況です
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そしてダーウィン フィンチのように このネズミも 公園ごとに独自の進化を 始めたのです フォーダム大学にいる研究仲間の ジェイソン・マンシー=サウスは このプロセスを研究しています ニューヨークの公園にいる シロアシネズミのDNAを調べて 陸の孤島で どう進化が起きているのか 理解しようとしています DNA型鑑定技術を使う彼は 「ネズミを渡してもらえば どこで捕まえたのか言わなくても DNAを見るだけで どの公園のものか 言い当てられる」と言います それくらい変化しているのです
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彼はまた そういう進化的な変化が ランダムなものではなく 意味があることに気付きました 例えばセントラルパークのネズミは 脂っこい食べ物を食べられるよう 進化していることが分かりました
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とあるように「進化が非常にゆっくりしている」とい仮説はアップデートされているのです。しかしそれが進化論を否定してるわけではありません。
ダーウィンがそれに気づかなかっただけです。
したがって何億年か前に急に生物が多種多様化したことも説明できます。
また、シーラカンスのように何億年も同じ形態をした魚がいても自然選択の安定化選択で進化論的に説明でき進化論を否定する材料になりません。
はい、残念でした。
>>私は、これらDNA(遺伝子)レベルの働きに何らかの知性を感じます。仮説ですが目に見えない無形の情報系があり、進化に影響を及ぼしているのではないでしょうか。
うーん変種のID論か。
きっと「何らかの知性を持った」スパゲティーモンスターが世界を創造し、DNAの中に「思考を持った」妖精ちゃんを送り込んで進化させたんだよね。
きっと(棒)
で、実証するための実験モデルはどうやるの?
検証もできず反証もできない仮説は単なる妄想なんだけどな。
うーん変種のID論か。
きっと「何らかの知性を持った」スパゲティーモンスターが世界を創造し、DNAの中に「思考を持った」妖精ちゃんを送り込んで進化させたんだよね。
きっと(棒)
で、実証するための実験モデルはどうやるの?
検証もできず反証もできない仮説は単なる妄想なんだけどな。
今回の記事で、進化論について、いろいろな方から意見が聞けて楽しかったです。中でもgoutさんブログコメント欄の6516tyyaさんの意見は大変興味深いものでした。『「進化」の定義は、「種」が変わる事、です。
「種」とは=子孫を残すことができる集団のことです。』とありました。私の反証①に対するgoutさんの回答は一見素晴らしく思えたのですが、同じ種の中で起きている想定外に早い変化は、進化とは言えないのではないかと思います。
また、量子(素粒子)の「観測問題」は、神が宇宙の意思なのか、スパゲティーモンスターなのか答えを導いてくれるかもしれませんね。色即是空、観測するがわが無から有を生み出しているのです。また、goutさんに妄想に過ぎないと𠮟られそうなので、この辺で止めておきます。
「種」とは=子孫を残すことができる集団のことです。』とありました。私の反証①に対するgoutさんの回答は一見素晴らしく思えたのですが、同じ種の中で起きている想定外に早い変化は、進化とは言えないのではないかと思います。
また、量子(素粒子)の「観測問題」は、神が宇宙の意思なのか、スパゲティーモンスターなのか答えを導いてくれるかもしれませんね。色即是空、観測するがわが無から有を生み出しているのです。また、goutさんに妄想に過ぎないと𠮟られそうなので、この辺で止めておきます。
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