fc2ブログ

愚かな完成完結宣言。カルマ精算は自然の摂理/11-3



  愚かな完成 完結 完了 宣布 

     カルマ精算は自然の摂理




   龍明小説11-3


さて文教祖は、アメリカの聖職者120人を韓国に呼び寄せ、豪勢に接待し、みやげにダイヤモンドをちりばめた金時計を与えた。
そして世界120ヵ国から、240個の黄金と宝石の王冠を戴き、清平聖地の白亜の宮殿で盛大な真の父母の戴冠式をやった。
自家用ジェットを何台も乗り回し、高級ヘリも乗り潰した(落ちたがな)。

すでに七男亨進を教団の世界会長に就任させ、世界宣教本部を主管する後継に任命していた。

長男と次男はすでに死亡しているため、自分を血族相続人の筆頭とみなしていた三男顕進は、アメリカ統一教会の理事(長)からも外された。
数億ドルの資産を持ち、米国の統一運動を指揮監督する重要な基盤、アメリカ統一教会だ。
これはほかの兄弟の理事たちが、やはり離れ技のようなクーデターを行ったのだという。

(ニューリパブリック誌より)
国進が乗っ取りを行なうことを提案したとき、副収入が欲しい仁進(次女)は同意した。
顕進が国外にいる間に、世界会長の亨進は、仁進が“アメリカ統一教会の会長”に就任したという覚書を出した。
その後、仁進が指揮し、アメリカ教会の理事会議を召集した。
今までの理事たちのほとんどが辞任するよう圧力をかけられ、仁進の息のかかった人間と置き換えられた。その後仁進は正式に議長に選出された。

顕進はその後、文家の米国ビジネスの持株財団:統一教会インターナショナル(UCI)の重役会議において彼自身のクーデターを行ない、資産数十億ドルに対する自由な支配権をゲットした。
彼は、その収益を使って、父親の教えに依った支流運動に資金を提供した。

結果として、家庭内、組織内にひどい反目が起こった。
教団側は、全体資産の半分以上を占めるUCI財団を取り戻すため、顕進側に対して裁判を起こした。

90歳を越えた文ノ龍明には、それも小さなことのように思えた。
(わしのしてきたことに比べたら、屁のようなものだ。)


ましてや、借金しながら献金する日本の信者たちのことなどは考えもしなかった。文教祖の失敗続きの仰々しい摂理とやらのために、衣食住、家庭生活を犠牲にし、子どもの大学進学も諦めさせ、修学旅行も我慢させるような生活を送っている信者たちの悩みと無念さなどは、屋敷に付随する農場の家畜の世界のできごとのようで、まるっきり関係がないのだった。


老いの衰えが誰の目にも明らかになってきた文教祖は、
2011年12月11日、天正宮博物館で
「すべての摂理の完成・完結・完了と最終勝利を宣言する!
 すベてを成し遂げた!」と発表した。
巨文島海洋天正宮では、
「天一国最大勝利記念日」という宣布文を書き、
「神様と真の父母様一体完了!
 神様が完成・完結・完了!
 アージュ!祝文鮮明アージュ!」
と訳の分からない宣布をし、合体完了したガンダムのような決めポーズをとった。


天一国(地上天国)は、霊的・観念的・象徴的なものではなく、実体を伴う現実的な国家だと(故に莫大な献金が必要なのだと)長年語ってきたにもかかわらず、完成完了したと言うが、それは世界中どこにも、影も形も見えなかった。


完全な満月(ムーン)は、その後欠けてゆくのが自然の摂理だ。
日光の東照宮(徳川家康神社)は、門の片方の柱をわざと逆さまに取り付けて欠陥を作り、廃れることなくいつまでも成長するよう、完璧を避けて建築されたというが、韓国人の文教祖にはそんな知恵はなかったようだ。

FDCA9741-B8EA-444A-940E-5BBF147BFA40.jpeg


翌年、2012年初旬の訓読会。
文教祖は非常に怒り、動揺し、大声で叫んでいた。
「この最前列に座っている幹部の野郎ども。自分の子供を養うためだけに統一運動から盗みを働いたロクデナシどもだ。お前たちのような指導者は、みんな消えてしまえ!」

しかし、座っている指導者たちは、罪悪感のある顔をすることもなかった。彼らの顔には「また、こんなこと言ってるよ」と書いてあった。誰も後悔せず、みんなでまた笑い合って、そのまま万歳三唱になった。

また、「真の父は叱っているのではなく、リーダーの罪を償っている」とか、「あれはリーダーを許しているのだ」「父の言葉は神の恩恵だ」などと、彼のメッセージを歪曲して、状況を逆転させようとする者もいた。

自分の過ちを悔い改め、償おうとする者は一人も見られなかった。教祖の言葉は虚しく宙に浮いたまま、消えて忘れ去られてしまった。彼の言葉は記録としては残るが、誰もその言葉に基づいて行動したり、心を震わしたりはしないのだ。

龍明にとって、そんなことが以前にも増して気になるようになった。


ソウル在住の公職者ではない一般の祝福家庭だという現役メンバーは、無力感を露わにしてこう語る。
「私たちの教会の中に、お父様の方向に向かっている人が誰もいないという現実は、私たちの暗い未来を予感させます。
お父様の権威が失われたのは、お父様が作り出した結果なのかもしれません。お父様は宗教的な言葉でしか私たちを指導されませんでした。
私たちには、適切な法律や行政システムがありませんでした。すべてが曖昧でした。
もし、前列に座っているリーダーたちが本当に“泥棒野郎”であるならば、どうやってその地位を維持することができるのでしょう。クビにするしかありません。それが正義でしょう。
しかし、お父様の言葉を実行する人もいなければ、耳を傾ける人もいません。だからこそ、お父様はもう一度、同じ人を何度も探しに行かなければならないのです。そして、彼らに再び命令しなければならない。
何とも難しい状況です。」


(誰がわしの言葉の尊厳と権威を損なっているのか?
 教団の上層部の幹部らだ。)
そしてその幹部らの中心にいて指図しているのは、なんと、最終一体完了したはずの “真の母” 韓鶴子夫人だった。

龍明は愕然とした。
運命のカルマを刈り取る見えない巨大な鎌(カマ)の刃が、首にかかったような気がして、思わず叫んだ。
やめろ〜〜ッ!
飛び起きると、寝汗をぐっしょりかいていた。






  参考


https://newrepublic.com/article/115512/unification-church-profile-fall-house-moon
ニューリパブリック誌「文家の崩壊」

https://howwelldoyouknowyourmoon.tumblr.com/post/172011486273/moon-in-2012-you-bastards-are-making-me-into-a
「お前ら、野郎ども、俺をあやつり人形にする気か。やめてくれ!」






味深い記事だと思われた方は
どれでもいいからクリック↓
 ありがとう p(*^-^*)q

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 家庭連合へ
にほんブログ村
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 家庭連合 批判・告発へ
にほんブログ村
にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村




関連記事
スポンサーサイト



コメント

No title
 悪い結果はすべて他人のせいにする「完成コリアン」が文鮮明。

 



普遍的なカルマの法則
カルマの法則は、着実に働きます。命がけの日本からの精一杯の献金を麻薬に費やしたため、長男の孝進は死んだ。イエスキリストは無実の罪で死んだため、後にキリスト教が世界に広まることになった。
No title
goutさん、コメントありがとうございます。

センセーは、弟子たちをも訓練して完成形コリアンに近づけてくださるのですねー
Re:普遍的なカルマの法則
piscさん、コメントありがとうございます。

普遍的なカルマの法則、そうでしょうねー

そろそろ文先生黄泉の国での設定を考えなければなりません。
資料なし(^.^)

組織はトップが全て
「私たちには、適切な法律や行政システムがありませんでした」

教会組織の運営に理事会や定款などがあれば、少しは不正や汚職は防げたかもしれませんが、文氏が真っ先に理事会と定款を無視したでしょうし、最終的には潰していたはずです。ですから、この仮定には意味がありません。
全て自分のワガママと思いつきで独裁的に運営してきた結果です。
Re:組織はトップが全て
ケンタロウさん、
コメントをありがとうございます。

おっしゃることはその通りだと思います。
また、“誰も「御言葉」を聞かず実行しないから、同じ「泥棒野郎」の幹部をクビにせず、再び用いなければならない” というのもおかしな理屈で、納得しづらいですよね。
文氏が言いそうな屁理屈です。このメンバーは、文氏がどこかでチラッと語った言い訳をそのまま信じて言っているのかもしれないとも思います。

たとえ同じく文氏の話を聞かないやらないにしても、「泥棒野郎」はクビにして、(泥棒行為に慣れていない)別の個体をリーダーにしていく方がいいに決まっていると思うのですがね。文氏はそれをやらない。

まあ“現役メンバーが無力感を露わにして語った”という内容でした。

その後このシトは、モヤモヤ言いながら、ピースTVが隠蔽した文氏の訓読会でのやばい御言葉の数々を公表してくれます。
モヤモヤはなるべくカットですね(^^)




管理者のみに表示